増田隆一のレビュー一覧
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うんち君とミエルダによる「うんち学」のお話
第1章 生物にとって「うんち」とは何か
第2章 個体にとっての「うんち」──なぜ「する」のか
第3章 集団にとっての「うんち」──果たして「役に立つ」のか
第4章 他の生物にとっての「うんち」──「うんち」を使った巧みな「生き残り」&「情報」戦略
第5章 環境にとっての「うんち」──地球規模で活躍する「うんち」
序盤は生物の主に代謝についての知識
高校の生物で習う内容よりちょっと詳しい知識などもあったり
生理学、分子進化学、遺伝子分析等の視点で語られている部分は興味深い
食糞する動物は結構いる
本書でも語られているけど、親の腸内細菌 -
Posted by ブクログ
どんな動物がどこに分布しているのか。
どう移動して現在の分布に至ったのか。
動物地理学というのは、こういうことを考える分野だという。
本書は、中学生をターゲットに、動物地理学のこと、そして筆者の研究分野である都市動物の話を伝えていく。
種や進化とはどういうものか。
地球の歴史の中での大きな環境変化の中でどのような動物や植物相の変化が起きたか。
地球温暖化により野生動物の分布にどんな変化が起きるか。
こういったことが、具体的な動物を取り上げながら説明されていく。
大人が読んでも楽しい。
大陸移動説の部分で、本筋とは外れるが、ちょっと疑問ができた。
本書で2億5000万年前、「地球上で離ればな -
Posted by ブクログ
著者の言う「うんちの役割4箇条」とは,以下の通り。
1 生き物と進化の証である「うんち」
2 個体間のコミュニケーションを担う「うんち」
3 種間での情報戦略と種の存続に役立つ「うんち」
4 生態系での物質循環を担う「うんち」
いずれも,あまり説明が要らないのではないだろうか。言われてみれば,その通り。結論的には,あまり新しいものは無い。しかし,具体例を挙げながら説明して貰うと,理解が進むのも確かである。
進化の過程で生まれてきた消化管という仕組。考えてみれば,これは体の中の一部なのか,それとも体の外なのか。極端に言えば,ドーナツが長くなり,中の円形の空間がとても狭くなったと考えれば,私