ポール・ギャリコのレビュー一覧

  • ミセス・ハリス、国会へ行く
    ニューヨークから帰ってきたハリスおばさんが、今度はひょんなきっかけで国会議員に立候補することになり、びっくり驚きの展開でした。

    ロールスロイスの応援部隊や、テレビ出演など、ハリスさんの知らないところで話は進み、本当に国会に?

    ハリスさんの、家政婦のお仕事をしながら毎週木曜日は映画を観に行って、バ...続きを読む
  • ミセス・ハリス、国会へ行く
    ハリスおばさんが選挙に出馬。だがその裏では陰謀があった。

    ハリスおばさんの人柄の良さで周りの人が惹きつけられて陰で周りが動いていく展開が面白かったけど、イギリス議会の実情・政治の世界はドロドロ。
    出馬スローガンのように勢いのある発言をして議会に風を吹かせてほしかったな。

    浮き沈みのある展開にちょ...続きを読む
  • ミセス・ハリス、パリへ行く
    大好きなポール・ギャリコの未読の作品を見つけ喜び勇んで手に取り楽しく読みました。全然知りませんでしたが映画化されたそうでそれもあって手に取りやすくなったようです、大変ありがたいです。連作だそうなので全て新装文庫版で出たら嬉しい。英国の掃除婦のハリスさんが一念発起して単身でパリのディオールを訪ね、国も...続きを読む
  • ミセス・ハリス、パリへ行く
    大人のお伽話。
    心がほっこりしたい時にはもってこいの一冊。
    幸せな気分になれます。

    ミセス・ハリス、実はシリーズものなのだそう。
    この他に「ミセス・ハリス、ニューヨークへ行く」「ミセス・ハリス、国会へ行く」「ミセス・ハリス、モスクワに行く」があり、これらの作品にはアイゼンハワー大統領、エリザベス女...続きを読む
  • ミセス・ハリス、ニューヨークへ行く
    養子先で、ある時から母親からの養育費が送られてこなくなり、家族ぐるみで虐められる少年。
    気の毒に思った隣人のハリスおばさんらが、実の父親を探しにアメリカへ密入国させる企て。

    父親の正体が現実的なのが、前作のディオールのドレスの落ちの悲惨さと同様、相変わらず大人向けという感じで良い。
    少年は大人しく...続きを読む
  • ミセス・ハリス、パリへ行く
    質素な生活を送る家政婦のハリスおばさんの新しい出会いと冒険とクリスチャンディオールのドレス。
    色々と考えさせられる一冊でした!
  • ミセス・ハリス、ニューヨークへ行く
    ハリスさん、第2弾。

    ハリスさんみたいな、年上(ほぼ母)の友達が私にもいるんですよ。
    つい、その方を思い出しながら読んでしまう。

    今回も衝撃的なこと、ハリスさんの企み、涙、そして優しさが溢れてました。
    どうしてこうも、ハリスさんの周りはみんな幸せになっていくのかな。
    本当に素敵な人なんだろうな…...続きを読む
  • ミセス・ハリス、パリへ行く
    映画は未視聴。
    ディオールのドレスに一目惚れし、その後は取り憑かれたようにドレスを思い出し、自身が所有することを夢みる、その様子がとてもワクワクして、素敵だった。
    それに付き合うバターフィルドおばさんも優しくて面白い。
    次々と人々を幸福にしていくハリスおばさんだが、ラストは単純なハッピーエンドではな...続きを読む
  • ミセス・ハリス、ニューヨークへ行く
    素敵なハリスおばさんの冒険第2弾。身寄りのない少年のパパを探しに大都会へ。そんなにうまくいくわけない!んだが、時代背景と人の善意(とSNSの欠如)があいまって、心温まる結果にたどりつく大人の童話。んだが、甘いばかりではなくて、自身の考えのなさを猛省したり挫折を味わう描写もちゃんとある。
    「ひたすら骨...続きを読む
  • ミセス・ハリス、ニューヨークへ行く
    ハリスおばさんが隣に住む男の子ヘンリーが里親からの暴力から救うために本物の父親探しにニューヨークへ。
    今回は自分のお金ではなく、家政婦の仕事としてニューヨークに行けることに。ハリスおばさんとバターフィルドおばさんも一緒。

