小倉明彦のレビュー一覧

  • 実況・料理生物学
    こんな講義の仕方もあるんだなぁという授業形態の勉強にもなり、また知識としても料理ってこんなに色々な知識が詰まっているんだなぁという勉強にもなる一冊だった。生物学をうたっているけれど、実際読んでみると歴史やら文化やらその知識は多岐にわたり、まさに食と知識とのコラボを強く感じさせられる内容になっている。...続きを読む
  • 実況・料理生物学
    料理生物『学』とタイトルを冠しているが,全く肩肘張らずに読める。
    料理は試行錯誤による経験の純化を経て,文化として定着してきたものの集合体なんだと思うが,それを生物学・化学の観点から見ると非常に理にかなっているのだよ,というメッセージを受け取った。とても面白い。
    筆者が講義中で話した内容に解説を加え...続きを読む
  • 実況・料理生物学
    ものすごく面白かった!
    料理生物学。。。まったく意味が分からないタイトルなんですが、内容を読んでもよく分からないんです。
    実際大阪大学で行われていた、料理を作りながらそれにまつわる面白い話を次々していく講義・・・。講義に出席している学生は、美味しいものを作って食べて単位貰って超お得、という夢のような...続きを読む
  • つむじまがりの神経科学講義
    神経科学分野の書籍は初めてかな。
    基本的な解説から記憶の構造まで概観をさらってくれる。小ボケが合間に挟んであるので、理解できない用語が並んだ後で緩和剤となってくれる。何とか読み進められた。

    もっと用語を学んでからだと内容自体も面白く読めるんだろうな、この本をきっかけに深めていけたらいい。
  • お皿の上の生物学
    文系にも分かりやすく生物学的な立場から食について解説してくれる。細かなエピソードや雑学も面白く、筆者のユーモラスな文体も合わさり、非常に読みやすい。
  • お皿の上の生物学
    身近なものが題材に取り上げられているので、書かれていることについても理解しやすく、理系文系問わず楽しめると感じた。
  • お皿の上の生物学
    面白かった。前作より専門的(大学生の知識レベル)なので多少文系には難解だが、あらゆる角度から食に対するアプローチが散りばめられていて、この講義を受けられる学生さんは幸せだなと思った。日本のファーストフードは牛丼であるという検証が面白かった。宿題:夫婦丼の提案には私も頭を悩ませた。(相がけ=愛欠けには...続きを読む
  • つむじまがりの神経科学講義
    面白そうなタイトルだったので手に取ったが、これは拾いものだった~~1章神経系とはなにか01神経系のなりたち・神経系の起源・神経細胞あるいはニューロン・グリア細胞・メーキングオブ脳・メーキングオブ末梢神経・神経細胞の増殖・神経の再生※スーツと名札02神経の興奮・電池とスイッチと電位依存性チャネル・伝達...続きを読む
  • 実況・料理生物学
    ラーメンやうどんを打ちながら化学結合について学び、焼き肉を焼きながら骨格筋と平滑筋についての講義を聴く。学生さんにはそりゃあ人気だっただろうな、この講座。たしかに「体系立ってない」ので、場当たり的ではあるが、ここをとっかかりにすればいいということで。
  • 実況・料理生物学
    ハーバードの人気教室シリーズが次々出版されているが阪大も負けていない。残念ながら今では開講していないが2001年から5年間続けられた金曜5限の人気講義「料理生物学入門」シラバスはこうなっている。
    単位数は2、受け入れ人数15人ほど。第一回以降の開催場所未定。「料理は化学実験である。料理を通じて生物学...続きを読む
  • 実況・料理生物学
    恐るべし! 大阪大学!!

    なんて楽しそうな、なんてユニークな
    「料理は科学だ、化学だ」的授業をしているんでしょう!!

    いいなぁ、ステキだ

    これなら、料理嫌いの私も
    毎週ウキウキと大学に通うだろうなぁ

    楽しみながら、きちんと学術的な内容を押さえてる
    実は、こういうのって、確実な知識がないとでき...続きを読む
  • 実況・料理生物学
    【感想】
    楽しい。そして、よみがえる生化学(コーン・スタンプ第2版)の講義?

    たべもののの薀蓄がすごい。単に雑学書をよむのではなく、実践と理論に裏付けられている。

    目次を転載しましたが、それだけでたのしい。

    阪大の石橋キャンパスがでてきて、懐かしい。


    【ポイント】
    28/赤カエ...続きを読む
  • 実況・料理生物学
    「料理生物学」とは聞いたことの無い学問だが、これは大阪大学大学院生命機能研究科の小倉脳神経工学講座教授の授業を書籍化したもの。身近は食材・料理を材料にして生物学・化学を再度学び直そうという試みのようだ(こうでもしないと授業の出席率が落ちるというのも問題だが)。

    題材はカレー、ラーメン、ホットドック...続きを読む
  • つむじまがりの神経科学講義
    著者の専門である神経科学についてエンタメ的に書きたいとのことでできた書。所々で駄洒落を入れているのは息抜きになっていいが、本書はいたってまじめな書で、神経の基本から述べ、著者の専門である記憶についての神経基盤、そして、その機能障害による病気などを根拠をもって書かれている。ただ専門用語は覚えにくいので...続きを読む
  • お皿の上の生物学
    ミラクルフルーツを食べて
    すっぱいものが平気になるとき
    人間の舌に起きている反応の話とか。

    お刺身は料理人が
    テキトーに包丁を入れてもおいしくなく
    ちゃんと魚の組織を壊さないよう
    絶妙な切り口を作っているとか。

    本当に大学で講義を受けてるみたい。
    亀の子(構造図?)とか出てくるけど
    わかんなくて...続きを読む
  • つむじまがりの神経科学講義
     著者によると神経科学のエンターテイメント書籍、という位置付けとのことだ。なるほど素人にも読みやすいが、この本をきっかけに知識の肉付けするつもりで読むのがいいと思う。もうちょっと詳しいことを知りたいと、次の書籍を探すきっかけになるのではないかと思う。
  • 実況・料理生物学
     いいなこういう授業ってと思いながら読んでいたが結局、基礎的要素がなければ何も理解できない自分がいた。

     ただ、楽しかった、おいしかったで終わってほしいとは著者も思っていないだろう。この講義を受講した生徒たちは本当の自主性というものを突き付けられたのだろうと思ってしまうのは間違いだろうか。



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