全卓樹のレビュー一覧

  • 渡り鳥たちが語る科学夜話
    面白かったところ
    ・黒田和夫の天然原子炉
    ・メンデルの実験結果は弟子が空気読んで手を加えた可能性あり
  • 渡り鳥たちが語る科学夜話
    短い章立てで、科学知識のない私でも読みやすいが、適度な難解さも含まれており、わからない物事があるという心地よさがあった。
    物理学者という、自分から遠く思える他者の、知識の片鱗に触れ、これまで数多の人々が積み上げ、研鑽してきた知識の結晶を受け継ぐ人が、こうして今もいてくれる喜びも感じた。
  • 銀河の片隅で科学夜話 物理学者が語る、すばらしく不思議で美しいこの世界の小さな驚異
    帯通り、「明晰でわかりやすく、おもしろくて叙情的」

    広い科学の世界を

    誰でもわかるように書いていて

    くすっと笑えたり

    言葉と科学の世界の美しさにほうっとなったり

    とても良い本でした
  • 渡り鳥たちが語る科学夜話
    面白かった。申し訳ないが、おもろなさそうとか思って読み始めたらば、これが存外面白くてハマった。特に、革命家のマルチバース、シミュレーション仮説と無限連鎖世界、土星の環から霧雨が降る。別本で読んだ話やエピソードなどもあるが、それについての考察がちょっと違う方向というか、

    十分に進んだテクノロジーは魔...続きを読む
  • 銀河の片隅で科学夜話 物理学者が語る、すばらしく不思議で美しいこの世界の小さな驚異
    一気に読むのが向かない本というと語弊があるからもしれませんが、少しずつゆっくり時間をかけて読みたい本。
    一つのお話が数ページと短いけれど、その内容の奥深さや広がる自分の想像力や思考・感想を楽しんでいると、この本は時間をかけてしまう本でした。
    物理に縁遠い私にとって難しいお話もありましたが、「そうなん...続きを読む
  • 銀河の片隅で科学夜話 物理学者が語る、すばらしく不思議で美しいこの世界の小さな驚異
    これまで気付くこともなかった事象を、身近なこととして科学的に語ってくれる。

    天文編は、何だかワクワクキラキラしながら読み、
    原子編で量子力学に触ってみたら何て面白い概念なんだと気付く。
    確率って数理物理学なんだとか、それぞれがどういう学問分野なのかも知れて、世界が広まった気がする。

    定性的だと思...続きを読む
  • 銀河の片隅で科学夜話 物理学者が語る、すばらしく不思議で美しいこの世界の小さな驚異
    アリの中には巣の中に死んだ仲間を埋葬するお墓のような空間をつくる話が強烈に残っている。弔いの感情があるのか本能なのか、本能だとしてもなぜそんな行動をとるんだろう。
  • 銀河の片隅で科学夜話 物理学者が語る、すばらしく不思議で美しいこの世界の小さな驚異
    物理学者による科学エッセイとの事だが、物理学の枠を超えた博物学。気難しい科学の専門用語が、ポエムのような雰囲気を持ち、文学となっている。こんな感じの本を読むのは初めてかも知れない。勉強になる、同時に、詩的な気分になる。宇宙を想起し、時の長さを感じ、小さな自分を見つめる事になるからだろうか。
  • 銀河の片隅で科学夜話 物理学者が語る、すばらしく不思議で美しいこの世界の小さな驚異
    賢者が17%いてはじめて悪貨を駆逐できる、というのが印象的だった。難しい話をかなり分かりやすく説明してくれる良本
  • エキゾティックな量子 不可思議だけど意外に近しい量子のお話
    量子の世界の不思議がうまく描かれている良い本でした。易しい本ではないと思いますが、量子力学などを勉強するモチベーションが上がります。図で説明しているところが結構ありますが、こういうのは本よりも講義や動画で見るとわかりやすいでしょうね。
  • 渡り鳥たちが語る科学夜話
    前作「銀河のかたすみで〜」がとても好きだったので期待して手に取った。1章ごとが長くなり、専門性が増した感じで、正直あまりよくわからない話が多かった。
  • 銀河の片隅で科学夜話 物理学者が語る、すばらしく不思議で美しいこの世界の小さな驚異
    忙しい時期に読んだせいで内容うろ覚えだからまた読み直したい。ちょっと専門的な話があったりして私には難しかったけど他の人のレビュー見てると理系の人には物足りないっぽい。ロマンチックというか不思議で美しい話が多い。割と1つの話が短めなのも良い。思い出せない夢の倫理学の話が好き。人は起床直後に直近30秒ほ...続きを読む
  • 渡り鳥たちが語る科学夜話
    社会物理学についてもう少し勉強したくなった。

    全体的に前作より難解な題材を扱っているためか、科学の美しさやロマンを味わいづらかった。

    詩の引用が多く、教養の広さが窺える。私もそろそろ外国語の詩も味わえるようになりたいと思った。
  • 渡り鳥たちが語る科学夜話
    前作よりもかなり難易度が上がっている印象。よく分からない話が多かったが、その中で土星の輪、日本に落とされるはずだった3発目の核爆弾が起こした事故、最後の章の生物の話は興味深く読めた。世界で最も不味いのは、モグラと黒蠅らしい。
  • 渡り鳥たちが語る科学夜話
    <目次>
    第1章  天体
    第2章  極微
    第3章  街
    第4章  生命

    <内容>
    軽いというか、柔かいというか、その書きぶりの中に、科学の真実が見えてくるエッセイ。科学好きにはたまらない。
  • 銀河の片隅で科学夜話 物理学者が語る、すばらしく不思議で美しいこの世界の小さな驚異
    久しぶりにこんな科学的な本を読みました。
    これはいったい何の話だろう?って用語を調べることから始まってしまったので少し読むのに時間がかかりましたが『夜話』と書かれているのでなんとなく夜に読むと世の不思議にひっそり耽ることができます。じゃんけんは試してみようかな?
  • 銀河の片隅で科学夜話 物理学者が語る、すばらしく不思議で美しいこの世界の小さな驚異
    ◯ 一日の長さは一年に0.000017秒ずつ伸びている。(中略)その反作用で月は角運動量を得て、一年に3.8cmずつ地球から遠ざかることになる。(11p)

    ◯太陽に伴侶の星がいるのかもしれない。その暗い伴星が数千万年に一度、昼空までをおおう彗星の嵐、めくるめく流星の雨を地球にもたらすのだ!(24p...続きを読む
  • 銀河の片隅で科学夜話 物理学者が語る、すばらしく不思議で美しいこの世界の小さな驚異
    1日の長さは一年に0.000017秒ずつ伸びている

    オールトの雲
    ネメシス仮説

    ペイジランク

    ガラム世論力学

    神谷之廉
    ブレインレコーディング

  • 銀河の片隅で科学夜話 物理学者が語る、すばらしく不思議で美しいこの世界の小さな驚異
    文理の別なく科学とロマンのあわいに誘われる。
    探究心と空想が共存するような懐深さがある科学エッセイでした。
  • 銀河の片隅で科学夜話 物理学者が語る、すばらしく不思議で美しいこの世界の小さな驚異
    理論物理学者、全卓樹氏が綴る22話からなる科学エッセイ。もう学校で勉強していた学生時代から離れ年数もたっており、かつ生粋の文系である私にとっては久々科学に触れた本であった。
    好きな作家、高野秀行氏がお勧めしていたこともありチャレンジしてみた。

    個人的に宇宙の話や原子の話は少しとっつきにくかった。お...続きを読む