吉井仁実のレビュー一覧

  • 〈問い〉から始めるアート思考

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    最先端のアートの動向について最良のナビゲーターがプレゼン。著者はちょっとギラギラしているけれど、それが気にならないくらい話が面白い。アートに関する経験が誰にも真似できなほど豊富で視野も広い。内容的に一番興味深かったのは、第二章「「現代アート」の終焉」だけれど、そこに限らず、随所に散りばめられた個々のアーティストの作品紹介がどれも滅法面白くて、全編飽きることがない。

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    2024年01月24日
  • 〈問い〉から始めるアート思考

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    アートとデザインていうのは全く違って、デザインは客とか建築デザインなら施主の要求にこたえていくもので、アートは現代社会を生きてて生じた問いを社会に発してる行為らしい。


    ◎ 著者プロフィール
    吉井仁実(よしいひろみ)
    1967年東京都生まれ。アートディレクター。清春芸術村理事長。
    HOKUTO ART PROGRAM 総合ディレクター。
    現代アートギャラリーhiromiyoshiiを運営。
    印象派、近代美術を扱う銀座の吉井画廊勤務を経て、
    1999年、HIROMI YOSHII EDITIONを設立。
    2010年、六本木にhiromiyoshii roppongiを開廊。
    2016年

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    2023年07月04日
  • 〈問い〉から始めるアート思考

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    アート思考=問う力であると説く本。
    アートって何?という疑問に今のところ一番腑に落ちる回答を得ることができたので満足の星5。

    アートとはなんだろうかと考えたときにただ独創的で、世間外れでときに奇抜な表現をするだけのものじゃないか、もしくはたまたま作った作品がなんらかの文脈に偶然はまってチヤホヤされるだけじゃないかと思う時もあった。だがそれは非常に表層的で浅ましい認識であったと気づく。
    アーティストは何かしらの意味のある問いを抱えそれを表現すべく、素人には真似ができない技巧を凝らし結果的に誰にも出来なかった表現を生み出すのである。それが結果として往々にしてなんでもなかったりあざといくらい奇抜に

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    2022年06月13日
  • 〈問い〉から始めるアート思考

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    アート思考とはそもそも何か、それは問いかけることであるというのが筆者のご意見。アートにずっと携わってこられた方だけに、アートが身近であるがために、アート思考という意味を測りかねた上で、それでも定義するならばという感じだろうか。問いを作り、そこにアートの力で返していく。
    バンクシーをやや否定していて、デジタルアートのビープルが画期的だとしているあたりも、少し先鋭的なものを取り込む意思があり、アートの世界が変わっていくのをまさに感じられている。
    バンクシーも、ある種のバイオアートも、だんだんと進化しているアートの世界を表していて、新しいアートが誕生していく。これを、支えているのが社会であり、価値を

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    2025年07月01日
  • 〈問い〉から始めるアート思考

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    固定観念の壁を崩すのがアートであり、アーティストが問いを発する理由という筆者の考え。本を読んでいてたまに出会う感覚に似ていると感じました。
    高校生のときにはじめて江戸川乱歩を読んだときの衝撃がまさにそれでした。人のエゴを全面に奇々怪々と描いた作品からはそれまで躊躇しながらも少しずつ壊そうとしてた性善説の壁を一気に躊躇なく壊していく破壊力がありました。こんな風にこれまでの意識や社会、人の見方を変えるのがアートであり、アート思考なのかなと読後思いました。
    これまでの既成概念を改変する力がアート作品にはあるのかと実例をもとに言われるとやっぱり説得力があります。今後アート作品に触れるさいに、どんなメッ

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    2023年11月03日
  • 〈問い〉から始めるアート思考

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    開始:2023/6/11
    終了:2023/6/17

    感想
    隠れている問いを汲み上げる。社会に存在するのか自分の中に潜んでいるのか。常に見つけようと努力しそれを表現することが求められる。

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    2023年06月17日
  • 〈問い〉から始めるアート思考

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    2022.07.10 コンパクトにまとめられ、一貫して語られる『アートとは問いである』という考えにいたく共感しました。おっしゃる通りですね。ぜひ、いろんな方にお勧めしたいとても素晴らしい本だと感じました。

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    2022年07月10日
  • 〈問い〉から始めるアート思考

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    1.〇〇思考という言葉が流行り出して数年経ちますが、結局何が大事なのだろうと考えたので、この手の思考法と書かれている本について読むことにしました。

    2.アートとは「問い」である。アーティストは今の社会に何かしらの問いを投げかけることを自分のアートで表現しています。絵画はその一つであり、建築なども同じです。近年有名なのはバンクシーです。現代社会の課題について鋭く、鮮明に捉えた絵を描いています。
    このように、アートは問いを立てており、思考法というのは、自分が課題と思うところを可視化できるかどうか、自分色に表現できるかを示しています。

    3.「問い」を立てるということはとても難しいことだとあらため

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    2022年06月24日
  • 〈問い〉から始めるアート思考

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    アートとデザインの違いを入口に、現代のアートの行く先を考察した一冊。
    やはり個人的にも、アーティストによる作品を通して鑑賞者に投げかける問いは、新たな気付きとともに、自分からは生まれてこなかったであろう発想に刺激を受ける。

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    2022年02月09日
  • 〈問い〉から始めるアート思考

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    漠然と抱いていたアートの楽しみ方に対する疑問に対して、問いという形で、ある種の答えを導き出してくれる。
    ところどころに作者の自身の思考や(当たり前だが)自慢のようなものが混ざっていて、少し邪魔だな。と感じた。

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    2025年03月15日
  • 〈問い〉から始めるアート思考

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    疑問やこの世界への希望から発想を得てアート作品を作る、アートって深いなと思いました。
    しかもそのブリコラージュ的思考から得たアイデアが必ずしも実現不可能ではないことが面白い。

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    2024年03月28日
  • 〈問い〉から始めるアート思考

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    アート思考とは「問う力」である。

    本書では、アートと問いという観点から、様々なアーティストについて紹介されています。

    私自身、アートについてはあまりよくわかっていないません。
    しかし、アートによって問いが学べるという点はよく理解できました。

    アートの鑑賞仕方も変わりそうです。



    アートを観察をすることで、普段の生活でも問いに気づけるようになる。
    それによって、個人的にも社会的にも、いろいろな点で変化が生じるはず。

    「私たちの意識を拡張してくれる」ためのアート。

    そんな作品を探したいなと思いました。


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    2023年03月05日
  • 〈問い〉から始めるアート思考

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    アートというものを漠然としか理解していなかったが、「問い」だと言う事がわかった。何かを伝えるものでは無く、何かを問いかけているモノ。美術館に行きたいと思った。

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    2022年01月20日