ケイシー・マクイストンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ロマンス小説か。BLか。と読み出せば、ロマンス小説だしBLなんだけど、アメリカ大統領の息子アレックスとイギリスのヘンリー王子のロマンスに並行して大統領選挙が絡んでくる。物語はアレックス目線で進んで行くので大統領選挙側からして、息子とイギリス王子の恋愛なんて、ちょっと待ったどころの話ではない。この2つの事象が絡み合って物語が進んでいく中で、肌の色や国籍、性別やパワハラ問題なんかもさらっと絡んでくる。二人の甘くて苦いだけではないところが面白くてどんどんページをめくってしまう。そしてそんな一筋縄では行かない恋をサポートする周りの人々がとても魅力的で楽しい。いや、クレイジー。予告動画が出ているが、映画
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Posted by ブクログ
ウルトラハッピーレズビアンロマンス小説!!!!!
650ページ越えを感じさせないぐいぐい読ませる筆力、時代を的確に捉える描写、そして魅力的なキャラクター!!
最高でした……!!!!!!!
作者誰!?と思ったら『赤と白とロイヤルブルー』の人!?
貴方でしたか!!!!!!
ロマンス描写が(私にとっては)大分濃厚で途中お腹いっぱいになりかけたが、レズビアンロマンス小説がまだまだ少ない世界なのだから、これくらいやるのは当然っしょ!?という姿勢がほんとに推せる……。
好きなシーンは色々あって決められない!!
でも敢えて挙げるならやっぱりオーガストが恋に落ちた瞬間かな。
とてもとてもロマンチックで天を仰 -
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Posted by ブクログ
イギリス王室や日本の皇室での出来事を思うと、全くの“ファンタジー”というわけでもないかなと思える作品。
イギリス王子の皇室離脱や、好きな人と結婚したはずなのになぜか最後まで国民の理解を得られなかった日本のプリンセス…。でもしっかりとどちらも自分の思うままにできたという部分で、このお話もファンタジーではないと思った。
というか、この作品は2016年にトランプが当選しなかった場合のwhatif的に見ることができるほど、背景は現実的。作中で語られる映画や音楽も実際にあるものだし、2人のダンスシーンで描写されてるエルトン・ジョンの「Your Song」は思わずかけながら読んでしまった!
正直、私は -
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Posted by ブクログ
初の女性アメリカ合衆国大統領の息子と、イギリス王室の王子。不仲だったはずの二人が国の為に親交を深めるところから始まるラブロマンス。
ビッグカップルによるスーパーハッピーエンドで頭を空っぽにして楽しめる。けど決して中身がないわけじゃなく、ビッグカップルで各々の立場があるからこそ、各々の人生やルーツについての描写と解釈があり、周囲の影響因子についても楽しむことができた。勿論、国のしがらみがあり、政治の陰謀と駆け引きもあり...。
そして万国共通、母は強し。
それにしても小さい頃に王子様とお姫様のラブロマンスにときめいた自分が、王子様(みたいなもの)と王子様のラブロマンスにこんなにときめく日が来よ -
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購入済み
面白かったけど疲れた
ストーリーや設定が興味深いし面白い。
素敵なキャラもたくさん。大統領選挙の結果はハラハラして楽しかった。
けど、翻訳だからかすごく読みづらかった。区切りや場面の切り替わり、誰の台詞なのかがちょくちょくわからなくなって読み取ろうと苦労したので疲れた。メールのやりとりとかだらだら続いたり、状況説明?が長いなと思う部分があって少々飛ばし読みしてしまった。
同じイギリス皇太子がゲイの小説ロイヤル・シークレットと読み比べると結構面白いかも。あっちはもっと慎重だからアレックスたちの大胆さは驚いた。 -
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Posted by ブクログ
初めての、海外ものの、BLの、小説。けっこう分厚い。
たぶん訳者は、BL小説っぽくしない訳を目指したんだと思う。
設定も凄くて、アメリカ初の女性大統領の長男アレックスと、イギリス王室の末の王子様ヘンリーとの恋愛。
早々に恋愛関係に落ち着く。多少のベッドシーンはあれど、私にとっての読みどころは、アメリカーンな若者たちのライフスタイル、ホワイトハウスやウィンザー家のトリビア、大統領選の興奮など。
舞台は2020年で、作中ではオバマまでは言及されている。
コロナがなければ、こんな世界だったのかなと眩しい気持ちになった。
ちなみに、ハッキリと民主党=主役、共和党=悪役。
作中で何度もテキサスの話が -
Posted by ブクログ
英国ロイヤルファミリーの次男ヘンリーと米国女性大統領の子息アレックスの国境を越えたラブロマンス。終始アレックスの視点から描かれる。気に食わないと思っていた相手からアプローチを受けて、実は自分も…という流れ。
現実世界の50%(個人的感覚)を作り替えたフィクションだが、終盤の米国大統領選の白熱したシーンはとてもリアルに感じる。上流階級ならではの因習や大衆に向けたイメージ戦略、敵対する候補者との攻防などを交えながら、恋人たちが苦悩しながらも愛を育んでいく。
個人的には恋愛よりも、主人公を含めた登場人物たちが個々の能力を駆使して英国王室の因習と大統領選という大きな権力闘争に挑んでいく流れの方に興 -
Posted by ブクログ
日本語で訳されてない時からSNSで紹介されていて気になってた本で,二見書房さんからの出版を待ち侘びていてやっと読めた。
設定から面白く期待して読んだら,意外とオーソドックスな展開だった。でもイギリスの王室の歴史や,ついこないだあったばかりのアメリカ大統領選のことを掘り下げていて,骨太な物語になっていて読み応えがあった。登場人物が多くてあだ名も多いから,最初の人物紹介ページを何度もめくったのが洋本のあるあるで,記憶力が良いと楽に読み進められるはず。
映画化も決まってるそうなのでとても楽しみ!個人的にはティモシー・シャラメに金髪になってもらってヘンリーを演じて欲しいなぁ。イギリス人じゃないけど。も