天見宏生のレビュー一覧

  • 警視庁特殊潜工班 ファントム

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    天見宏生『警視庁特殊潜工班 ファントム』小学館文庫。

    著者のデビュー作となる書き下ろしの警察小説。

    死亡により戸籍を喪失した警視庁公安の捜査員という設定は矢月秀作の作品などにもあるが、本作では警察と悪党の双方ともに死亡扱いで戸籍の無い者たちというからややこしい。主人公が宮守隼人かと思えば、警視庁特殊潜行班のFとも思われるし、はっきりしない。新人作家ということを考えれば及第点の作品だと思うが……

    警視庁公安捜査第十一係の宮守隼人は新興宗教団体の張り込み中に見慣れぬ怪しい男を目にし、追尾するとある賃貸マンションの一室でいきなり住人の男を刺殺、自らも墜落死を遂げる。その男は9年前に仙台で両親を

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    2021年03月15日
  • 警視庁特殊潜工班 ファントム

    Posted by ブクログ

    ずいぶん複雑な構成でした。

    新型コロナ時代に、東日本大震災➕阪神・淡路大震災まで持ち出され、公安宮守刑事視点と非公式のファントムの視点とで真相にせまっていくのでよくわからなくなりそうでした。

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    2021年09月20日