岡美穂子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ心ある日本人が決して忘れてはいけない屈辱的な日本人の歴史の真実です。
日本人が沢山奴隷にされて残虐、暴虐な、悲惨で、惨めな目にあわされてきた。
イエズス会、ローマ教会、ローマ教皇、キリスト教、キリスト教徒、ポルトガル人、スペイン人、ヨーロッパ人共たちの汚らわしい、おぞましい悪魔の人間性の正体、本質を知ることができました。
大悪魔共の、調子がよくて、厚かましくて、図々しくて、押しつけがましくて、汚らわしくて、おぞましくて、残虐、暴虐、非道なキリスト教徒の宣教師共たちが日本にやってきやがって、たくさんの日本人達が奴隷にされてきた日本人の悲惨な歴史を知らせてくれます。
ヨーロッパ人共たちは、 -
Posted by ブクログ
戦国時代に日本人が奴隷として海外に渡っていたというのはショックだ。事例は紹介されているものの、正式な統計や記録が少なく、全体像はなかなかつかみにくい。
■奴隷という言葉のイメージと違って、期間労働者のような者もいたようだ。港湾労働者、船員、傭兵など、様々な役務に携わっていた。
■日本から奴隷として連れ去られる者は、キリスト教に改宗され、洗礼を受けて、洗礼名を名乗った。イエズス会も一部関与していたようだ。
■マカオは当時の国際貿易の一大拠点だった。日本と明とは寧波の乱以後、正式な国交はなかったようだが、マカオには日本人コミュニティがあった。
■フィリピンのマニラ、メキシコのアカプルコ、ペ -
Posted by ブクログ
織田信長の家臣になった黒人の話が最近取り上げられていたりするけれども同時代にかなりの数の日本人がポルトガルの商人によって奴隷として国外に連れ出されていた、という研究者による報告の作品。支倉常長に同行した者のうちの一部がポルトガルに残留し、その子孫の数家が日本人を意味するハポン姓を今も名乗り続けている、という話をどこかで読んだことがあるがそれとはスケールが違う。幾つかの国で裁判記録が残っていて日本人奴隷の存在が確認でき、それは東南アジアはもとよりポルトガル本国や南米などでも確認されるのだという。当時の奴隷契約などにイエズス会の裏書きなどが添えられているらしく、カトリックの汚点も明らかになっている
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Posted by ブクログ
かつては存在すらも疑われていたポルトガル人による日本人奴隷貿易。その存在を世に広めたとも言える研究者による著書。本書は基本的に一次資料をベースに、今となってはかなり散逸してしまった海外の日本人像を浮き彫りにしている。
戦国・江戸時代初期は日本人がマカオやマニラに止まらず新大陸にもいるなどかなりインターナショナルな世界が展開されていたことが改めて分かった気がする。ポルトガル植民地のゴアにはポルトガル人よりも多くの日本人が傭兵として滞在していたことが文献からは示唆されているらしい。
また、日本側では年季奉公とされるものが西洋人からすると奴隷契約に位置付けられていたことは興味深かった。