蟹江憲史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
持続可能な開発目標って、経済のそれなので、経済面への訴求がもっとあってもよかったのではと思いました。
17の目標をまとめたものが一体何を意味するのか、SDGsはわかりずらいので、本書にその核心をもとめたのですが明解な解は得られなかった。
たとえば、「SDGs誕生の背景と目的」という章をいれて、具体的になぜグローバルレベルでこうも、SDGsが重要視されているのかの説明を聞きたかった。
1990年代から、南北を含めていろいろな資源の取り合いになっているので、「持続可能な開発目標」≒ 継続的に経済が、どの国でも発展ができるように、国連で話し合いと、目標をさだめたものが、SDGsだと個人的におもってい -
Posted by ブクログ
あるところで勧められて読んでみました。
タイトル通りSDGsに関する本ですが、SDGsが成立していく過程について詳しく書かれている点が、これまで読んだSDGsの本とは違うところでしたし、その過程を知ることができるのが、この本のよいところだと思います。
著者が、SDGsの成立に関わっていたこともあり、目標やターゲットに関して、その意図や背景などにも丁寧に触れられています。
その一方で、SDGsの表面をなぞっただけのような部分も目立つ印象も受けました。
とくに、技術や科学、実体経済など、具体的な事例に関する部分については、ことごとくそういう印象を受けました。
また、全体的に、あくまでも人間中心 -
- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
SDGs関連の書籍は山ほど売られている中で、中公新書であれば骨太であろうと期待し本書を購入しました(ちなみに他のSDGs解説本はお金の無駄と判断し一冊も購入していません)。結論から言うと、SDGsの第一人者の方が書かれているという意味で、内容や枠組みがどう決まったかなどの内実が良くわかりそこは勉強になりました。他方、インサイダーの人が書いているので仕方がないとは思うのですが、SDGs全般にわたって好意的に書いている印象を受け、正直SDGsの弱点や課題などにももっと踏み込んでほしかったです。これは研究者としてのあるべき基本姿勢だと思いますし、本当にSDGsを進めたければ自己批判の姿勢は強すぎても
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Posted by ブクログ
Sustainable development goals
環境,社会,経済にまたがる17の目標と169のターゲット
気候変動問題をきっかけとした国際的な行動目標
2030年の状態を目標とする。
新たな価値体系になったな。なぜこれら17の目標なのかを理解することが行動する上で大切だろう。国連とか国際に弱く考えることを放棄すると評価数値に振り回されるだろう。それぞれの活動主体(国,自治体,企業,個人)が相互に影響を及ぼし,力を集約することが目標達成への道筋だろうが,意図的に集約することは難しそうなので,価値の創出がポイントになるのだろう。