和泉悠のレビュー一覧
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悪口をここまで掘り下げて考えたことはない。面白かったです。相手のランクを下げるためとは、目からうろこでした。
悪口はスルーせず嫌だという態度を示すことが大事だとわかりました。Posted by ブクログ -
悪口の定義がこちらを読んで解像度あがりました。すっごく読み応えがありました。
特に、サン人(狩猟採集民)から学ぶ悪口の使い方や暴言を言うことで痛みを耐えることができると謳った研究が興味深かった。
イコライザーとしての悪口は納得。Posted by ブクログ -
悪口についてきちんと考えたことなんかなかった。
なるほど。ランク付けということか。納得。
「主語と述語にまんべんなく悪口」という箇所には思わず笑ってしまった。Posted by ブクログ -
悪口について哲学的考察が縷々述べられているが、人が他人と係わる限り悪口の種は尽きないことが再認識できた.人をランク付けすることは避けられないことだが、「弱者を踏みつけるために悪口を使うのではなく、強者に抵抗するために悪口を言うべきだ」との提言は、非常にしっくりくるものと感じた.Posted by ブクログ
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第8章のヘイトスピーチに関する議論をするため、それまでの章で言語哲学的道具立てを整えている。そんな作りの本。第3-4章辺りがややハード。言語学を学ぶモチベーションのある学生さんには良い本かもしれない。第8章については、なるほどと思った。Posted by ブクログ