全卓樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
たまたま新聞の本の紹介記事で見つけた物理学者・全卓樹さんのこの本。
理系は苦手な私だけど、「銀河の片隅で科学夜話」というステキなタイトルにも惹かれ、自分の興味以外の世界も広げたいという思いもあり読んでみました。
タイトル通りのステキな本!
著者とコーヒーでも飲みながらゆっくりお話を聞いているかのようにリラックスして、楽しめました。
天空編、原子編、数理社会編、倫理編、生命編、22話の物語。
宇宙のこと、真空や放射線のこと、確率や多数決のこと、言語のこと、アリや渡り鳥のこと。
普段何気なく周りにあることを、科学的にみていくと全然違った視点でとらえられるのがとても新鮮でし -
Posted by ブクログ
面白かった。申し訳ないが、おもろなさそうとか思って読み始めたらば、これが存外面白くてハマった。特に、革命家のマルチバース、シミュレーション仮説と無限連鎖世界、土星の環から霧雨が降る。別本で読んだ話やエピソードなどもあるが、それについての考察がちょっと違う方向というか、
十分に進んだテクノロジーは魔術と区別がつかない、と言ったのはアシモフであった。
さらに突き詰めて考えると、完璧に進んだテクノロジーは、おそらく自然と区別がつかないだろう。
これ、最近よく思うことなので、
やっぱりみんなそう思うのねぇ、と思ったのだった。
最後はヒマラヤ越渡りで有名なアネハヅルの話だが、
人間が鳥の渡りに影響を