西尾実のレビュー一覧

  • 風姿花伝 (花伝書)

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    会社に入って先輩のいいところ、悪いところ。後輩のいいところ、わるいところを見たとき、自分の技術を磨く上での考えのベースになりました。

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    2014年12月04日
  • 新訂 徒然草

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    ネタバレ

    隠棲的なところが好みが分かれるところだ。
    枕草子的な世俗の世界のが若者にはわかりやすい。随筆というのは、きわめて主観的なものであり、老人の人生を経た文章は、味わい深くはあるが、共感しがたい。
    有職故実の類や説教臭く仏のみちを説く点もつまらない。

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    2014年12月10日
  • 新訂 徒然草

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    べたに徒然草が好きです。
    古文を読む能力が著しく低下している今、内容をどれだけ正確につかめているかは謎です(笑)。下手の横好き。まさにその言葉のとおりです。

    古典の場合は、いろんなところから出版されていて選ぶのが楽しい。
    岩波文庫は訳はなく、注にて解釈がある程度。(解釈がほぼ訳となっていることもありますが)おせっかいじゃないところが岩波文庫のいいところです。長文ばっかりで訳がとれなさそうな、自信がないときは角川さんです!角川は本の前半に本文をまとめてあって、後半が訳になっているので読むときに訳が邪魔にならないのがいいところ。教科書スタイル(見開き上に本文、下に注釈)なのでなじみやすいです。

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    2013年11月26日
  • 風姿花伝 (花伝書)

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    世阿弥の能芸論書。
    能の芸術論としてはもちろんだが、「年来稽古条々」などは、教育書としても価値があると思う。

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    2013年05月17日
  • 風姿花伝 (花伝書)

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    日経ビジネスのコラム(?)で紹介されていたのを見て、読みたいリストへ。
    職人をひとりを育て技術を伝えていく、という視点で考えたとき、
    指南書というにはかなり深いかと。(自戒をこめて。)

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    2013年03月08日
  • 風姿花伝 (花伝書)

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    ネタバレ

    言わずと知れた世阿弥の能楽についての芸術論書。芸術論ではあるものの、我々現代人の考え方や生活にも活かせるというか関連する要素が多く含まれていると感じる(但し、脚注はあるものの基本原文というか古文なので、どこまで正確に読み込めたかは少々疑問・・・)。

    再読予定で、現代語訳併記の別の出版社のものを読むかは思案中。いずれにしろ、再読に関してはすべて家で読むことにします。音読したく。

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    2012年12月31日
  • 風姿花伝 (花伝書)

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    もう少し若い内に出会うべき本だったかも。
    少し偏りはあれど、芸の事について問うた素晴らしい本だと思います。
    出来れば13〜15歳の間に読みたい。

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    2009年10月04日
  • 風姿花伝 (花伝書)

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    名前だけは知っていて,「秘すれば花」の文句だけは知っていた風姿花伝.まじめに読んでみると,本当に,演技をやる人は一度は読まなきゃ!といった内容でした.簡潔に本質だけを述べていてすごいと思いました.古文だけど時代が新しめだし,文章も短いので読みやすいです.

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    2009年10月04日
  • 風姿花伝 (花伝書)

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    「道」を極めるということはどういうことであるのか、それは全てこの本に書いてある。と高校時代に習ったわけです、あたしは。音楽の先生に。2年間教わったのに名前を忘れてしまったなぁ。名前に「藤」がついた気がする。とても風変わりな先生で(現役のピアニストかなんかだったと思う。CDも出してたりするって聞いたことがある)、その授業は音楽ではなく、むしろ芸術論とかそういうものに近かった。人間としての生き方とか振る舞いとか、心の持ち様とか、「美しい」とは何なのかとか、人間の多様性とか、そういう話ばかりしていた。楽器の練習とかって一度もなかったなぁ。。「風姿花伝」に関しても1年か2年か忘れたけれど、半年くらいか

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    2009年10月04日
  • 新訂 徒然草

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     「つれづれなるままに―」という書き出しはあまりにも有名です。この序段を含め、全部で244の短いお話から成っています。内容は様々で、筆者の人生観を語ったものから当時の習慣を記録したものまで多岐に渡ります。
     古文は難しそうという印象をお持ちの方も多いでしょうが、所詮日本語です。もちろん全部を理解することはできませんが、なんとなくの意味は分かります。それに語注もついていますので心配することはありません。現代語訳もあるようですが、文章の調子を味わうにはやはり古文で読むことをお勧めします。一つ一つの話が短いので比較的とっつきやすいと思います。

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    2009年10月04日
  • 風姿花伝 (花伝書)

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    世阿弥作、能楽論の古典。実際のところは、父・観阿弥の思想を後代に伝承するために書かれたものらしいです。「花」という言葉が多用されているため、一見、詩的・幻想的なことが書かれているのかと思いきや、内容はかなり現実的。たとえば、身分の高い人が観能にくるときは待たせぬよう開演時間を早めるのがよい、とか。室町時代、義満や公家の保護を受けていた能は、一歩間違えれば、いつ路頭に迷うかという不安もあったのかもしれません。実際、ドナルド・キーン氏の「能・文楽・歌舞伎」(講談社学術文庫)によれば、江戸時代、祝いの席での能を少しでも間違うと、切腹を命じられたという記述もあります。この本は、父(観阿弥)の子(世阿弥

