増田隆一のレビュー一覧

  • ハクビシンの不思議 どこから来て、どこへ行くのか

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    厚くはなくどっちかと言うと可愛い感じの見た目の本でしたが、中身はきっちりハクビシンに詳しい研究者の先生が書いた、生態あり・歴史あり・最新研究ありの、1冊で分かるハクビシン! って感じのガチめの本でした。ハクビシンならもろもろ書いてこのサイズに収まるんだな。

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    2024年03月16日
  • はじめての動物地理学 なぜ北海道にヒグマで,本州はツキノワグマなの?

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    動物地理学か~、おもしろ。世界が地続きだったパンゲアの頃から連綿と続く生態系。ロマン溢れますな。その流れで、外来種もみんないい、みたいになるのかと思いきや、そこには人為が介入しているから、やっぱダメなのでした。写真や図表もふんだんに用いられていて、これは楽しく読める。

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    2023年10月18日
  • うんち学入門 生き物にとって「排泄物」とは何か

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    うんち君とミエルダによる「うんち学」のお話

    第1章 生物にとって「うんち」とは何か
    第2章 個体にとっての「うんち」──なぜ「する」のか
    第3章 集団にとっての「うんち」──果たして「役に立つ」のか
    第4章 他の生物にとっての「うんち」──「うんち」を使った巧みな「生き残り」&「情報」戦略
    第5章 環境にとっての「うんち」──地球規模で活躍する「うんち」

    序盤は生物の主に代謝についての知識
    高校の生物で習う内容よりちょっと詳しい知識などもあったり

    生理学、分子進化学、遺伝子分析等の視点で語られている部分は興味深い


    食糞する動物は結構いる
    本書でも語られているけど、親の腸内細菌

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    2023年07月29日
  • はじめての動物地理学 なぜ北海道にヒグマで,本州はツキノワグマなの?

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    どんな動物がどこに分布しているのか。
    どう移動して現在の分布に至ったのか。
    動物地理学というのは、こういうことを考える分野だという。
    本書は、中学生をターゲットに、動物地理学のこと、そして筆者の研究分野である都市動物の話を伝えていく。

    種や進化とはどういうものか。
    地球の歴史の中での大きな環境変化の中でどのような動物や植物相の変化が起きたか。
    地球温暖化により野生動物の分布にどんな変化が起きるか。
    こういったことが、具体的な動物を取り上げながら説明されていく。
    大人が読んでも楽しい。

    大陸移動説の部分で、本筋とは外れるが、ちょっと疑問ができた。
    本書で2億5000万年前、「地球上で離ればな

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    2023年05月28日
  • はじめての動物地理学 なぜ北海道にヒグマで,本州はツキノワグマなの?

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    海水面低下により出現した陸橋を通って、動物がダイナミックに地球規模で移動していったことが進化につながったという考えは面白かった。

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    2023年04月11日
  • はじめての動物地理学 なぜ北海道にヒグマで,本州はツキノワグマなの?

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    なんでツキノワグマとヒグマは生息地が違うのか、とかぼんやりした疑問がちょっとスッキリした。メジャーな動物が多く取り上げられているので入りやすいし読みやすい。

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    2022年12月28日
  • うんち学入門 生き物にとって「排泄物」とは何か

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    ネタバレ

    うんちについて消化管の進化から社会的意味合いまで、幅広くカバーしている。自分のうんちについても問い直すきっかけになる。

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    2021年12月17日
  • うんち学入門 生き物にとって「排泄物」とは何か

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     著者の言う「うんちの役割4箇条」とは,以下の通り。
    1 生き物と進化の証である「うんち」
    2 個体間のコミュニケーションを担う「うんち」
    3 種間での情報戦略と種の存続に役立つ「うんち」
    4 生態系での物質循環を担う「うんち」
     いずれも,あまり説明が要らないのではないだろうか。言われてみれば,その通り。結論的には,あまり新しいものは無い。しかし,具体例を挙げながら説明して貰うと,理解が進むのも確かである。
     進化の過程で生まれてきた消化管という仕組。考えてみれば,これは体の中の一部なのか,それとも体の外なのか。極端に言えば,ドーナツが長くなり,中の円形の空間がとても狭くなったと考えれば,私

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    2021年12月04日
  • ハクビシンの不思議 どこから来て、どこへ行くのか

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    ハクビシンの歴史と各国での在り方など。近所で見かけたので調べようと思って読んでみたが、ジャコウネコ科なのでめちゃくちゃ臭いので屋内飼育には適さないというのと、日本では九州以外広く分布して農作物にアライグマたちと同様に被害を与えてロードキルも多いというのと、現在の国内の生態の研究がほぼされてないとのこと。

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    2024年06月09日
  • はじめての動物地理学 なぜ北海道にヒグマで,本州はツキノワグマなの?

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    動物地理学自体はとても面白いと思ったのだが、後半は外来種とか、ちょっと散漫な印象だった。
    まあ、他の本で読んだことのある内容だからそう思うのかも知れない。
    進化の本を読んだことのない人には、すごく楽しいのかも。
    ベルクマンの規則やアレンの規則を紹介するなら、フォスターの規則も紹介したら良かったのに、と思う。
    収斂進化も面白いので、もっと詳しく書いたら良かったんじゃないか。
    個人的にはちょっと物足りなかった。
    でも、中学生向きなら、これでもいいのかな。

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    2022年11月26日