薮木宏之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ日本のラグビーには地熱がある。数は多くはないかもしれないが、ラグビーのことが好きで好きでたまらない熱いファンと現場の人たちが、日本代表の氷河期を支えていた。企業に例えるならば、大西鐡之助や宿沢広朗という稀有な指導者の手腕によって何とか世界に一矢を報いるも、その後のグローバル化とプロ化の波に見事さらわれ、一気に瀕死の状態に陥り、復活の兆しが見えない状態になってしまっていた。それでも、地下での熱は消えなかった。上層部は腐っているが、現場の熱い意志と努力と技がまだかろうじて灯火を消さずに、燃え続けていた会社のように。そこに変化を加えたのが、部長クラスといえばいいだろうか?中間層が改善を重ねたトップリ
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Posted by ブクログ
ネタバレ奇跡ではなく、軌跡。
もちろん、「もう奇跡とは言わせない」とNHKの豊原アナが叫んだからではない(2019/9/28 対アイルランド戦)。
「ラグビーワールドカップ2019、日本代表の活躍とその舞台裏を歴史に残す一冊」と紹介文にあるように、スタッフである藤井/薮木が綴る、“知られざる”軌跡が記されていて、読み応えあり。
著者のひとり藤井雄一郎氏は、同郷の奈良出身だ。ジェイミージャパンの強化委員長を務めたが、それ以前に、ジェイミーとは家族ぐるみの仲良し。ジェイミーのオフの部分を伝える記述が、他に例を見ない良いところ。
もうひとりの著者、藪木宏之は、明大から神戸製鋼と、同世代としてその