リサ・ホワイティングのレビュー一覧

  • 哲学の女王たち

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    【女性哲学者20名の経験と功績】
    考えてみると有名な哲学者のほとんどが男性だ、というところから、編集者の2人の女性が、重要な思想的功績を残す20人の女性哲学者を紹介。それぞれ、また20名の女性筆者によって書かれている。翻訳者も女性。

    ・・・

    遡ること紀元前、プラトンの時代から、今日にも生きる現代の哲学者まで、ほぼほぼ欧米人(他は、中国、カシミール(?)ナイジェリア、レバノン系アメリカ人)、なのだけれど、いろんな時代と場所を少し旅した気分になった。ランダムに出てきたように感じるアジア系哲学者については、私もまったく知らないのだけれど、アジア人としては、このアジアバージョンができたら面白いなー

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    2024年04月19日
  • 哲学の女王たち

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    20名の女性哲学者を紹介した本書は、まずこうして出版できたことに大きな価値があると思います。

    なぜなら、そうすることで、ここに書かれているような、男性しか哲学者がいなかったかのような思い込みを無くし、たとえ少数派の中であっても、栄誉ある社会貢献をされた女性哲学者たちがいたことを、知ることができたからです。

    イギリスで大学教育が女性に許可されるようになったのは、19世紀もだいぶ遅くなってからのことで、要するに、どれだけ才能や知性があろうとも、大学で学ぶことを許されなかったということです。

    その影響もあり、もし女性が書いたと知られたら、哲学的小説とは認めてもらえまいと思った、「ジョージ・エリ

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    2023年06月25日
  • 哲学の女王たち

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    狭義の哲学ではなく、広く哲学を捉えた場合の女性哲学者の思想と行動。
    無視、抑圧の歴史と真正面から戦いを挑む姿も胸を打つが、その思想が性別を問わず、示唆に富んでいることが大きな収穫だった。哲学だけでなく、様々な分野でこのような本が生まれることを願う。

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    2021年11月22日
  • 哲学の女王たち

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    「女性哲学者の名前を言えますか?」と問われたら、1人も名前が出てこない。そういう人は結構いるのでは?哲学者という言葉は広い意味で使われているが、この本に出てくる女性哲学者の生き方には考えさせられる。女性の立場を考える上で、今読まれるべき本だろう。

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    2021年10月17日
  • 哲学の女王たち

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    哲学史って、プラトンやソクラテスを始め、本当に男性の名前ばかりだよね。ここでは20人の女性哲学者が取り上げられている。”名前を知っている”レベルまで広げても、私が知っているのは5人かな?6人かな?そのうち2人は小説家としてしか知らず、哲学の功績に思い至らず。

    アンスコムに興味が湧いた。

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    2021年09月09日
  • 哲学の女王たち

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    これまで、いったいどれだけの才能が台所の流し台に、あるいは洗濯の水とともに流れていったことだろう。

    訳者あとがきに本書を端的に表す1番のパンチラインが。

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    2021年06月23日
  • 哲学の女王たち

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    哲学の話よりも、能力ある女性が活躍する難しさや学問の世界で奮闘してきたかの歴史を知ることができる一冊。
    印象的だったのは、オックスフォード大学のモッズアンドグレイツという古典学コースで同時期に学んだ女性4人組が女性哲学学派として全員活躍できた理由が、戦争で男性が少なくなったからということ。少数派の意見はとりあげられないのは女性だけでない。アフリカの先住民、LGBTQ等。人は何かを考える時に、自分の視点からしかモノを見ていないことに気づくことも哲学に関わる一歩なのではないだろうか。

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    2023年11月11日
  • 哲学の女王たち

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    知らない人の方が断然多かった。哲学の世界でさえも、女性の扱いはひどいものだったということがよくわかった。そして、男性の作った歴史で勉強してきているから、こんなにも同性の著者たちについて知らないのかと妙に納得。たくさんの人を取り上げている関係で、1人ひとりの紹介は短い。もうちょっと深く知りたいなと思った。

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    2023年06月14日
  • 哲学の女王たち

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    そうかー。知らない人もたくさん。読んでみたい本もたくさん。日本語で読めないのも結構ありそう。うれしい。

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    2021年08月05日