大藪謙介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
事件のことは頭にあって、亡くなられた
背景などがわかるかと思い手に取った本。
これだけ子どもに本気で向き合い、
寄り添い、慕われてきた
正義感の強い大森さんという存在が、
失われてしまったことはかなりの損失だと
感じた。
でも児童養護施設にかかわる方が
「これね、結構みんな口々にいうんですけど、
自分が困った状況とか迷ったときに、
大森さんだったら何て言うかなって
考えちゃうんだよね。彼の独特の物の見方、
考え方っていうのは、みんなの中にすでに
内在化してるみたいで。いなくなったけど
これからも大森さんは私たちの中にいるんだと
思います」
と言っていたのは印象に残ったし
「子どもには -
Posted by ブクログ
コロナ禍の影響は社会的立場が弱い人達に現れる。例えば児童養護施設の卒業生は、児童養護施設を実家のように感じており、心のより所であるはず。コロナ禍において感染拡大の理由から気軽に施設に立ち寄ることのできない状況は当事者にとってとんでもなく辛い状況なんだろう。
本当に細い辛うじて繋がっていた糸が切れてしまうような体験があったのがコロナ禍の影響としたあったのだ、そんな当たり前のことに気づかせてくれた一冊。
福祉や医療の中で10代後半の子ども達をどう支えるか?皆で支えるしかないのだが、どうやってシステムを作っていくか?それは日本の課題だと思う。