坂本達哉のレビュー一覧

  • 「共感」の思想史 ヒューム,スミスから現代へ

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    岩波のサイトでは「利己主義を乗り越えた社会を求め、一八世紀イギリスの思想家たちは「共感」の可能性を深く追求した。その遺産を現代に読み解く」と紹介されている。

    しかし、いきなり18世紀社会の思想家から入るのはハードルが高いという向きは、現代的な意義の部分から入ったほうが読みやすいかもしれない。

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    2026年07月12日
  • 「共感」の思想史 ヒューム,スミスから現代へ

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     「共感」をめぐる思想史。
     ヒュームとスミスを中心に、利己心を持つ人間がなぜ利他的な「共感」を抱くのかの壮大な思想の軌跡が詳細に論じられている。 
     スミスの国富論の背後には道徳感情論で論じられた「共感」が重要な核としてあることがよくわかった。そもそも、相手が何を求めているかを想像し共感しないと、市場での取引(交換)は行われない。「見えざる手」はこうした共感を前提としており、スミスの想定する「経済人」は、決して自己の利益のみを冷徹に追求する利己心の塊ではない。この点は(この理解が正しいのか自信はないが)興味深かった。
     ただ全体的には難しかった。多分半分くらいは正確に理解できていない、と思う…。ヒュームとスミスは、人間の持つ社会的共感という生物学的本能・特質に、理論的・哲学的に意味づけを与え、それを梃にして18世紀当時のイギリス社会をよくしようと格闘した、ということかもしれない。そのような思想的格闘が行われること自体が大事であり、これを現在の人類が直面する分断・対立を解消するヒントにしてほしい、というのが著者の願いなのかなとも思った。

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    2026年10月21日
  • 「共感」の思想史 ヒューム,スミスから現代へ

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    ネタバレ

    思想といっているが実際はスミスを中心としてその前のヒュームを出してから共感を説明している。ヒュームとスミスの共感の違いは他者からの引用になっている。日本でのいくつかの領域からの共生をまとめているので、終章だけ読んでもいいのかもしれない。

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    2026年05月13日