増田隆一のレビュー一覧

  • ヒトとヒグマ 狩猟からクマ送り儀礼まで

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    そうか、ヒトとヒグマの講義はもうないのか。一番よかったと言っていたのにな。新書じゃないのも出してほしい。

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    2025年06月07日
  • ヒトとヒグマ 狩猟からクマ送り儀礼まで

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    ヒグマはヨーロッパ、ユーラシア、北米に分布しています。
    その中、北海道に分布しているヒグマが単位面積あたりの棲息数が一番多いということです。
    ヒグマは大型の哺乳類で人間のように立って歩くこともできて、肉も植物も食べる雑食性ということで、人間に似ています。
    このような特徴がヒトとヒグマは精神的な結びつきは近く、物理的な距離は遠いという独特な関係性になったということです。
    クマ送りという儀式は狩猟でとったヒグマを神様に捧げるというような儀式ですが、日本以外にもにたような儀式があるそうです。
    ただ、子熊を飼育して、それを神様に捧げるという飼育型のクマ送りはアイヌの人たちだけがするそうです。
    ヒグマは

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    2025年04月06日
  • ハクビシンの不思議 どこから来て、どこへ行くのか

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    ハクビシンについて、生物名の由来やその変遷、歴史的な背景、そしてハクビシンの遺伝子解析を通して日本におけるハクビシンの分布について非常にまじめに書かれてます。
    論文や文献の引用も多く、ややもすると読みにくい印象をうけるかも知れません。ですが、研究者をしている著者なので、現在わかっていないことはわからない、調査が必要、とはっきり書いてあることも多く、真摯に書かれていることが伝わってくる本でもあります。

    以下に備忘録としてハクビシンについて新たに知ったことをまとめます。
    ・ハクビシンは「ジャコウネコ科」
    ・ハクビシンに「在来種説」と「外来種説」があり、遺伝子調査の結果、日本にいるハクビシンは台湾

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    2025年09月01日
  • うんこの世界

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    切っても切り離せない我が身の分身「うんこ」。副題にあるように「細菌とわたしたちの深い関係」を紐解く。コロナ禍で手指消毒や手洗いがこれまでになく浸透した。そんな時代だからこそ、今一度身近な細菌との付き合い方を知るべきかもしれない。

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    2025年08月04日
  • うんこの世界

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    細菌=悪者?
    どうも多くの人は病原性の細菌とどうでないものをごっちゃにしてる節があるし、
    過剰に怖がっている感がある気がします。(なのに手洗いはいいかげんだったり…。)
    もちろん本書にも病原性細菌や抗生物質耐性菌の話など、細菌について危惧すべきことにも触れられていますが、細菌(特に腸内細菌)がいかに私たちを助けてくれているか、ということにも相当数のページをさいて説明してくれてます。
    近年、注目されているマイクロバイオータ(腸内フローラのこと)へ働きかける方法は様々ありますが(プレバイトティクス、プロバイオティクスなど)、結局一番有効なのは・バランスよく食べる・適度な運動・睡眠を取る、ということ

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    2025年07月01日
  • ヒトとヒグマ 狩猟からクマ送り儀礼まで

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    ヒグマを通じて社会を作り、知っていく。翻って現代では自分を相対化して見つめることができなくなり、手当たり次第に破壊が繰り返されているのかもしれない。

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    2025年06月25日
  • ハクビシンの不思議 どこから来て、どこへ行くのか

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    2024年発行なのに九州居ないデータ 実際は、アライグマよりハクビシン多いって情報がネットで見つかる。
    学術的な記載多めでハクビシンの魅力をお探しなら、飼育している動物園を確認した方がいいかも。
    身近に居そうで、見たことがない。生体を知りたくて読んでみたけど。
    内容は充分。ただ、データはちょっと古い?

    ついでに、ジャコウネココーヒーは、衛生的に作れるようになってた。随所にある余談は面白い。

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    2025年12月02日
  • ハクビシンの不思議 どこから来て、どこへ行くのか

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    厚くはなくどっちかと言うと可愛い感じの見た目の本でしたが、中身はきっちりハクビシンに詳しい研究者の先生が書いた、生態あり・歴史あり・最新研究ありの、1冊で分かるハクビシン! って感じのガチめの本でした。ハクビシンならもろもろ書いてこのサイズに収まるんだな。

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    2024年03月16日
  • はじめての動物地理学 なぜ北海道にヒグマで,本州はツキノワグマなの?

