しらこのレビュー一覧

  • きみの鐘が鳴る

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    中学受験、こわい。こわいけど、これを無事に乗り越えられたら、強い人間になれそう。いろいろな子、いろいろな親がいる。どの親子が正しく、どの親子が間違いともいえない。中学受験をした人々が、その後どのような人生を送ることになるのか、追跡調査して発表して欲しい。

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    2023年08月20日
  • Kの昇天(乙女の本棚)

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    影にみいられた人。墜落しなかったのは、本人にとってよろこびだったのだろう。言ってしまえば溺死だけど、精神は昇天したというのが心にくる。
    月夜に海辺で自身の影を踏みながら歩くkの姿を想像した。不気味とも綺麗ともつかないものだろう。

    楠本まきさんの漫画で、Gの昇天 という作品があったな。この作品へのオマージュなのだろう。

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    2023年06月27日
  • きみの鐘が鳴る

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    中学受験に挑む四人の物語

    元いた塾での友達との仲がこじれ、「エイト学舎」に転塾してきたつむぎ
    そこには
    父親に厳しく管理指導される涼真
    マイペースで得意不得意が凸凹していて、算数は得意だけれど、小学校ではうまくやっていけない唯奈
    優秀だった姉の中学受験不合格を引きずる母親との関係をもどかしく思う伽凛
    それぞれの家庭の様子が描かれる度に
    息子の受験期を思い出して胸が切なくなった

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    2023年06月09日
  • きみの鐘が鳴る

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    中学受験する5人の物語。
    父親が先走っている涼真
    学校で友達と上手くいっていないつむぎ
    周りと感覚が違う唯奈
    トップ層だが姉との比較や家族関係で疲弊している伽凛
    まさに最難関校をめざす比呂
    彼らの周りでおきる出来事、心中を描く。

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    2023年04月11日
  • きみの鐘が鳴る

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    やはり現実はそんなにうまくいかないものだ。というか、実際には簡単にうまくいく人と、毎度毎度思い通りにいかない人の2パターンあると思う。
    でも、そこまで頑張ってきた経験や、強い意志だけは裏切らない。
    何年後にそう思えるんだろうか?

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    2023年04月10日
  • きみの鐘が鳴る

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    こんなに意地悪な子がそこかしこにいるものだろうか。
    子供の学校は平和だったなと思う。
    中学受験を通した学校崩壊と家庭崩壊、そして復活を描いた物語。

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    2023年07月09日
  • きみの鐘が鳴る

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    ネタバレ

    都内自由が丘の小規模塾友5人
    女子3人、男子2人
    オムニバスで男子1人は取り上げられない
    取り上げられた男子は島津系
    女子のほうが、解像度高め

    女子はみんな学校に問題を抱えている
    学校名は変えてあるけどだいたいわかる

    お姉ちゃんが桜蔭落ち、豊島滑り止まらず、千葉校で
    通いきれず不登校のリベンジの子は保健室登校
    女子学芸志望となってるけど、どこだろ

    もう1人は空気読めなくて、男子にからかわれて手に噛みつき保健室登校、能力に凹凸がおおきく、馬鹿にされている
    算数1科目入試でジャイキリ

    主役と思われる子はチアリーディングのため強豪校志望、同じところを志望する同じ塾かつクラスメイトにいじめられ

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    2025年11月09日
  • きみの鐘が鳴る

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    ・テーマ/世界観 ★★★
    ・背景描写    ★★★★
    ・キャラクター  ★★★
    ・インパクト   ★★★
    ・オリジナリティ ★★
    ・テンポ/構成  ★★★
    ・文章/語彙   ★★★
    ・芸術性     ★★★
    ・感動/共感   ★★★★
    ・余韻      ★★★

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    2025年10月27日
  • Kの昇天(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズ。

    純文学というのかな。K君の死について、彼が死ぬ前に親しくしていたという人物の目線で淡々と語られている作品。なんとも儚い。イラストがピッタリ合っていて、月夜の静けさが伝わってくるようでした。

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    2025年07月26日
  • きみの鐘が鳴る

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    中学受験の大変さがわかる、というようなことを見かけて読んでみようと思ったが、『二月の勝者』を読んでいたので、そこまで目新しいことはなかった。
    かぶる部分も多いので、寸暇を惜しんで勉強する様子や追い詰められる感じはリアルなんだろうなと思う。
    中学受験の過酷さを書いた本は親が覚悟できるので有り難い。

    今はいつでも撤退してもいい、偏差値に一喜一憂せず、子どものペースでやればいいと思ってるけど、オレオレ詐欺と同じで自分は大丈夫と思ってる人こそ危ないんだろうな。

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    2025年07月24日
  • Kの昇天(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズの一冊。
    小説と絵の相性がいいと思う。乙女じゃなくても人前で読める。
    てことは乙女っぽくないってことか。でも、小説と合っていることのほうが、乙女っぽいことより大事だよな。

