エレン・デ・フィッサーのレビュー一覧

  • ある特別な患者

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    オランダの医療現場が主たる背景となっている。特に安楽死が合法化されている国での判断など、日本人には難しい判断が必要となる場面も有るが、患者の気持ちに沿った治療をするべきか医者として治療ありきで考えるのか当事者として悩んだ、そして忘れられない結末だったからこそ、ここにストーリーとして本に残ったのだろう。私にとってなんとなくだが命に対する考え方が変わったように感じられる一冊だった。

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    2025年04月24日
  • ある特別な患者

    k

    購入済み

    良かった

    色々な方々の医療に対して、医療関係者の考え方や患者さんの考え、短い文章ですが、勉強になりました。もう少しその後の事を知りたいと思いました。

    #共感する #切ない #タメになる

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    2024年07月02日
  • ある特別な患者

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    医療スタッフ達にとっての特別な患者たちの話。どのエピソードも感銘するところがあるが、全体を通して感じた事は「相手(患者、あるいはその家族)の話を真摯に受け止めて、彼らの背景に想いを寄せる」という気づきがあったこと。かつ、私情を挟まないという客観性も必要。命を扱う現場は、即断即決が求められることがあるが、こういう経験を経験としてしっかり振り返る力のある人が身につけていけるのかも…と。
    いざという時に、そういうスタッフに当たりたい。
    自分としても人と対峙する時、その人の背景に配慮できるようになりたい。

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    2022年07月30日
  • ある特別な患者

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    医師や看護師などになる人に読んで欲しい1冊です。皆1人の人間であることを忘れてはいけない、医師も看護師も患者と同じなのだと思いました。日本には無い安楽死の話もかなり考えさせられました。安楽死にするもしないにも相当の苦難があることがわかって難しい問題だと感じました。

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    2022年02月22日
  • ある特別な患者

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    89の医療関係者の声。
    医師と患者の繋がり、そしてその家族も含めてさまざまな経験を経て、医療は成り立っていると実感。

    やはり人と人のコミュニケーションや思いやり、お互いに成長し医療が向上する、とすべての人が理解できると願う。

    オランダの安楽死について、もう少し知りたい、学びたいと思う気持ちも芽生えた。

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    2022年03月15日
  • ある特別な患者

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    一つ一つもっと詳しく知りたいと思った。それぞれの話の気づきが結局よく聞く内容になってしまうのが惜しい。

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    2023年05月10日
  • ある特別な患者

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    各話が少し短いので 一冊に89人の話になっているのが できれば 20人ぐらいで1冊ぐらいがよいのかなと思う。翻訳はよいのが、腸壁破裂は腹壁破裂の誤り。これは校正ミスだろうか。サブタイトルの〈医師たちの人生を---〉というのは 医療従事者たちの に直したほうが良いと思う。

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    2023年01月02日
  • ある特別な患者

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    オランダ、イギリス、アメリカの医師たちが語る、自分にとっての「特別な患者」にまつわる89のエピソード。

    患者の年齢も、病気の種類も様々なケースを見るにつけ、時にギリギリの選択を迫られる医療従事者の過酷さを思う。

    「ほとんどの医師は、心のなかに“墓地“を持っている。これまでに亡くなった患者たちが眠る場所だ。
    彼らの重みを背負う事は、私たち医師に課された義務だといえる。たとえ自分にミスがなかったとしても、医師はすべての患者の死から何かを学びとろうと努めなければならない」
    最後の言葉が重く響いた。

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    2022年07月16日
  • ある特別な患者

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    ネタバレ

    ある特別な患者

    著者:エレン・デ・フィッサー
    訳者:芝 瑞紀
    発行:2021年12月10日
    サンマーク出版

    89人の医療従事者に、自分にとって特別な患者となった人との思い出についてインタビュー。著者はジャーナリストだが、各編はすべて取材を受けた医療従事者の一人称で書かれている。ほとんどが医師だが、看護師も少し、また、歯科医師、獣医師、医療ソーシャルワーカー、元医大生、救命救急士も各1名。日本と大きく違うのは、英語版出版に際して追加取材した人以外はオランダ人ばかりであるため、かかりつけ医の制度があること、そして、安楽死が認められていること。

    医師として、看護師として、それまでの考え方や姿勢

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    2022年05月30日
  • ある特別な患者

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    オランダの日刊紙の連載コラム『ある特別な患者』に寄せられた医療従事者たちへのインタビューをまとめた作品。文化や歴史的背景が異なっていても、オランダと日本の医療従事者が悩み葛藤する部分は同じなんだとわかった。ヘロインに手を出したことをきっかけに転落していく移民の患者さんを診ていた医師の言葉『素晴らしい資質を持った人でも「運」に愛されなければ幸せにはなれない。』は重く、現在自分が手にしている幸運に感謝しないといけないと思った。

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    2022年04月24日