ダニエル・カザナヴのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白かった。火の鳥をハラリさんが書いたって感じ。ハラリさんの本読んでみようと思う。
グローバリズムっていうのかな?
「虚構のために現実の人間を苦しめてはいかん」
印象に残ったのは、ゴリラかな?は一夫多妻制で、ボノボだっけかな?はシングルマザーだったかレズビアンが多いってとこ。サピエンスはヒトって意味とか、全世界中の人たちがホモ・サピエンスという同じ種?であることとか。
ヒトに近い霊長類ですらさまざまな夫婦?形態、恋愛?形態だし、
本とは別だけど、カクレクマノミなんかは、雌雄転換するわけでしょ。
自然界の動物みれば、同性愛もシングルマザーも性転換も何ら不自然なことではなく自然なんだなあと勉強になった。みんな生きるための生存本能でやってるんだよねー。同性愛とかを批判する人たちって一体何様どちら様仏様神様なのですかねぇ -
Posted by ブクログ
神様は人類が作った虚構。この視点はなかった。物語を作ることで、神とか国家とか、有限責任会社で大勢の人々を信用させる。よれで成り立っている。なかなか深い話だと思う。
生きるのに必要な知識の大半を人は無自覚に他人に頼っている。これは当たり前のことだけど、たしかきそうである。自分1人では生きてくことはできない。
大昔の狩猟採集民の信仰はこうだったと主張したとして、その主張からわかるのは石器時代の宗教の実像というより、学者自身の先入観だったってことですね
今の世界を作っている一員であることを再認識し、より客観的、俯瞰的な視点を身につけられた本だった。 -
Posted by ブクログ
漠然と農業革命について、文明の起源みたいな捉え方をしていたので、今につづく支配と統治の一種病的とでもいえそうな関係、つまり、神話や宗教が物的限界を見誤らせつづけ、そればかりか偏見やトートロジーの跋扈を許し(説明のつかない都合のよさは神由来のものとなる、それはたぶん支配の構造に結びつくのだろう)、本当に必要な手当てを妨げさえしそうな状況を作り出していることについて、危うく見誤るかも知れなかった。
さすがに現代社会では都合よく、神が降り立つこともないわけだが、それでも、過去そのように形成されてきた社会だということなのだろうか。いまだに国家や民族のようなものに幽霊の影のようにはりついて克服できない。
少なくとも好んで目隠しを自らかけたがる。
本を読んでいてそんなことを思う。
さて、この本漫画のシリーズは続くのだろうか。
原本を読んでみようか。
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Posted by ブクログ
中巻にあたる歴史の覇者編から読んだので、人類の誕生編で、ホモサピエンスの独自性、つまり実体のない仕組みを実在のものとして、共有できるというな突出した能力があるというところが、それ以前の人間の祖先との区別される点となっているところが印象的だった。
というのも、歴史を動かしているものが、宗教や、主義や、経済のようなものであるとしたら、それがないものは歴史をもてない。
本では想像したもの、それを共有して、多数人を動かしているものような言い回しになっているが、金、信念、とか宗教が、多くの場合、原因で戦争ができるのが、ホモサピエンスだ、ともいわれているようで、少しガッカリもする。
洞察力を使ってたくさんの人を動員できるのに
もう、ちょっとよいことに利用できそうなものだ。
現在進行形で起きている関税問題も、多分にその気配はあって、実体が変わらなければ、評価を変えても、という感じがしている。
人間に時間を遡る能力がない限りラストベルト地帯は二十世紀初頭の自動車産業にもどっても、救えない。かといって、生活の苦境に人が甘んじるというのも、どうか。
とりかかりが関税だとしても、戻ってくるのは新しい価値観でなければならず、プラスアルファの世界でなければ、実体は変わらない。
なにしろそういうことなのだろう。
だとすれば、アメリカにも中国にも関税を使って話したいことがあったのだ。
そんなことを本を読みながら考える。
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Posted by ブクログ
