ポール・ギャリコのレビュー一覧

  • ミセス・ハリス、国会へ行く
    政治に不満を持ったハリスおばさん、なんと派閥争いの陰謀に巻き込まれ、国会議員に立候補することに。そらもう最終的には惨憺たるめにあって、1作目のファンタジックさとは違う苦いレッスンとなるのだが、女王にお会いしたときの感動や、何よりラストのロマンチックさに救われる。
  • ミセス・ハリス、国会へ行く
    私の中ではいつまでも「ハリスおばさん」。
    ちょっと苦いこのお話は、なぜかよく覚えていた。次はモスクワ行き、読みたいぞ。
  • ミセス・ハリス、国会へ行く
    今回ばかりは、バターフィルドおばさんに賛同
    巻き込まれて細切れにならなくてよかった

    いろんな含みがあって、ハリスおばさん冒険記だけではおさまりきらない
    その時代のことがよくわかるし、ある意味怖いくらい

    それでもやっぱり
    精一杯生きて、毎週木曜の夜を楽しく過ごしてるおばさんたちがうれしい
  • ミセス・ハリス、パリへ行く
    悪い人は出て来ない、大人のおとぎ話。
    1957年の作品、日本はまだまだ庶民が海外に行くのは難しかっただろうけど、英国だって一家政婦が海外に渡航することに自体夢のまた夢だったのだろう。

    上手く行き過ぎるように話が展開していき最後のオチもよかった。
  • ミセス・ハリス、パリへ行く
    ロンドンの家政婦のハリス夫人は、レディ・ダントのワードローブを整理している時、今まで見た中で最も美しいディオールのドレスに出会う。ディオールのドレスを自分のものにするという考えに取り憑かれた夫人は、その目的を達成するためにすべてを捧げるようになる。そのドレスを手に入れるまで出会った様々な人の人生を、...続きを読む
  • ミセス・ハリス、ニューヨークへ行く
    主人公(私の中ではミセスハリスではなく、昔ながらのハリスおばさん)がニューヨークに行くこと以外、ストーリーは完全に忘れていた。
    ハリスおばさんの味方をしてくれる人がたくさん現れて、(そうでない人もいるけど)気持ちよくお話は進む。
    モスクワ行きと国会行きも復刊されないかなあ。
  • ミセス・ハリス、パリへ行く
    むかーし好きだった小説が映画化され、仕事を休んでまで観に行った。笑って、泣いて、十分に楽しんだけど、細かいところは覚えていなかったため何十年ぶりかの再読。けっこうなおばあちゃんの話かと思っていたら、今の私とさほど違わない年齢のヒロインにびっくり。こんな行動力、私にはないなー。
  • ミセス・ハリス、パリへ行く
    映画も見たが、原作ものあるあるで、原作の方が何倍も良かった!何故、映画化・ドラマ化されるとほとんどいつも脚本が改悪されてしまうのだろう…?内容も結末も原作の方が良かったし、特に最後、「パリに行ってドレスを買う」という目標に向かって努力して実際に叶えたこと、パリに行ったことで出会った人達からの親切・友...続きを読む
  • ほんものの魔法使
    二二アンの終わり方は、虫が良すぎると思った。散々裏切って嘘をついた上に、ここぞという時に手伝ってもらってもまた文句をいい、数年経った頃になって謝りたいだなんて。ジェインが連れて行ってと言うと、いいや君はここにいるべきだ〜とかっこよさげな台詞を吐くが、どの面下げてそんなことを?と思ってしまった。アダム...続きを読む
  • ほんものの魔法使
    唐さんの舞台繋がりで、ジェニーから色々ギャリコさんの小説を読んでいた矢先 舞台化されたので、読んでみました。主人公は アダムじゃない気がするけど いったい何がなんだったのだろう?
    人間を具象化したような話デシタ?。
  • ほんものの魔法使
    宝塚で舞台化されると知り、原作を購入。舞台はまだ見られていないわけですが、様々なマジック、魔法の描写が鮮やかで確かにこれは舞台でやったら楽しそう。(宝塚的にはロマンスが不足してる感がありますが。)世界には魔法が溢れている!と気づき、ジェインの目に映るものがガラッと変わるシーンがすてきです。