文化学園服飾博物館のレビュー一覧

  • 世界の刺繍図鑑

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    先日『水を縫う』を読んで刺繍に興味が湧いたところの新刊でしたので手に取りました。
     まずは、刺繍の持つ役割から説明されています。
    ・生地の補強
    ・保温
    ・魔除け
    ・招福
    ・社会的立場の識別
    ・財産
    ・華やかさの演出

     そして、チクチクと縫う人たちが開発してきたさまざまな刺繍技法が紹介されています。各地域や民族によって育まれてきた文化が反映されていて素晴らしいです。
     
     日本の着物に見られる「染め+刺繍」にも、
    ・表現に奥行きを持たせる
    ・強調する、際立たせる
    ・形をはっきりみせる 
    機能と手法があります。

     そして世界の刺繍の数々。
    第4章 ファッションと刺繍では、164ページに『水を縫う』で清澄クンが水青サンのウエディングドレスに施した白糸刺繍も出ていました。

     見ごたえたっぷりのオススメの図鑑です♡
    チクチク好きの方へのプレゼントにも良いかも♡ 

    〔作品紹介・あらすじ〕
     世界各地で受け継がれてきた、美しい刺繍の世界へ。
     日本の美しい着物や世界の民族衣装、ヨーロッパの華やかなオート・クチュールなど、世界約40カ国の刺繍を約500点の写真とともに紹介します。
     刺繍の歴史と文化、技法や素材、人々の暮らしとの関わりも解説。
    地域ごとに異なる表現を楽しみながら、世界の刺繍文化を巡る一冊です。

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    2026年09月03日
  • 世界のビーズ図鑑

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    身近な装飾材料であるビーズについて、約500点の写真により、
    その歴史と文化をを解き明かしてゆく。
    ・本書の読み方 ・はじめに
    第1章ビーズとは?  第2章 世界の民族とビーズ
    第3章 ファッションとビーズ
    第4章 もっと知りたいビーズの世界
    ・おわりに
    Columun多数、写真クレジット、参考文献有り。

    文化学園服飾博物館所蔵品の中から、約40か国のビーズと
    服飾品などを約500点の写真で紹介し、その歴史や文化を解説。
    旧石器時代から現代まで、世界各国で作られたビーズ。
    穴を開けて連ねるそれらは、細かいものから大きいものまで。
    スパングル(スパンコール)や銀貨、とんぼ玉もビーズの一種。
    素材は、ガラス、木の実や種などの植物、真珠や珊瑚、貝や鱗、
    骨や歯、鳥や玉虫の羽根、様々な金属、土、プラスチックなど。
    用途は、富・権威・身分などの象徴、急所の保護、
    魔除けや信仰、そして装飾。
    飾るのは、様々な衣装、各種装身具、冠に笠、数珠に護符。
    袋やバッグ。おくるみ、ふんどしや下着、性器覆いにも。
    女性が瓶などを頭に載せて運ぶときのカバーや壺台もある。
    特に民族衣装や各種装身具へのビーズの使用に注目しました。
    拡大写真から分かるのは、その極小の粒を綴ったり、
    刺繍したりする気が遠くなるような作業が見えてくる。
    いかにビーズが重要視されていたことか。
    鮮やかな色遣い、輝きは、交易で初めて接する者にとって、
    さぞや貴重に感じられたことでしょう。
    また、色や奏でる音にも魔除けの意味があるという。
    その模様の素晴らしさは実際に見てみたくなる魅力があります。
    日本のビーズ製造会社の手作り工程の妙にも、驚かされました。

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    2024年06月19日
  • 世界の民族衣装図鑑

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    世界各地の民族衣装が多数取り上げられていて、見ていて本当に楽しい。気候風土や歴史的背景から、どうしてそのような衣装が着られるようになったのかというわかりやすい解説もあり、なるほどと納得すること多数。

    最近お裁縫を始めた私はエキゾチックなものやちょっと変わったデザインが大好きなので、今後何を作るか配色や柄合わせなどを考えるヒントにもなりそう。

    ただ、どの衣装も後ろ側がわからないので、なにかの資料として使うには不十分かな。

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    2022年03月28日
  • 世界の民族衣装図鑑

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    第一章 民族衣装の基本
    第二章 各国の民族衣装
    第三章 民族衣装で世界がわかる

    第一章

    暑さへの対処
    腰巻衣…二股パンツでない。歩く時に風が取り込まれる
    覆い包む形態…砂漠など極端な乾燥地帯。水分蒸発防ぐ
    ゆったりした形態…チュニックなど
    衣服の1部を解放…背中や腹部を解放。汗の蒸発促進
    風を集める被り物…イラクの頭巾は空気で首回りを冷やす

    寒さへの対処
    素材の工夫…雪を弾くために毛皮を外側に向ける
    体熱を逃しにくい…ポンチョ
    開口部を閉鎖…首のつく部分の隙間をしめたり二重に
    空気槽の保護…裏地への毛皮の使用

    一年の中で気温が違う
    日本…羽織を重ねたり、素材を変える衣替え
    チュニジア…素材や形の異なる衣服を重ねる
    シリア…着脱しやすいベストなど

    1日の中で気温が違う
    トルコ…ギャザーのパンツは暑い昼の活動時は空気が流動し、寒い夜に活動が少なくなると空気を静止させる
    モロッコ…フードの着脱
    タジキスタン…大型のターバンで昼は頭に巻き、夜は布を広げて体を覆う

    起伏のある山岳地帯…
    膝の動きを妨げないため、丈が短いスカート状になる。膝の保護や疲労軽減のため脚絆を伴うことも。

    騎馬に適した形態…
    袍の前合わせは深い。馬が走ると前が寒いので。スリットやチマチョゴリは騎乗に適する

    虫除け…
    長くタイトな袖や膝下をたくし上げる。

    急所の保護…
    ビーズや骨、牙、金属をつかった装身具や帽子。こめかみや首、手首、胸、額を守る。

    標識…
    属するグループ、既婚未婚、立場を、衣装の形や装飾のデザイン、色などで表す

    魔除け…
    耳や鼻、背中や髪などにも。鈴などの音、金属や貝などの光、刺繍や紋様など。


    〜民族衣装の形式による分類(小川安朗)〜
    腰布型…長方形の布で腰回りを覆う。高音多湿な熱帯雨林
    巻垂型…幅広の長い布を腰に巻き、その布で腕型や全体
    貫頭型…首部分に穴を開ける。ポンチョやセーター
    前開型…日本の着物やコートなど
    体型型…いわゆる洋服。


    第二章
    服メイン。装飾品や靴は少ないけど、写真が多く、短いけれど文章がわかりやすい。

    第三章
    素材、刺繍や染色、色、紋様、カッティング、一枚布の巻き方、紋様の展開、中国の影響、民族衣装発想のドレス、現代服との融合

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    2021年09月21日