山本真麻のレビュー一覧
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イノベーションがジェンダーと言う頑迷な通説のせいて阻害された話し
読んでて鳥肌が立つほど面白かった
車輪の発明から5,000年たってスーツケースに車輪がついた話し
男はマッチョでなければならない、転がせるスーツケースなんて男の風上にもおけん
世界初の長距離ドライブしたのは女性
ベルタベンツ
EV車は女性向けの車
男ならセル無しでエンジン始動させろ
世界初の道具は石ではなく枝とか腐敗しやすい物かも、いま残ってないから証拠がないだけ
コンピュータの仕事単位はガールイヤー
4ガールイヤーに相当する作業
車椅子の発明は障害者の女性
それで誰も相手しなかったから特許取れない
ポランニーのパラドックス
私 -
Posted by ブクログ
”イノベーションとジェンダー”という副題からも伺えるように、本来「男性的なもの」として捉えられがちな技術革新、発明、テクノロジー…、といったもろもろな事柄をジェンダー論(昨今一般的に理解されているその意味合いは、そのバイアスを正す?的な?)というテーマに従ってひとつひとつ丁寧に解説してくれている書籍である。
その個別の事象の取り上げ方、掘り下げ方、が、若干の(あるいは過大な?)誇張もあるだろうが、事実(ノンフィクション)を、実におもしろおかしく、興味を引くような脚色で記述されており(もちろん裏付けとなる脚注はこれでもかという位につけられている笑)飽きずに読み進めることが出来た。
ただ、著者 -
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ジェンダー観をベースに、時代ごとの女性(や弱い立場となった人々)の役割・職業の事実と、そこから考えられる現代や未来の良い役割や待遇の考察を、10個のテーマから語られています。
女性への社会的な捉え方についてはかなり厳しく書いていて、『それは言い過ぎでは』という表現もあります。
ただこの本はジェンダーに限らず、現代の社会的な役割と、それを取り巻く先入観的なしがらみについて語られてる本であり、色々と考えることのできる本だったと思います。9章のAIと仕事の内容など、ジェンダー観からイノベーションと人間の仕事の変容についての考察は、この本ならではの示唆(ケア業界など、AI後の世界で重要視される仕事自体 -
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Posted by ブクログ
これはちょっと想像の斜め上を行っている内容だった。非常に面白い!「盲点」とはこういうことかと思う。
自分が男性であるからこそ、余計に見落としていることがあったということか。
これは十分に反省しなければならない。
男女の区別(歴史的には「差別」と言った方が正しいかもしれない)が、これだけイノベーションを阻害してきたということだ。
だったら停滞している日本が打つ手としては、簡単なはずだ。
男女比がアンバランスな組織においては、女性をもっと参画させて、「5対5」まではいかずとも、少しでも比率を補正することで、イノベーションが起こりやすくなるはずだ。
私自身が今は会社の中で人事部門に身を置いているのだ -
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ネタバレ十分な休息は睡眠と同じくらい必要なもの。
休息を2年間研究した。135か国18000人のアンケートをとった。
友人や家族と過ごす、は12位。人は休むときは距離を置きたいのではないか。
インターネット、SNSを楽しむ、も圏外。急速にはなっていないことを自覚している。
10位 マインドフルネス。
心の持ちようを変えれば環境を変えられる。マインドフルネスは日常に取り入れられる。
イライラしがちな待ち時間をマインドフルネスに変える。時間を無駄にしている、誰かのせいで私の時間がとられる、と感じたときは立ち止まって休むありがたい機会を得られた、と考える。
9位 テレビを見る
テレビは休息の理想的な形。 -
Posted by ブクログ
なぜ、私たちは、車輪をつけたスーツケース、つまりキャスターバッグを5000年間発明できなかったのか。それは、旅行や冒険するのは男性であり、女性は長距離の移動をすることはないと思われていたこと。重たい荷物を持つことは男らしさの象徴であったこと(この鍛え上げられた腕に、こんな小さな荷物が持てないとでも?)。イノベーションの阻害要因の重要な一つとして、ジェンダーバイアスの存在を指摘する一冊。経済成長や技術革新、事業化だけでなく生活とのものまで、ジェンダーの観点で見直してみると、新しい切り口が見い出せる。また、自動化、AI化で奪われる仕事というのも、これまで主に男性が担っていた内容だったりする。これは
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ネタバレ副題は、<息苦しい世界で健やかに生きるための10の講義>。
休息といえばコレというランキングを10位から順にその効果について一つひとつ分析し解説・検証してくれます。そのランキングは、世界各国18000人からのアンケート結果から得たものです。
最終章に書かれているのですが、いまやアメリカだけでもセルフケア業界の市場規模は4.2兆ドルにものぼるそうです。高級オイルや香り付きキャンドル、高級ブランケット、高価なチョコレートなどなどが例としてあげられています。過激な商業主義との見方もされはするものの、著者はそれでもセルフケアには大きなメリットがあると述べています。それは若い世代が上の世代よりも休息 -
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Posted by ブクログ
コロナ禍からすでに4年以上が経過し、本書に記載されていることは、当社では概ね達成できている気がする。
当然世界的IT企業には及びもしないし、できていないことも多数あるが、企業文化の違いという側面もあるため、何が最適なのかは企業ごとに決めていかざるを得ないだろう。
そういう意味では、現時点では合格ラインな気がしている。
ただし、これからも天災厄災に関わらず、働き方という面では益々変化をしていくだろう。
そもそも、ビジネスモデル自体が大きく変化していくのだ。
そういう環境変化の中で、自社がどういう位置を取っていくか。
さらに言うと、その先の目指す道はどこなのか。
そういうことを、経営者だけではなく -
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