九月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いつだったか、Xで読むラジオがバズって九月さんのことを知った。
ときどき、凡人の私の理解の範疇を大きく超える論理を展開しているけれど(たとえば、「善意」と「便意」で韻が踏めることが良いことか悪いことかフォロワーに聞かれて真面目に答えてるやつとか)
彼の言語化能力含む様々な意味での頭の良さと、心根の優しさと、いろいろな環境・条件下で育まれてきたパーソナリティ?特性?がなんかすごく良い感じに混じり合っている文章だった。
私は捻くれ者なので、頭のいい人の言葉に距離感を覚えたり説教ぽいなぁと感じることもまれにあるけれど、九月さんの言葉はどこか飄々として、それでいて時々とても力強く、肯定される感覚が常にあった。
"僕もあなたも、自分を必要以上に傷付けなくていい。メタにメタにと足場を遠ざけて、緩やかに壊れなくていい。僕らは自傷の渦に飲まれなくていい。"
そうだわね、とページを捲りめくり頷いてばかりいた。人間の生活って当たり前のように思えて実は難しいことだらけだから。
もっと九月さんの文章読みたいなー。こんなに読む人に気持ちの良い文章を私も書きたい。 -
Posted by ブクログ
わたしはこのひとの書く文章がとても好きだ。この本を買い、代金を支払って表紙を捲り、まえがきを読んで、なんだかとてもセクシーな文章を書く人だと思った。
一冊読み終わってからは、「このひとと付き合いたい」とまで思った。九月さんの書く文章は、赤裸々でちっぽけで、九月さんにしか演出できない愉快さに満ちていた。
文章を読んで、その文章を書いた人がどのように世界を見ているかわかること(わかった気になれること)がある。この本はまさにそれである。九月さんというなんだかよくわからないふわふわした経歴を持つ人間から見る世界が、自分の見ている世界よりずっと軽く、愉快であることに驚き、こころがすこし軽くなったような気がした。こんなに軽くさりげなく、自分の内側を文章を通してさらけ出してみせた文章を、私は初めて読んだ。そういう意味でも、この文章はやっぱりえっちだと言える。