原作本?!はもっとぎっちり難しい言葉が並んでいそう。地球上には、たくさんの出自の違う人びとがいて、遠い昔にはそれぞれ別れてごく少ない仲間や身内のような関係のある人びとが様々な地域に別れて住んでいた。そこにあったのはささやかな暮らしだ。けれど、時が流れるにしたがって人びとは集まって住まうようになり、文明や国々、民族や、地域的結びつきが生まれた。争いをやめて世界が一つになることもあるかもしれない。そうなれば、全世界的な問題である地球温暖化などの環境問題ももっと客観的に捉えられるようになり(希望的な観測だけれども、これは全くその通りかも)問題解決の道も生まれるかもしれない。そういう問題意識がたぶん根底にある。しかし、そのように人びとが集まったり引き寄せられたのは、なぜなのか。そこにはいかなるちからが働いたのか。帝国主義、資本主義の金の流れ、宗教なのか。この巻では、サイエンスの存在をほのめかして、終わるけれども、おそらく、どの力にもプラスとマイナスの面があることを明らかにすることがそれらに触れる理由だろう。ひとりひとりの人間性が傷つけられないように誤りや、希望しないことを避けるためによっぽど慎重に考える必要があるからだ。ひとりひとりの人間性がだいじなのはそれが自然の創造物で、たぶん、こういうロジックが使われる場面でいわれることは自然は無駄なものは作らない、ということかもしれない。人権という言葉はこの場合、あまりにも利己的だ。
だが、1つ疑問は残る。というのも、世界が耐えられないほどに人が密集したために生まれた問題がすなわち環境問題だろうから。
つまるところ、人が文明を維持したまま、集団で暮らしている限り環境問題は内在し続ける。
しかも、人ひとりにとって人の作り出した人工物に取り囲まれて過ごすことは必ずしも幸せといえるのか。
この本がインターネットの効用を簡単に持ち出さないのは良心的かもしれない。なぜなら、よっぽど気をつけて使わないと、マイナスにだって働きそうないきおいだから。
まだいろいろ考えることもある。この本に目が止まったのは殆ど偶然。三冊のうちの一冊らしいので、探して読んでみよう。
もとになった本もまだ読んでいない。
宗教(スカイマン)のところで、仏教で、神と切り離されて心の平安を得る方法をブッダが産み出したというのは成る程と思った。手法と考えたほうが確かにあっている感じがする。
人類、集まってひとつでかいこと出来ればいいね!悪いほうじゃなくてね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『漫画サピエンス全史』の第2弾。1万2000年前に農業革命が起こって以降の人類の歩み。
まず穀物(特に小麦)の栽培化をするようになり、狩猟採集をやめて定住が始まった。それにより集団で密集して暮らすようになり、食糧の貯蔵ができるようになった。それにより人口が増えたが増えた人口を養うためにさらに食べ物が必要に。貯蔵は財産の私有という考え方を生み、ヒエラルキーができる。下層の人間は常に過酷な農作業に明け暮れる。土地や財産をめぐり、集団どうしでの戦争も拡大していく。密集して生活することにより疫病も蔓延する。動物の家畜化も進む。
農業の成果を記録するために文字が発明され、そのデータを管理するために官僚制度ができた。
集団を統制し支配するために、物語を超えた共同主観(共同幻想)たる虚構が作られた。国家、法律、制度、宗教、お金、そういった皆が価値を認めるから存在するフィクションである。支配のためのフィクションによりヒエラルキーも固定化され強力になっていく。
作者の主張は「人々の統制のために物語、虚構を作る力(認知革命)」「定住し農耕すること(農業革命)」が人類を良くない方向に進めた、というもののようだ。
思想的に左寄りで偏りはあるものの、作品としての完成度は高く(本は大きくて読みづらいが……)、読んでよかった。
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Posted by ブクログ
市立本。活字版の『サピエンス全史』とは少々趣が違うようで、マンガ用に再構成されたもののようだ。ちなみに活字版は未読。
A4サイズの大きなマンガで、ページの紙も厚めで重厚。オールカラー。で値段は2000円くらいとくれば、だいぶ安く感じる。内容はマンガながら、かなりの情報量。ビジュアルが伴ってイメージ的な理解の助けになる。
作画はダニエル・カサナヴというフランスのバンド・デシネ作家。オシャレな絵柄とカラーリングは見ていて楽しい。
話は人類に農業革命が起こる1万2000年前までの、サピエンスの歩みについて。7万年前に、「認知革命」と称される、他の動物とサピエンスを決定的に隔てる変化があった。それ以降加速度的に他の生物を絶滅に追いやり、生息域を広げていったらしいサピエンス。
しかしあまり証拠が残っていないので、彼らが何を思いどのように生活をしていたのかはほとんどわかっていない。