両親が離婚し、母と2人暮らしをすることになった著者。
貧しい生活の実態が赤裸々に描かれている。
仕事をいくつも掛け持ちし、ストレスでお菓子を爆食する母。
お弁当はクリームパンだけ、新しい服も買ってもらえない…貧困は身体的にも精神的にも悪影響を及ぼすのだと恐ろしさを感じた。
家賃滞納、ガスと電気の停止…今まで自分が想像していた貧困をはるかに上回る深刻な実態がこの1冊に詰まっている。
物質的豊かさとかいう話以前に命が危ない。
今現在もこの世の中に貧困で苦しんでいる人がたくさんいると思うと複雑な気持ちになる。