高橋陽子のレビュー一覧

  • 50代からのお仕事探しアタフタ日記
    コーヒーショップで働き始めるまでの話と、後半、インタビュー。その人なりの働き方というのは結構多様で、満足の仕方も結構多様。自分のいる位置を自分の考えでちょっとづく修正しているんだな。50歳くらいの生活の変化とからだの変化と考え方の変化をそれぞれの生き方に自分で合わせて行ってるんだ。このままじゃいやだ...続きを読む
  • 黄金の庭
    当然のように変なことが起きる、誰もそれを気にしない、そんな黄金町の物語。失業して旦那とも微妙な関係の青奈と、彼女に仕事をくれた千ちゃん、その恋人のダイヤ。それぞれの微妙な感情を不思議な町を通して描いた、大人のファンタジー。
  • 黄金の庭
    現実と変な世界が不思議と溶け、混ざり合っている物語。
    その2つの混ざり具合、その引き合いの出し方がすごく優しくて心地いい。
    妙な景色に出会っても、なんの違和感もなく「ずっとそうだった」と自然に受け入れているその感覚が、不思議な浮揚感を醸し出している。
    不思議な町で、妙な人たちと暮らすなかで得る、ふわ...続きを読む
  • 50代からのお仕事探しアタフタ日記
    子育て・親の介護も終えた52歳女性、まだ35年もある余生に気づき、お金の心配をきっかけに、職探しを始める。仕事をめぐる体験やインタビュー、ノウハウなど。

    マンガ家っていうしっかりした職があって、本も出しているのに、働きに出ないといけないなんてと思いましたが、一般的ハナシから、やりたいのはパンクババ...続きを読む
  • 黄金の庭
    一文が驚くほど長い作家。仕事柄、単文で句読点を打ちたくなってしまうので、読んでいて最初はめげそうだった。でも、負けてなるものかと読み進めていったら、ファンタジーというにはちょっと毒気があって少し考えさせられたりもした。
     まぁ、最後まで高橋さんの文章にはあまり馴染めなかったんだけど…。
  • 黄金の庭
    しゃべるオパールの指輪、破壊的なあーちゃん、元あーちゃんだった千ちゃんとダイヤなど青菜と那津男夫婦の周りに起こるあれこれが、のほほんとしていて不思議な世界を創っている。
  • 黄金の庭
    仕事を辞め、夫と一緒に新しい町に引っ越してきた青奈の日常を
    ゆるゆると描いた本なのですが
    面白いのは、普通の描写の中に時折顔を出す、不思議な数行。

    たとえば。。。
    初詣の帰り道、突如として現れ、いたずら坊主を投げ飛ばす閻魔様。
    筆を振り回して通りがかりの人にペンキを塗りたくる、アーちゃんという子ど...続きを読む
  • 黄金の庭
    すばる文学賞受賞作。
    不思議な事が起こる黄金町に引っ越してきた青奈夫婦。
    この町では初詣には閻魔様を詣で、民家の屋根ではしゃちこほこが動いている。
    そして謎の存在、アーちゃん。
    そんな町のそこここに存在する不思議を当たり前の日常として受け入れている風変わりな住人達との日常が、妻目線で描かれています。...続きを読む
  • 黄金の庭
    ツッコミ不在の、不思議な町の不思議な話。
    あまりにも当たり前に不思議なことが書かれているので、「そんなもんなのかな」と、すんなり思えてしまいました。