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    2009年10月04日
  • 風姿花伝 (花伝書)

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    すみません、よく分かりませんでした…
    こういう文章に慣れていないため、内容が入ってこなかった。自分には早すぎた...現代語訳版を見て再チャレンジしたい。

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    2023年04月28日
  • 風姿花伝 (花伝書)

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    古文は高校を卒業していなかったから読むのが非常に困難だった。けれど内容は思っていたよりもずっと深く示唆的で、ものを作る人はぜひとも読むべき一冊であるように思える。おそらく古文に関する理解が浅いため、本来読み取れる内容の5割も理解できていないだろうから、そのうち実力をつけてもう一度読み返したい。

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    2022年06月18日
  • 風姿花伝 (花伝書)

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    秘すれば花なり。
    パンチラはみえないくらいがちょうどいい。


    人生において各人の「花」を咲かせる努力を行うことが大事。

    種を仕込み育てる試み。

    萎れる姿が美しいのは、花だからで草ではあまり風情がないのと同様、花を咲かせることが最優先課題。

    一時の花ではなく、しっかりと長く咲く花でないと飽きられてしまう、そのためには鍛錬が必要。

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    2013年06月08日
  • 新訂 徒然草

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    いい日記。この時代のこの位の人が普段何を思い、行動していたかがよくわかる。
    勿論文章も秀逸。
    自分の日記が未来にこのような形で公開されたら、どうなるか?
    きっと笑われるな。
    ま、日記書いてないけど。

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    2012年04月14日
  • 風姿花伝 (花伝書)

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     藝術を語るならば・・・の一冊である。芸能ジャンルであるが、表現の何たるかが書かれている。それをそのまま今語っても当てはまらぬが、それを踏まえねば、何も語れない。

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    2010年01月10日
  • 風姿花伝 (花伝書)

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    タイトルからして美しいことです。

    古典というには新しい時代になるのでしょうが、
    久方振りに古語辞典が必要やった。

    読むのに四苦八苦で、
    ページ数は少ないのに難儀した。
    「否定を2回重ねてんやな」
    「否定の後に断定やな」
    などなど声に出して自己確認。

    積み重ねた技と己の姿形を花に例えるあたりから、
    精神論とか観念的なこと言われるのかと思ってたんだ。
    しかし、
    世阿弥にしても将軍の庇護を受けてた訳で、
    高貴な人のパトロンを得る為に演じるノウハウ有り。
    いやはや現実的な実践論です。



    秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず、となり。
    この分け目を知る事、肝要の花なり。
    そもそも、一切の事、

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    2009年12月18日
  • 新訂 徒然草

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    読んだのは、もう少し昔の版のやつですが、まぁ一緒なので。
    日本人ならば、一度は読んでおきたい一冊かと。当時の世俗が分かるのは勿論ですが、今でも通用するような人生哲学だとか風流が書いてある、人生の教科書。
    古文が苦手な人には相当辛い。というか、おそらく読めないと思いますが、嫌いでもない人なら我慢できるレベル。
    語の訳が横に出てるので、一生懸命頭の中で訳しながら読みましょう。
    自分は大学受験の勉強中に、一日話2つのペースで読みました。
    勉強のつもりがあってもなくても、読む価値あり。

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    2009年10月04日
  • 風姿花伝 (花伝書)

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    とても短いが、要点が簡潔にまとめられており、その言葉の言い回しも、歯切れがよく美しい文章が多い。この本には、「花」という言葉が多く登場する。能の要点というのは、この「花」という一点に尽きて、ただひたすらにそれを、あらゆる言葉を用いて説明しようとしている書なのだと思った。
    「花」というのは、気やオーラのような、目に見えない、言葉では表現しにくいものであるけれども、世阿弥はそれを極めて客観的に、論理的な文章で説明している。

    この(12、3歳の頃の)花は、誠の花にはあらず。ただ、時分の花なり。されば、この時分の稽古、すべてやすきなり。さるほどに、一期の能の定めにはなるまじきものなり。この頃の稽古、

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    2020年07月15日
  • 新訂 徒然草

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    ●読んだ版は岩波じゃないが・・・まあいいか。●ちょっと鎌倉時代の雰囲気を知りたいなあと思ったら、なにはともあれ兼好法師でございます。
    そして、高校の時必要に駆られて読んだ時以来、ひっさびさに目を通して思ったことは・・・なんちゅう細かいおっさんや。苦笑。 
    なんつかバリバリの保守主義者。てか、部長や次長クラスに、こう言うおっさんいるぜ?(´Д`;) 何かっつっちゃあ昔は良かった昔は良かったって言ったり、なにごとも控えめがいちばんみたいなことを言ってるわりに、結構自慢しいだったり、いるでしょー? ねえ??
    日本の誇る随筆文学と言うには、ちょっとどないやねん。
    ヒマな親父が文句を垂れ流してるだけっつ

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    2009年10月04日