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    動物地理学か~、おもしろ。世界が地続きだったパンゲアの頃から連綿と続く生態系。ロマン溢れますな。その流れで、外来種もみんないい、みたいになるのかと思いきや、そこには人為が介入しているから、やっぱダメなのでした。写真や図表もふんだんに用いられていて、これは楽しく読める。

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    2023年10月18日
  • うんち学入門 生き物にとって「排泄物」とは何か

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    うんち君とミエルダによる「うんち学」のお話

    第1章 生物にとって「うんち」とは何か
    第2章 個体にとっての「うんち」──なぜ「する」のか
    第3章 集団にとっての「うんち」──果たして「役に立つ」のか
    第4章 他の生物にとっての「うんち」──「うんち」を使った巧みな「生き残り」&「情報」戦略
    第5章 環境にとっての「うんち」──地球規模で活躍する「うんち」

    序盤は生物の主に代謝についての知識
    高校の生物で習う内容よりちょっと詳しい知識などもあったり

    生理学、分子進化学、遺伝子分析等の視点で語られている部分は興味深い


    食糞する動物は結構いる
    本書でも語られているけど、親の腸内細菌

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    2023年07月29日
  • はじめての動物地理学 なぜ北海道にヒグマで,本州はツキノワグマなの?

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    どんな動物がどこに分布しているのか。
    どう移動して現在の分布に至ったのか。
    動物地理学というのは、こういうことを考える分野だという。
    本書は、中学生をターゲットに、動物地理学のこと、そして筆者の研究分野である都市動物の話を伝えていく。

    種や進化とはどういうものか。
    地球の歴史の中での大きな環境変化の中でどのような動物や植物相の変化が起きたか。
    地球温暖化により野生動物の分布にどんな変化が起きるか。
    こういったことが、具体的な動物を取り上げながら説明されていく。
    大人が読んでも楽しい。

    大陸移動説の部分で、本筋とは外れるが、ちょっと疑問ができた。
    本書で2億5000万年前、「地球上で離ればな

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    2023年05月28日
  • はじめての動物地理学 なぜ北海道にヒグマで,本州はツキノワグマなの?

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    海水面低下により出現した陸橋を通って、動物がダイナミックに地球規模で移動していったことが進化につながったという考えは面白かった。

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    2023年04月11日
  • はじめての動物地理学 なぜ北海道にヒグマで,本州はツキノワグマなの?

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    なんでツキノワグマとヒグマは生息地が違うのか、とかぼんやりした疑問がちょっとスッキリした。メジャーな動物が多く取り上げられているので入りやすいし読みやすい。

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    2022年12月28日
  • うんち学入門 生き物にとって「排泄物」とは何か

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    ネタバレ

    うんちについて消化管の進化から社会的意味合いまで、幅広くカバーしている。自分のうんちについても問い直すきっかけになる。

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    2021年12月17日
  • うんち学入門 生き物にとって「排泄物」とは何か

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     著者の言う「うんちの役割4箇条」とは,以下の通り。
    1 生き物と進化の証である「うんち」
    2 個体間のコミュニケーションを担う「うんち」
    3 種間での情報戦略と種の存続に役立つ「うんち」
    4 生態系での物質循環を担う「うんち」
     いずれも,あまり説明が要らないのではないだろうか。言われてみれば,その通り。結論的には,あまり新しいものは無い。しかし,具体例を挙げながら説明して貰うと,理解が進むのも確かである。
     進化の過程で生まれてきた消化管という仕組。考えてみれば,これは体の中の一部なのか,それとも体の外なのか。極端に言えば,ドーナツが長くなり,中の円形の空間がとても狭くなったと考えれば,私

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    2021年12月04日
  • うんち学入門 生き物にとって「排泄物」とは何か

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    生命とは何か、という話から始まって、生物の代謝の話につながっていく。この辺の説明は簡潔でわかりやすくまとまっていた。うんちとは何か、という問いを、生物の進化の過程や身体のつくりなどから探っていく。
    うんちに対する疑問から、いろいろな体の仕組みの話に広がっていく。

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    2025年11月25日
  • はじめての動物地理学 なぜ北海道にヒグマで,本州はツキノワグマなの?

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    簡単に移動しないと別の生き物になっちゃうよね〜。あと、北海道ヒグマのご先祖様が三種類いるという話はなかなか興味深かった。

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    2025年09月05日
  • ヒトとヒグマ 狩猟からクマ送り儀礼まで

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    人とヒグマの関係は長い。山に暮らす人々は畏れと敬意をもって共に生きてきた。だが都市化と人口減少で里山は荒れ、境界が曖昧になり衝突が増えている。その背景に人間社会の変化を映す。ヒグマは脅威であると同時に豊かな自然の象徴でもある。命を奪う事件は痛ましいが排除だけでは解決しない。共存の道を探ることが地域を守り未来を築く一歩となる。

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    2025年08月23日
  • ヒトとヒグマ 狩猟からクマ送り儀礼まで

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    ネタバレ

    羅臼岳で東京の会社員が下山途中にランニングしていてクマに襲われた事件の直後である。クマに襲われるということはあまり書いてはなかった。クマと文化について、特にツキノワグマよりもヒグマの神祭りの関係が丁寧。
     北大での授業の記録である。

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    2025年08月22日
  • ヒトとヒグマ 狩猟からクマ送り儀礼まで

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    ヒグマの生態、ヒトとの文化的な関係性を考察する。
    ヒグマが生態系の頂点にあるとともに生態系を維持するのにも与っているってのは、「言われてみれば確かに」でしたね。ただヒグマはブラキストン線以北にしか生息していないので、ヒトとの関係性については限定的かも。

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    2025年05月28日