【君に翻弄され芽生える恋、踏み込むからこそ見える物】
孤独が唯一の友人である藤村が、ひょんな事から高嶺の花·綾乃を救う事で恋のロマンスが始まる物語。
それがその人にとって当たり前の事で誰にでも出来る事であろうと、初めてしてくれた事は特別に感じる物である。自分じゃ到底しない事でも、次々と大胆に行動する綾乃に翻弄されながらも、ときめきを隠せない藤村。
何をするにしても、初めてだから彼女の事を大切にしたい。
築き上げた壁をあっさりと乗り越えて踏み込む綾乃。
二人のぎこちない歩みがやがて、想像もつかない絆を育んでいくのだ。