永田俊也のレビュー一覧

  • 落語娘
    ひょんなことから自堕落な真打ち、三々亭平佐の弟子となった香須美。前座として、愛する落語に情熱を注ぐ。そんなある日、師匠が禁断の噺を高座にかけると宣言したから、さあ大変…。大阪の女性漫才師の奮闘を描き、選考委員から満場一致で支持された、オール讀物新人賞受賞作「ええから加減」も収録。
  • 落語娘
    意地はります。無理します。
    縁あって三々亭平佐を師匠といたします前座の噺家、香須美と申します。

    ひょんなことから自堕落な真打ち三々亭平佐の弟子となった香須美。
    前座として愛する落語に情熱を注ぐ。
    そんなある日、師匠が禁断の噺を高座にかけると宣言したから、さあ大変……
  • 落語娘
    女性落語家のお話し+作者が急死、そして噺家が死ぬ落語というオカルト要素を含むお話し

    オカルト要素いるかなぁ?
    まぁ、師匠がとった因縁の解決方法は胸がすっとしたけど、禁断の噺の演出が気に入らん

    それはそうと、古典落語って今や伝統芸能っぽい認識はされてると思うけどね
    それでもまぁそもそも落語を聞く人...続きを読む
  • 落語娘
    そんなになじみのないテーマの中で呪いとか入ってしまうと話がぼやけてしまう気が。「ええから加減」の方がよかったなあ。
  • 落語娘
    落語家の前座の仕事内容が、垣間見れた。
    落語世界の女性の立場は、今はどうなのかな?
    重い点と軽い点とバランスが良かった。
  • 落語娘
    男女差別の激しい世界でがんばる香須美、落語の世界もなかなか笑ってばかりはいられない。師匠の型破りな芸風と性格に苦労しながらも、魅かれていく。
    「ええから加減」も収録
  • 落語娘
    同名映画の原作です。

    心に深い傷を負い、落語界からもなかばスポイル状態のベテラン落語家。
    その破れた師匠に振り回される女弟子。
    なにを思ったか突然禁断の封印咄「緋扇長屋」を演るという師匠。

    明治時代に新作「緋扇長屋」を書いた噺家は原稿を書き上げたまま死亡した。
    そのまま行方不明となった「緋扇長屋...続きを読む
  • 落語娘
    映画を先に観ちゃった。うん。原作は映画より面白い。しかし、原作が映画に劣っている点がひとつだけ…。原作にはミムラのビジュアルが付いていない。落語という演芸に対する著者の想いや考えが、香須美や三松家柿紅の言葉となって沢山出てくる。これらは映画の中の台詞としてはあまり使われていなかったが、落語を愛する自...続きを読む