古賀慎一郎のレビュー一覧
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ちあきなおみは、夫であり、彼女をプロデュースした人物でもある、郷えいじ氏("えい"はカネへんに英語の英、じは治。私のPCではうまく変換できないので、ひらがなで書く)の死去と同時に、歌うことを辞め表舞台から姿を消した。本書の筆者は、ちあきなおみの元マネジャーであり、郷氏の死をはさんで8年間、ちあきなおみを支えた人である。その元マネジャーが8年間のちあきなおみのエピソードを語っているのが本書である。
「沈黙の理由」というのが、本書の副題であるが、それは実際には語られていない。マネジャーを務めていた8年間の出来事の描写にほぼ尽きている。仮に「沈黙の理由」を本当に書こうとすれば、ち -
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ネタバレ平成4年に夫・郷鍈さんが亡くなってから歌を歌わなくなってしまったちあきなおみ。
当時を含めて8年間、彼女のマネージャーを務めていた古賀慎一郎さんが書いた本だが、夫婦の強い結びつきがよく描かれている。強いというよりも強すぎる、もっと言えばマインドコントロールされていたのではないかとも思えるような結びつき…。
ちあきなおみは夫が亡くなっても彼のコントロールから抜け出すことは出来なかったのだろう。
今、73歳の彼女は神奈川県の二宮でどうしているのだろう…。
彼女の曲がヒットした時にリアルタイムで聴いてはいるのだが、もう一度、彼女の歌をじっくりと聴いてみたい。 -
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約30年前の夫の死後から現在に至るまで歌手活動を再開せず、沈黙を守っているちあきなおみについて、現役時代最後の1年と、沈黙開始からの7年の合計8年間をマネージャーとして付き添った著者の手記。
ちなみに夫は元映画スターで、俳優宍戸錠の実弟でもあった郷鍈治。俳優引退後はちあきなおみの個人事務所社長兼マネージャー兼プロデューサーだった。
ちあきなおみは未だにBS放送などでは特集番組がたびたび組まれるくらいの、衰えない人気っぷりだ
著者は二人に心酔するあまり、本書でも二人を神格化するレベルでの記載となっているところにはちょっと鼻白む気もしたが、それでも本書からはちあきなおみと郷鍈治の魂レベルでの