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    2025年05月17日
  • きみの鐘が鳴る

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    エイト学舎という塾に通う4人の中学受験のお話。
    我が家の娘さんが中受したいと言うのですっかり現実味を帯びてしまった中学受験…
    塾に通っていますが、成績は伸び悩み、やる気も落ちて、さあてどうすっかなーというときに出会った本なので、何かしらの兆しを求めて購入。
    娘さんは面白く読んだようだが、結局みんなそもそも偏差値高いし、上目指しすぎてて自分と違いすぎるから大変だねーって感じで読んだ、だそうな…まじか。そこか。

    中受は親子の受験と言われますが、しかし実際に受けるのも審査されるのも子供たち。
    だからこそゴールが偏差値を上げることでも、志望校判定でAを出すことでも、合否に一喜一憂することでもなく、あ

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    2024年06月01日
  • Kの昇天(乙女の本棚)

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    乙女の本棚3連発、の一つ目。

    正直、よくわからんかった!

    純文学と言われるものを桃ちゃん読むと、本当に昔はすぐ隣に死があったのだな、とよく思うのですが、今回もそこに着地しました。

    2024.3.24
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    2024年03月24日
  • Kの昇天(乙女の本棚)

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    病に冒されているKという青年が海に入水し、溺死して亡くなる。
    彼と直前親しくしていた謎の人物によって、その不可解な死の真相が明かされていく。
    「K君はとうとう月世界へ行った」という言葉が孕む意味が分かったとき、死ぬのは怖くないかもしれない、とむやみに思った。
    満月の夜、影とドッペルゲンゲルに導かれて旅立ったさきの世界は、きっと海のように広々として、光と静けさに満ちた心地好いところだろう。
    『Kの昇天 或はKの溺死』というタイトルも、それを言い表しているよう。実体がどちらなのかはもう分からない。

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    2023年09月25日
  • きみの鐘が鳴る

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    中学受験に挑む4人の6年生の物語。
    中学受験に挑む子どもを持つ親としては、胸がいっぱいになるようなシーンもある。

    学校や教室で居場所のない唯奈やか凛に、保健室の先生が「いつかは外に出られる」「これからどんどん広い世界に出ていく」辛い気持ちを押し殺してまで教室に行かなくてもいいんだよ・・というような言葉を送るシーンがある。
    学校という狭い世界が全てになりがちな子どもたちに対して、それが全てではないんだよということを伝えられる本。
    そして、中学受験というのも、その世界を広げる一つだよ・・ということも伝わるかな・・?

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    2023年08月10日
  • Kの昇天(乙女の本棚)

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     乙女の本棚シリーズから、梶井基次郎さんとしらこさんのコラボ作品「Kの昇天」です。全体的に青を基調としたイラストは、この作品にぴったりです。

     私はK君と満月の夜、療養で訪れた地の砂浜で出会った…。K君は自身の影に魅せられていた…。K君が他界したと知ったとき、「K君はとうとう月世界へ行った」と…。直接の死因は溺死だったとしても、月へと昇天したんだと私は語る…。

     K君は何を思って月を影を見ていたのかな…。月と影に一筋ならない思いを抱いていたんだろうなって…。私もこんな風に月を見て自身の影に魅せられる日がくるのかもしれない…色々と考えさせられらた1冊になりました。

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    2023年07月24日
  • きみの鐘が鳴る

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    中学受験を題材にした小説の中でも、ソフトなタイプにあたると思う。
    東京の受験が加熱していると感じるが、今のままで良いのかな?
    むしろ、周りが受験をしている人が多いから、中学受験をする側より「しない」側の方が色々な葛藤があるんじゃないかと思う。「しない」側の小説が読みたい。
    (受験させないと何となく不安だから受験させる親も多いと思う。確固たる理由がある受験生ってそんなに多いかな?)
    なお、2022年11月が第一刷なので、小学生のみんなの描写が現代風で良かった。

    下記の表現は、新卒で入った部署でパワハラされていた時に私が考えていたことと 全く同じ!その時は上手く言葉で表現出来なかったんだけど、ま

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    2023年06月20日
  • Kの昇天(乙女の本棚)

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    溺死したKの死の謎を問われたわたし。

    わたしは「K君は月へ登ってしまったのだ」と感じた。
    それほどにK君は月光による影に魅入っていた。

    短いけれど印象に残る話だった。

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    2023年03月31日
  • きみの鐘が鳴る

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    さまざまな個性を持った小学6年生の中学受験の物語。
    今のこの時期、受験シーズン真っ只中。
    受験生は、熾烈な競争の中にいるんだろう。

    私自身、中学受験の経験もなければ子どもたちにもない。
    なので負担もなければ、苦労したということもない。
    だけど行きたい学校や将来の目標があれば応援したのかもしれない。

    中学受験は親と子の気持ちが大切だと思った。

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    2023年01月23日