中学受験を題材にした小説の中でも、ソフトなタイプにあたると思う。
東京の受験が加熱していると感じるが、今のままで良いのかな?
むしろ、周りが受験をしている人が多いから、中学受験をする側より「しない」側の方が色々な葛藤があるんじゃないかと思う。「しない」側の小説が読みたい。
(受験させないと何となく不
...続きを読む安だから受験させる親も多いと思う。確固たる理由がある受験生ってそんなに多いかな?)
なお、2022年11月が第一刷なので、小学生のみんなの描写が現代風で良かった。
下記の表現は、新卒で入った部署でパワハラされていた時に私が考えていたことと 全く同じ!その時は上手く言葉で表現出来なかったんだけど、まさにこれです!!
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本当なら自分の気持ちに正直になって、学校を休みたい。でもそれと同じくらい、そうしたくない、という気持ちがあるから面倒なのだ。学校に行かなくなったら、穂月の思うつぼになる。それは悔しい。上靴を隠されても、「うざっ」って言われても反撃できないのに、負けたくないと思ってしまう。そんな自分のせいで、現実が面倒になっているのはわかっている。でも、しょうがない。それが自分だから。
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私の場合は、休むのではなく退社や転職だけど、転職のタイミングは自分で決めたいし、「何でコイツ(上司)のせいで私が辞めないといけないの?そうはいくか!!!」って思って、耐えていたなぁ。そして、人事部に報告してバトルになりました笑。今はそこまでのガッツはないけれど、その時はまだ若くて負けん気も強かったな。