川和田恵真のレビュー一覧

  • マイスモールランド

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    すごく良かった。
    自分が今まで考えたこともなかった難民をテーマにした物語。
    クルド人。そんな境遇を抱えながら今も生活している人がいるのか。

    橋のこちら側と向こう側に見えない壁があり、歩くと長い距離に感じるところが人間関係の距離も遠くなり、切なさを感じるシーンでした。

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    2025年01月13日
  • マイスモールランド

    Posted by ブクログ

    日本に住んでいたら幸せな生活を送ることが普通なため気づかなかったが、難民だからと辛い思いや理不尽な差別を受けているということを知り、複雑な思いを抱いた。

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    2024年07月31日
  • マイスモールランド

    Posted by ブクログ

    少しでも広まって欲しい気持ちから長文になりましたが、ご容赦ください。

    日本における不法滞在(在留)者は8万人弱と言われ、難民申請が認定された方は数100人程度、在留資格は毎年1,000件ほど取り消されているのが近況のようです。

    本作『マイスモールランド』は幼き日に両親と国外逃亡して日本に来た女の子の視点から、日本で生まれた姉弟や在留資格を失った家庭に対する周り人々の心情を絡めた作品となります。

    彼女の人生には多くの制約が付きまとい、生まれや育ちに親の身勝手さを恨む感情も心に染みますが、次の一文が私は非常に刺さりました。

    「知らなければ、何を言ってもいいの?善意なら人の心を、土足で踏みつ

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    2024年05月19日
  • マイスモールランド

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    日本で暮らすクルド人女子高生のサーリャ。父がトルコで弾圧を受けたことにより、5歳で両親と共に日本へと逃げてくる。その後、妹弟が産まれ、良き理解者だった母が病死する辛いこともあったが、クルド人どうしで何とか支え合って日本で生きてきた。
    しかし、そんななかサーリャたち一家が申請していた難民の認定が"不認定"となり、サーリャたちは働くことも県外への移動も禁じられる事態になる…。


    本屋さんで見かけてなにげなく手に取った本。私が今まであまり知らなかったことを描いた小説だった。興味深くて、サーリャたちがどうなるのか展開が気になって、一気読みした。

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    2024年05月18日
  • マイスモールランド

    Posted by ブクログ

    外国人問題は難しいよね。
    話の主体となっているクルト人も問題を起こす事があり話題となっている。この物語の登場人物の様に真面目に働き、生きていこうとしている人の方がきっと多いのだろう。
    問題を起こすのは一部なんだろうけど、目立っちゃうんだよね。一方で詐欺や人を騙して生きている日本人もいて、こっちの方がよっぽど日本にいて欲しくない。
    そう思うのは自分だけでしょうか。

    せめて日本で育った人は日本国籍を選択できれば良いと思う。

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    2025年10月13日