佐藤厚志のレビュー一覧

  • 象の皮膚
    意図とせず一気読みしてしまった。タイトルから想像がつくようにアトピー持ちの主人公のお話だった。
    私も昔から肌トラブルが多かったけど酷いアトピーは体験したことがなかったため痒くて眠れない話しやクラスメイトからの心無い言葉やモラハラ教師の話は読んでいて辛かった。

    難病にかかりその治療の過程で肌が荒れて...続きを読む
  • 象の皮膚
    今回受賞された佐藤厚志さんの作品を読んでみた。
    アトピーを抱える主人公の話で、大変だなあと思うものの淡々と進み終わってしまった感じ。
    凛さんの成長や、何か変化が見られるのかと思ったけど、感じられなかった。。うーーむ。
  • 象の皮膚
    結局、最初から最後まで
    あまり目立たず
    迷惑をかけないよう
    人と深く関わろうとしないから
    いろんなエピソードがうすい。
    なんだか気の毒…
    で終わってしまっている。
    変わっていく主人公も見たかった。
  • 象の皮膚
    重度のアトピーで学校ではいじめ、家では疎まれて生きてきた女性が女店員として仙台で生きる物語。
    痒みに悩まされ夜も眠れなかったり、何の良い思い出もない学校生活を過ごしたりなど、壮絶な人生を歩みながらも何とか生きている精神力の強さに脱帽した。
    しかし少し過去の話とはいえ、当たり前にいじめや教師の体罰が横...続きを読む
  • 象の皮膚
    肌を見られたくない、でもこの苦しみを知って欲しい。五十嵐凜、非正規書店員6年目。アトピーの痒みにも変な客にも負けず、今日も私は心を自動販売機にして働く。そこに起こった東日本大震災。本を求める人々。彼女はそのとき、人間の本性を目撃する。現役書店員が描く、圧倒的リアリティ。


    割と強めのアトピー持ちの...続きを読む
  • 象の皮膚
    幼い頃から重度の皮膚炎に悩まされてきた凛。つらい学生生活を経て、現在は仙台の書店で非正規社員として働いている。そんな彼女の日常をリアルに描いた作品。最低の同僚やカスハラのオンパレードで、読んでいて楽しくはない。そこに震災まで襲いかかり、この子は生きていけるのだろうかと心配したが、意外と図太いのでほっ...続きを読む