南島和久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
JAXAの研究者と政策評価論の第一人者の対談形式による、国立研究開発法人における「評価」の現状や課題について議論された本である。
JAXAの研究者における「評価疲れ」の現状や、それを改善するための評価のあるべき姿について議論されている。
JAXAは国立研究開発法人という立場である以上、「評価」というプロセスが必須となっているが、その評価のプロセスとJAXAどう向き合っているのか、そして今後どう向き合うべきなのかという議論を通じて、「科学政策の評価」の難しさを垣間見ることが出来る。
政策評価の一つの実例として分かりやすくまとまっており、非常にためになった本である。