    向こう見ずなところはあるけどハリスおばさんの行動力が凄く、ハラハラしつつも楽...続きを読む
  • ミセス・ハリス、パリへ行く
    映画見てから読書。映画のラストが取ってつけたようなハッピーエンドで不思議だったのですが、原作から変わっていたのですね。
    仕方なかったのかもしれませんが、やはり原作の方がしっくりくる。
    でも映画もよかったので、オススメです。ディオールの全面協力を得て再現されたメゾンやドレス、素敵な俳優さん・女優さんを...続きを読む
  • ミセス・ハリス、パリへ行く
    自分の身分や容姿に関係なく欲望のままに素直に行動するハリスおばさんがとっても素敵でした。でも自分のことばかりだけでなく他人のことも考えられる人間性やありえない展開が次々起こるにも関わらず色んな面で勉強になった一冊かなと。
  • ミセス・ハリス、パリへ行く
    イギリスの掃除婦のおばさんハリス。ディオールのドレスに魅せられて一念発起。450ポンドをひたすら貯める。そしてパリへ行っての冒険と呼んでもいい人々との出会い。誠実でユーモアがあり洞察力のある人柄がみんなを魅了し、幸せになる。最後のドレスを貸した結果は残念な事になったけれどでも全てハッピー。
  • ミセス・ハリス、パリへ行く
    50年代のロンドン&パリが舞台の大人のおとぎ話。ディオールのドレスに猛烈な憧れをもった掃除婦が、努力と幸運でそれを手に入れるも…。
    出てくる人がみんな優しくて、“クラス”に区分けされた社会だけどその中で幸せに生きていて、書かれた当時でもありえないおとぎ話だったろうけど、こんなことがあるかもしれないじ...続きを読む
  • ほんものの魔法使
    魔法が使えるっていいなぁと単純に思うけれど、どういう立場かによってその気持ちは大きく変わるものだと読んでわかります。
    最後魔術師たちがお金をかき集めるさまを見て、人間の本質が見えてしまうところに自分は目先にとらわれないように気をつけようと戒めになります。
    アダムと会えたら一緒に旅とか隣人としていられ...続きを読む
  • ミセス・ハリス、パリへ行く
    2022年ラストに大好きなポール・ギャリコ
    ささくれにオロナイン塗ったみたい
    ゆっくり癒される
    なんといっても初めましてのハリスおばさん
    会えてうれしい
    続いて新版出ないかな
  • ミセス・ハリス、パリへ行く
    またこのおばさんに逢えた!昔に読んだ『ハリスおばさんパリへ行く』が新しくなり再読。
    通い家政婦のハリスおばさんが、お得意様の家のクローゼットの中のディオールのドレスに出会い、ひと目惚れしてしまう。
    自分の年収以上すると聞いてもめげずに真っ直ぐ前を向き、夢に向かって突き進み、いつのまにか周りも幸せにし...続きを読む
  • ミセス・ハリス、パリへ行く
    ハリスおばさんと一緒にどきどきはらはらしながら読み進める。ご都合主義だっていわれても、こんな幸福な話があってもいいじゃない? したいのあたりはちょっぴりしんみり。だけどそうなった顛末に自らの傲慢さもあったのでは?というおばさんにさらに悲しくなる。映像作品ともなればさらに華やかなオートクチュールの世界...続きを読む
  • ほんものの魔法使
    翻訳物は最後まで読めないものが多い中、気くばりのある訳で最後まで読めました。

    アダムと喋る犬モプシーの冒険をもっと読みたいものですが、もう作者はなくなっているのですね。
  • ほんものの魔法使
    かわいくて、あたたかいお話でした。
    ほんものの、魔法、、、、
    世の中は魔法に満ちている。
    そして、私たちはみな、思うことを全てかなえられる。