この著者の前作「江戸の快眠法」がよかったので購入。
内容は呼吸法、体操、食事、睡眠、メンタルケアの5つでまとめられている。
著者は江戸時代の養生術に造詣が深いようで、他の東洋医学系の健康本ではみかけない養生術が多く、たいへん興味深い。イラストが豊富で分かりやすいのもよかった。引用文献も多く、内容の質も高い。
「侍の養生術」とあるが、武術家向けというよりかは、スポーツや芸術関係の趣味を持った人全般に役に立ちそうな内容。所々に引用される武術の話は、武術未経験の私でもかなりためになった。本気で養生術を身に着けたい人には一読の価値あり。