ポール・ギャリコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
観てから読みました。
映画も好きなタイプでしたが、原作はもっともっと良かったです!
映画より現実的で、時代背景もより悪意なく映し出されていました。例えばミセス・ハリスの外見を見ただけで職業がわかるマダムコルベールや侯爵。特に侯爵は、映画よりもリアルでした。差別というよりそういう現実がある…
今の世の中でも特権階級にいる人から見れば、私の所作やふるまいから労働者階級にいる人間だとわかるんだろうな、と思いました。厳しい現実。
でも、ヒエラルキーの下にいても、何かを目指して叶えるということを自分もしてみようかな、と思わせてくれる、ステキな1冊でした。
やはりバクチで一発当てることは無理(笑)
原 -
Posted by ブクログ
ネタバレ長いこと積読してたけど読み始めたらびっくりするぐらい面白かった。魔術師名称ギルドに加入するための試験にはるばる山を越えてやってきた主人公アダムとしゃべれる犬のモプシー。しかし魔術師名称ギルドは魔術師とは名ばかりの手品師が所属するギルド。ほんものの魔法が使えるアダムはその予選で行った演技について周りからトリックを教えて欲しいと詰め寄られたり(ほんものの魔法なのでタネも何もない)、黒魔術師!危険!と狙われたり…というストーリー。アダムからしたら魔法は当たり前のもので、オタマジャクシがカエルになること、種が木に育つこと、私達が目を閉じて頭で想像すれば楽しかった場所や過去、未来へ一瞬で行けることも魔法
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Posted by ブクログ
昔々読んで、ものすごく影響を受けた作品。再販されたとの情報に喜び勇んで再読した。
盲点を突かれたようなすてきな設定で、ワクワクするというよりはハラハラする展開で、気がつくと主人公たちを心から応援している自分がいる。主人公が語る「ほんものの魔法」がとても魅力的で、若い頃に読んだのと同じように心を持っていかれた。
優しい語り口で美しく理想を描き出してくれるけれど、一方で現実に対する風刺も鋭く、自分自身がどちらかと言えば敵役や俗物の部類ではないかと思うと、読んでいてつらくなる。そういう点では、ドジな魔法使いの若者の存在が、一番僕にとっては身近で、ラストにほっとさせられ、もう一度旅に出ようと思わせ -
Posted by ブクログ
ネタバレ魔法の都とよばれる都市マジェイアにストレーン山脈を越えてグリモアからアダムという青年がやってきます。
アダムはマジェイアの手品師や奇術師が加入する魔術師名匠組合に加入する試験を受けるつもりでした。
百人の魔術師が受けて合格するのは3名のみ。
そこでアダムはマジェイアの市長にして魔術師の統領のロベールの娘で11歳のジェインと知り合い仲良くなります。
ロベールは息子のピーターを後継ぎにしようと可愛がりジェインのことは放っておいていました。
そしてアダムは無二無双ニニアンという下手くそな魔術師を助けてやります。
その時の魔術があまりにも鮮やかでロベールはアダムに手品の種を教えて欲しいと言い出します -
Posted by ブクログ
「雪のひとひら」が良かったので、同じ著者の作品で面白そうなものを手に取った。読んでいくうち、子どもの頃に読んだやつか??と。詳細は忘れていたけど、結末同じだった。幸運なめぐり逢い。
お掃除おばさんがディオールに憧れて、、、という話ですが、ちょっぴりおとぎ話風だけど、一つひとつの場面にしっかりリアリティがあり、なんならお店をまとめるマダム・コルベールは、いまのわたしの年齢や状況からしてすごく感情移入しやすく、ちょうど職場で同じようなことがあり、マダムと一緒に自分が赤面してしまった。
昔読んだ時はただ楽しかったのだけど、いまは場面やキャラクターごとの温かみや煌めきが心に染みて、このラストにこれだけ -
Posted by ブクログ
角川文庫で出されたのを読んだのですが
こんなワクワク、ハラハラする物語が
児童文学として出回っていたとは!
「よみもの」から一足飛びにミステリに
走った子供時代の自分に教えたい気分。
ただ、内容的には特に子供向けではないねぇ。
ロンドンで通いの家政婦をしている
ハリスおばさんは、ある日
雇用主のひとりの家でディオールのドレスを見て
その美しさのとりこになる。
自分も手に入れたい一心で
くじの賞金を元手にコツコツ稼ぎ
ついにパリへ旅立つのだが。
海外旅行ははじめてで
フランス語だってたいしてわかるわけでもない。
そんな彼女と出会ったパリの人たちが
最初こそ小馬鹿にしたりするものの
おばさんの