『特攻最後の証言』制作委員会のレビュー一覧

  • 特攻 最後の証言

    Posted by ブクログ

    特攻ってこんなに色々あったのかって感じで。
    とても素直な特攻についての思いを語られていて、とても良い本だった。
    この中でインタビューに応じている方も既に何人か鬼籍に入られている。これは生の声を聞ける本当にギリギリのところでの取材だったんだろうと思うから、とても貴重な内容だと思う。

    特攻の映画を作ると「死になくなかった」を全面に出して作られることがとても多いように感じる。或いは「国の為に死にます!」という彼らを洗脳されていると捉えさせるものとか。それも嘘ではないかもしれないけど、そればかりが全てではないと思う。
    インタビューに応じた方たちが「あの時代に生きた人にしかわからない」と言っていたよう

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    2014年07月01日
  • 特攻 最後の証言

    Posted by ブクログ

     第二次対戦時の特攻隊の生還者へ、若い(といっても五〇代)の著者がインタビューした記録。戦後史が最近特に書き換えられている感があるが、戦時中~戦後の状況を実際どうだったかという視点で捉えることは相変わらず難しい、と知るのみ。と思っていたが、本書は別の視点を与えてくれた。自分の知識が少ないこと、著者ほどでもないが、特に戦中史に興味がなかったこと、強烈な体験を持つ祖父がいたのになんも聞いていなかったことなどを続々を反芻し、妙な焦燥心から読みふけった。祖父のはなしをちゃんと聞くべきであった・・・。
     もう、多くの方が鬼籍にはいられている。記録でしか後世へ伝えることはできなくなる。もっともっと類書は発

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    2013年11月20日
  • 特攻 最後の証言

    Posted by ブクログ

    旧陸海軍それぞれに、様々な形で立案された「特攻」に参加した(させられた)人々の証言集。

    これだけの証言をあつめたことが、まずは凄いことだと思います。

    登場した証言者のうち、本書刊行時にすでに亡くなられている多いようで、結果的に本当に貴重な本になっていると思います。

    各章の最後に「現代の若者へ」みたいなインタビューがありますが、各氏それぞれメッセージが個性的で多様で、余計な編集が介在していない本当に正直な証言が集められているのだなあと思ったりしました。

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    2013年12月08日