塩谷舞のレビュー一覧

  • ここじゃない世界に行きたかった
    大学2年生になって忙しさと焦りから毎日いっぱいいっぱいな日々。
    もうダメだってなりながら本を読む気力すらないけど、現実逃避したくて久々に手にとってみたエッセイ本。タイトルの「ここじゃない世界に行きたかった」っていう言葉がすっと心に沁み込んできた。

    夜型のわたしには、同じく夜型らしい塩谷さんの描く文...続きを読む
  • 小さな声の向こうに
    文化礼賛。美的感覚を主にし生きることの良さと難しさは痛いほどわかる。それを手放さなかった著者の日常に潜む美を見つけるセンスはもちろんのこと、あとがきのとおり登場する友人が多い。素敵な関係のさらに素敵な部分を読者に共有してもらい、芳醇な気持ちで読み終えた。
  • ここじゃない世界に行きたかった
    バスライターという本人曰く恥ずかしい肩書がある塩谷舞さんのエッセイ。以前はバズらせ方を駆使して記事を多くの人の目に触れさせる生業をしていた彼女も経験を経て、NYへと引っ越し、いつしかちゃんと自分の目の行き届くところに意識を向け始めるようになる。彼女の感性を持ってしても生きづらさや世の中の問題はやはり...続きを読む
  • わたしの名店
    大好きなお店の一皿で、気分があがる! 自身にとっての「名店」と特別な一品を28人の作家たちが想いを込めて綴るエッセイ集。登場するお店の情報も掲載。『asta*』掲載を文庫化。データ:2023年10月現在。

    行ってみたいお店もちらほら。
  • 小さな声の向こうに
    前作を読んだ時よりも、塩谷さんの言葉がスッと心に入ってくる、そんな感覚があった。柔らかい表現ながらも、より心が籠もっているというか、自然体に近づいたというか。(自然体を知らないからあくまでもそう感じたというだけなのだけど。

    同世代の女性の言葉として、ただ共感するというよりはテーブルを挟んで会話をし...続きを読む
  • わたしの名店
    オールドタイランドが出てきて嬉しかった!
    わたしも大好きなお店。ガパオも食べたことあるけどいつも頼むのはパッタイ。
    他のタイ料理屋さんでも食べたことあるけど、ここの甘みと酸味が絶妙なのよ大好き。

    こんどランチに赤坂のやぶそばに行ってみよう。
    京都ではキッチンゴンにも行ってみたい。ピネライスとはなん...続きを読む
  • わたしの名店
    行きつけのお店。人に自慢するものでも無いが、あればいいよね。座れば気の置けない人達がいて落ちつく事が出来る場所。家族とは違う距離感の店主など。まさに絶妙。
  • わたしの名店
    表紙に惹かれて手に取った本。
    目次を眺めると、有名な方のお名前がズラッと並んでいて、テンションが上がりました。

    いずれも実在している(していた)お店なので、片っ端からGoogleマップの行ってみたいリストに追加しました。
    当然ながら皆さまの文章が巧くて、どれも美味しそうで……気になります! この本...続きを読む
  • わたしの名店
    「わたしの名店」 は、好きなお店と、そこで味わえる特別な一品について、28人の作家の個性的な文章で綴られているエッセイ集です。三浦しをんさんのエッセイを読んだ後には、きっとあなたも、自分にとっての「名店」を探しに行きたくなるでしょう。
    三浦しをんさんの作品 は、どれも読みやすく、心が温まるものばかり...続きを読む
  • わたしの名店
    こういう本を読むと、つい場所をチェックしちゃったりするんだけど、わりとそれだけで満足しちゃうタイプw

    今回、いちばん行ってみたくなったのは久住さんの餃子屋さんだったけど、めっちゃ遠いので即諦めたwww

    知ってるお店が登場してほくそ笑んだり、楽しみはいろいろあるわけだけど、すっかり引きこもり体質に...続きを読む
  • わたしの名店
    28名の著名人エッセイ集。
    お気に入りのお店を思い出やその出会い、魅力について綴っている作品。
    なかなか読む機会のない方々がどんな風に書くのかも知れてお得感。

    藤岡陽子さんのお話が好きでした。
  • わたしの名店
    28人の著名人が、大好きなお店をそれぞれのエッセイで教えてくれる素敵な一冊でした。

    みなさん心が休まるいきつけのお店を求めている。でも常連さんがワァワアというところはちょっと、、、
    すごく共感しました。

    食べるって元気の源ですよね。何があってもおなかはすく。食べれることは本当に幸せだ。

    龍朋、...続きを読む
  • わたしの名店
    28名の方が紹介するお店の全てが魅力的に感じました。人によってお店に関わる思い出をメインに伝えたり食事そのものの良さを書いたりと、紹介の仕方も様々なので面白かったです。

    食事では宇垣美里さんの「鍋焼きうどん」がとても美味しそうに書かれていて、ぜひ味わってみたくなりました。
    思い出では藤岡陽子さんの...続きを読む
  • わたしの名店
    “ちょうどいい”本がないかなと入った駅のお土産屋さんに併設されている小さな本屋さんで買い、そのまま新幹線で読み終えた。リズムよく読める感じが逆にありがたく、思わず左手に本を開きながら右手はGoogleマップを検索していた。年始の隙間にぴったりな本、おいしい食べものって、あたたかくてしあわせな描写が多...続きを読む
  • わたしの名店
    作家さんたちが各々の好きな飲食店とそれにまつわるエピソードを書いた1冊。朝井リョウや三浦しをん、西加奈子など好きな作家さんのエッセイがたくさん入ってて楽しく読めました。クスッと笑えるものからじーんと切ないものまでありましたが、総じてどれも美味しそうでした。ただ行きたい!って思ったお店が閉店してること...続きを読む
  • わたしの名店
    好きな作家さんが含まれていたので購入。自分の好きな作家さんがいる方にはぜひ読んで欲しい。
    自身の名店は何処だろ❓と思わされる。
  • わたしの名店
    感想
    下を向いてしまう日。どうしても顔を上げられない。代わりに足が動く。あの店に。あのメニューを目指して。続く毎日と一緒に歩くために。
  • わたしの名店
    三浦しをんさんの文章が読みたいと思い手に取りました。
    総勢28名のエッセイ集。なのでしをんさんを満喫、とはいかなかったのだけれど。

    エピソードに触れることで行ってみたいお店もチラホラ。都内はもちろん、地方でも。

    なかでも心が動いたのは、藤岡陽子さん。
    食べ物って味だけじゃないよな、と再認識。
    ...続きを読む
  • わたしの名店
    小説ではなくエッセイですが、著名人の人生が少し垣間見えた気がします。

    人には、必ず思い出のある名店がある。
    やはり、東京がメインでしたが、関西寄りが多い名店もあれば嬉しいですね。
    それでも、行ってみたい名店が多く迷います。

    僕自身も名店を持っていますが、もう店舗はありません。
    ご飯とモダン焼きが...続きを読む
  • ここじゃない世界に行きたかった
    かつて、ここじゃない世界に行きたかったことがあったなぁと思い出した。
    地方から上京して、もうそう思うことはなくなったのだけれど。

    同じ時代を生きている同世代の思考。
    バズライターだけれど、なんだか「わかりやすい」バズじゃない…というのが、解説を読んでスッキリした。