鈴木綾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日本で6年働いたのち今はイギリスでキャリアを積んでいる女性のエッセイ
フェミニズムの生まれた国でも若い女性は便利屋扱いされるんだよ!
日本ってまだ女性が働きにくい環境だよなぁーとしみじみ感じていた時に、この帯のをみてどんぴしゃで求めている本!!と感じて購入しました。
フェミニズム、右翼左翼、ステレオタイプ…あらゆる枠組みについて著者の経験したこと、感じたことを語っています。
意見を押し付けるのではなく、感じたことを素直に書いているので一節一節、共感しながら読み進めていました。
私が好きなのは、アリアナグランデの話と金継ぎの話。自分を大事にしたいし、物事をいろいろな面から見るのも面白いと感じました。
他の作品も出たら読みたい、大好きな作家さんになりました。
葛藤や息抜きを必要とする女性たちに読んでほしい一冊!!!激推し! -
Posted by ブクログ
帯の「マッチングアプリのずっと前から、わたしたちは「商品」だったよね?」という言葉が刺さる。
現在マッチングアプリをしており、恋愛において新たな視座を得ることができるのではないかと思い購入に至る。
◾️対等な存在として尊重できる新たな関係の可能性を示している。
◾️信頼関係を築くためには、まずどちらかが自分の脆弱な部分を相手に見せないといけない。信頼の前には必ず脆弱の露出があり、それを理解し受け入れることで信頼が生まれる。
◾️『関係』を求めて相手を探すのではなく、相手そのものに魅了されることから始めたい。言葉、考え方、存在感ーそういうものに心が動いて初めて、『この人との間に関係と呼べるものを持ちたいかもしれない』
◾️自分が何者で、何を求めていて、どんな傷を抱えているのか。こういうとき、文章、文学、ヘイデンの詩やこの往復書簡が、心のガイドになる。
人生は長いし、またやりがいを感じる仕事が回ってくると確信している。そういう仕事が現れるとき、私は自分の軸をしっかり作れているだろう。 -
Posted by ブクログ
30代の、似たようなフェミニストの、でもちょっと方向性が違うところもある、2人の女性の恋愛観ってこんな感じなんだーなるほどねーと思いながらよんでいた。私は多分ひらりささんではなく鈴木綾さんに似ている。バリキャリ気味で独立志向が強く気高く生きている。
だが、鈴木綾さんの最後の手紙でこう書いてあった。
新しいパートナーと真剣に付き合うことを決めて、今までの自分中心の生活の転換を余儀なくされている場面。
「まず、正直に認めなければならなかった。それまでの私の生き方は素晴らしくて楽しかったけど、私が主人公であることを前提にしていた。どこに旅行するか、誰と旅行するか、土曜日をどう過ごすか、全部私が決めていた。私に取って都合のいい生活だった。彼にコミットするということは、舞台をもう一人の主人公と分かち合うということ」
ああ、私もこう気づけていたら彼を失わなくて済んだのに。
私は彼にコミットしていると思っていたけど実は全然していなかった。彼の大事なことを大事にしようという姿勢に全くもって欠けていた。彼といっしょにいるには彼にコミットすることが必要で、コミットするということは舞台をもう1人の主人公と分かち合うということだった。
30歳の私は、4年もいた彼のことを、全然分かっていなかった。こんなにこんなに大好きなのに。本当に愚かだった。 -
Posted by ブクログ
ロンドンでの婚活というか恋活エッセイなんだとタイトルから勝手に想像してたら、全然違っていた。
そして、私は著者のことはずっとハーフの人だと思ってたんだけど、日本人じゃなかったのにも驚いた。
この本もまるで翻訳の文章を読んでるみたいな印象だったけど、勉強して日本語を学んだ普段は日本語を使わない人の文章というのなら納得。日本人じゃ絶対に思いつかないような言い回しとか出てくる。
バリキャリの若い女性のエッセイはどうしても自分の中の悪い冷笑系が暴れ出してしまって心が荒むので、この本も自分では絶対に手の届かない階級の人の本だと理解しながら読んだ。
あ〜リベラルが嫌いな人はリベラルなものに対してこういう憎しみを抱くんだな、というのを追体験できた。
読書を資本主義の道具にするのはイマイチという話が面白かった。読書から何かを得よう、会社の利益になることを吸収しようという魂胆でやる読書はつまらないというのには共感した。
私はこういう人生を自分でコントロールできている人のエッセイを見ると悲しいというか嫉妬というか黒い感情が溢れてしまうので、同じく人生をコントロールできてる(と思っている人)は読んで楽しいのではないかと思う。もっと若いときに読んでたら違った印象だろうな。 -
Posted by ブクログ
日本で働いたことのある著者(国籍不明)がイギリスに転職、そこでの暮らしを綴ったエッセイ。
以前X(旧:Twitter)で「出国子女」として話題になっていたのが気になっていたので今更ですが読んでみました。
母語ではない言葉でこれだ書けるのはすごいなと思った。
筆者が外向的な人なのか、イギリスの文化の説明に尺を取られるせいなのか、筆者の内面が見えてこなくて何だかうまく共感できなかった。
言葉が強いのか、筆者の性格なのか、好き嫌いがはっきりしていて評論家みたいな印象を受けた。
内容はイギリスでの仕事や恋愛、生活等々に関してです。日本よりジェンダー平等が進んでいる国でも結局、フェミニズムをいまいち理解できない人たちはいて、マジョリティから理解を得られないのはどこの国でも一緒なんだなと思った。
日本で働くのには日本で働くなりの苦労があって、イギリスで働くのにはイギリスで働くなりの苦労があるのだなと思った。