高橋陽子のレビュー一覧

  • 50代からのお仕事探しアタフタ日記

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    コーヒーショップで働き始めるまでの話と、後半、インタビュー。その人なりの働き方というのは結構多様で、満足の仕方も結構多様。自分のいる位置を自分の考えでちょっとづく修正しているんだな。50歳くらいの生活の変化とからだの変化と考え方の変化をそれぞれの生き方に自分で合わせて行ってるんだ。このままじゃいやだって感情はもやもやしていて嫌だったけれど間違った感情じゃなかったんだ。

    1
    2016年02月10日
  • 黄金の庭

    Posted by ブクログ

    当然のように変なことが起きる、誰もそれを気にしない、そんな黄金町の物語。失業して旦那とも微妙な関係の青奈と、彼女に仕事をくれた千ちゃん、その恋人のダイヤ。それぞれの微妙な感情を不思議な町を通して描いた、大人のファンタジー。

    0
    2013年06月02日
  • 黄金の庭

    Posted by ブクログ

    現実と変な世界が不思議と溶け、混ざり合っている物語。
    その2つの混ざり具合、その引き合いの出し方がすごく優しくて心地いい。
    妙な景色に出会っても、なんの違和感もなく「ずっとそうだった」と自然に受け入れているその感覚が、不思議な浮揚感を醸し出している。
    不思議な町で、妙な人たちと暮らすなかで得る、ふわふわして大事なナニカ。
    読み終えても、なんだかふわふわしてます。

    0
    2013年02月04日
  • 50代からのお仕事探しアタフタ日記

    Posted by ブクログ

    子育て・親の介護も終えた52歳女性、まだ35年もある余生に気づき、お金の心配をきっかけに、職探しを始める。仕事をめぐる体験やインタビュー、ノウハウなど。

    マンガ家っていうしっかりした職があって、本も出しているのに、働きに出ないといけないなんてと思いましたが、一般的ハナシから、やりたいのはパンクババアとコーヒーショップに絞られたあたりに納得感。

    0
    2015年11月27日
  • 黄金の庭

    Posted by ブクログ

    一文が驚くほど長い作家。仕事柄、単文で句読点を打ちたくなってしまうので、読んでいて最初はめげそうだった。でも、負けてなるものかと読み進めていったら、ファンタジーというにはちょっと毒気があって少し考えさせられたりもした。
     まぁ、最後まで高橋さんの文章にはあまり馴染めなかったんだけど…。

    0
    2013年08月21日
  • 黄金の庭

    Posted by ブクログ

    しゃべるオパールの指輪、破壊的なあーちゃん、元あーちゃんだった千ちゃんとダイヤなど青菜と那津男夫婦の周りに起こるあれこれが、のほほんとしていて不思議な世界を創っている。

    0
    2013年06月12日
  • 黄金の庭

    Posted by ブクログ

    仕事を辞め、夫と一緒に新しい町に引っ越してきた青奈の日常を
    ゆるゆると描いた本なのですが
    面白いのは、普通の描写の中に時折顔を出す、不思議な数行。

    たとえば。。。
    初詣の帰り道、突如として現れ、いたずら坊主を投げ飛ばす閻魔様。
    筆を振り回して通りがかりの人にペンキを塗りたくる、アーちゃんという子ども。
    (しかも、アーちゃんは歴代何人もいるらしい)
    民家の屋根の上で、蛇をむしゃむしゃ食べているシャチホコ。
    指にはめると喋り出し、持ち主にアドバイスまでする指輪、おしゃべりオパール。
    公園の池に浮かぶ蓮の花がひらくたび、毎日姿を現すちいさなお釈迦様。

    黄金町に住む人々がなんてことはない日常として

    0
    2013年05月04日
  • 黄金の庭

    Posted by ブクログ

    すばる文学賞受賞作。
    不思議な事が起こる黄金町に引っ越してきた青奈夫婦。
    この町では初詣には閻魔様を詣で、民家の屋根ではしゃちこほこが動いている。
    そして謎の存在、アーちゃん。
    そんな町のそこここに存在する不思議を当たり前の日常として受け入れている風変わりな住人達との日常が、妻目線で描かれています。
    この妻の語り口が軽妙で味わいがあり、非現実な中にも妙に生々しさのある部分を上手く中和している感じがします。
    読後もなんだかふわふわした余韻が残ります。
    おしゃべりオパール、欲しいかも(笑)

    0
    2013年03月22日
  • 黄金の庭

    Posted by ブクログ

    ツッコミ不在の、不思議な町の不思議な話。
    あまりにも当たり前に不思議なことが書かれているので、「そんなもんなのかな」と、すんなり思えてしまいました。

    0
    2013年03月07日