中谷昇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
帯の「6G時代の国際ビジネスに必須な基礎知識!」に惹かれて買ってしまった。ちょっとセキュリティ知識を高めるのには役不足な感じがするけど、セキュリティだけでなく国際機関で仕事をするというのがどういうことかというのも知ることができて、雑学の読み物としては有意義だった。
情報に対し一昔前はリスクというといかに内部情報が漏れないことだったと思う。それが、この本を読むともうそんな平和な時代ではなく、盗まれる時代というか要するに奪い合いと隠し合いの競争社会になっているんだなぁ、と考えさせられる。なんかもう007の世界線。その中で日本の立ち位置を客観的にインターポールでの職務経験から分かりやすく説明して下さっている。中高生が読んでも良さそうに感じた。単にセキュリティ技術的な問題だけでなく政治的にどういう立場を取っていくか、国際機関の中での仕事がどんなものかというところまで垣間見える話は興味深い。
よく総務省がらみで情報通信産業に身を置き仕事をする方は、チャイナリスクが話題に出たりすることがよくあると思うが、どう問題なのかを理解するのに適した書である。将来ネットワーク技術をレクチャーする時にセキュリティーのトピックは外せないと思っているが、こういう話題は面白そうだなと感じる。筆者が指摘されているように日本はデジタル敗戦と言われて遅れをとっているので多少なりとも私も情報通信産業に20年以上キャリアをももつ身として貢献できるようにセキュリティ課題についても今後自分なりの見解を明確にしていきたいと思った。