これまでの経済で無視されてきた数々のアイデアの話 イノベーションとジェンダー

これまでの経済で無視されてきた数々のアイデアの話 イノベーションとジェンダー

ビジネス・実用
2,310円 (税込)

11pt

「男性は重い鞄を手で持つべき」「女性の長距離移動は制限されるべき」というジェンダー観が、車輪付きスーツケースという単純な技術革新を阻害した-新たな視点の画期的イノベーション史!

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会学
  • 出版社
    :
    河出書房新社
  • タイトル
    :
    これまでの経済で無視されてきた数々のアイデアの話 イノベーションとジェンダー
  • タイトルID
    :
    1412747
  • ページ数
    :
    304ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年08月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

これまでの経済で無視されてきた数々のアイデアの話 イノベーションとジェンダー のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    《「ありがちなジェンダー論」より独自的でユーモア》
    イノベーションをジェンダー論の観点から批評した一冊。過去のイノベーションがいかに偏りがあったのか痛感できる。例が多いが、各エピソードともはっとされる部分が多く、読む価値が高く、個人的にオススメ。

    ありがちなジェンダー論に独自の視点を追加しており、ボリューミー。ジェンダー論初心者も読みやすい一冊。(というより、初心者は教科書よりこれを読んで自身が抱えるステレオタイプに気づいたほうが楽しめるだろう。)

    1
    2023年11月13日

    Posted by ブクログ

    イノベーションがジェンダーと言う頑迷な通説のせいて阻害された話し
    読んでて鳥肌が立つほど面白かった
    車輪の発明から5,000年たってスーツケースに車輪がついた話し
    男はマッチョでなければならない、転がせるスーツケースなんて男の風上にもおけん
    世界初の長距離ドライブしたのは女性
    ベルタベンツ
    EV車は女性向けの車
    男ならセル無しでエンジン始動させろ
    世界初の道具は石ではなく枝とか腐敗しやすい物かも、いま残ってないから証拠がないだけ
    コンピュータの仕事単位はガールイヤー
    4ガールイヤーに相当する作業
    車椅子の発明は障害者の女性
    それで誰も相手しなかったから特許取れない
    ポランニーのパラドックス
    私たちは言葉に出来る以上のことを知っている
    椅子の上から立ち上がったり落ちてくる物を受け止めたり
    無意識できる事を機械にさせようと考えるとき大きな問題になる

    0
    2025年03月30日

    Posted by ブクログ

    ”イノベーションとジェンダー”という副題からも伺えるように、本来「男性的なもの」として捉えられがちな技術革新、発明、テクノロジー…、といったもろもろな事柄をジェンダー論(昨今一般的に理解されているその意味合いは、そのバイアスを正す?的な?)というテーマに従ってひとつひとつ丁寧に解説してくれている書籍である。

    その個別の事象の取り上げ方、掘り下げ方、が、若干の(あるいは過大な?)誇張もあるだろうが、事実(ノンフィクション)を、実におもしろおかしく、興味を引くような脚色で記述されており(もちろん裏付けとなる脚注はこれでもかという位につけられている笑)飽きずに読み進めることが出来た。

    ただ、著者からしてみれば「笑い事ではない」歴史上の出来事であるのかもしれないし「面白い」と感じること自体、失礼極まりないことでは無いかとも思う。この書籍で紹介されている逸話の内容は決して「笑い話」ではなく「問題提起」なのでは無いかと…。事実、前半の「テクノロジーの進歩の裏にあった、女性の表には出なかった功績、活躍」と言ったこぼれ話的な内容から、後半の「魔女狩り」の描写に変わっていくあたりで、そのような「根底にある著者の思想」を、くみ取ることが出来る。

    「女性の社会進出」とか「女性の活用」とか、もう何十年も前から言い尽くされてきた課題、議題を考えるときに、過去の歴史をわかりやすく深く考えるための補助として、本書は適しているのでは無いか?そのように私は感じた。

    0
    2024年04月06日

    Posted by ブクログ

    ジェンダー観をベースに、時代ごとの女性(や弱い立場となった人々)の役割・職業の事実と、そこから考えられる現代や未来の良い役割や待遇の考察を、10個のテーマから語られています。
    女性への社会的な捉え方についてはかなり厳しく書いていて、『それは言い過ぎでは』という表現もあります。
    ただこの本はジェンダーに限らず、現代の社会的な役割と、それを取り巻く先入観的なしがらみについて語られてる本であり、色々と考えることのできる本だったと思います。9章のAIと仕事の内容など、ジェンダー観からイノベーションと人間の仕事の変容についての考察は、この本ならではの示唆(ケア業界など、AI後の世界で重要視される仕事自体の捉えられ方についての指摘)もあり、面白かったです。

    0
    2024年01月21日

    Posted by ブクログ

    業界知識と言いますか、スーツケースが1972年に発明されたという事実は知っていたけれど、なぜ1972年まで生まれなかったのか、ということに思考を巡らせたことはなかった。電気自動車ももっと早く普及して良かったものだったのかと、身近な領域の発明の大元について、関心を持ってこなかったことに反省させられた一冊。イノベーションを生み出す要因みたいなものが、より分かってきた気がする。

    0
    2024年01月15日

    Posted by ブクログ

    面白かったし、テクノロジーの発展それぞれをジェンダーの眼差しで見ると確かにこうだな…となった
    気になるのは、ジェンダー一本槍なところ。そんなに人類集団全体をこのロングスパンかつそれぞれのテクノロジー史踏まえジェンダー論のみで着地させて言い切るのは無理があるなあというか、引っかかるところが多少

    0
    2026年09月13日

    Posted by ブクログ

    これはちょっと想像の斜め上を行っている内容だった。非常に面白い!「盲点」とはこういうことかと思う。
    自分が男性であるからこそ、余計に見落としていることがあったということか。
    これは十分に反省しなければならない。
    男女の区別(歴史的には「差別」と言った方が正しいかもしれない)が、これだけイノベーションを阻害してきたということだ。
    だったら停滞している日本が打つ手としては、簡単なはずだ。
    男女比がアンバランスな組織においては、女性をもっと参画させて、「5対5」まではいかずとも、少しでも比率を補正することで、イノベーションが起こりやすくなるはずだ。
    私自身が今は会社の中で人事部門に身を置いているのだが、そうは言っても、なかなかこれが進まないという現実にも直面している。
    現時点では難しさも感じているが、やはり今後の未来を考えると、もっともっと多様性が進んでいくことは間違いないし、進めることを前提で組織を作っていった方がいい。
    そのように考えると、今まで見過ごされていたアイディアも、もしかすると社内などでも見直されて注目されるものが出てくるのかもしれない。
    歴史的に、テクノロジーの進化によって、人々の仕事の仕方が発展してきた。
    発展の仕方として、勝手に直線的に進んでいると勘違いしていたが、よくよく考えてみると、こういう社会が形成されたのは、ほんの数百年前程度という感じだ。
    人類の歴史を仮に20万年とした場合、ほとんどの期間と言える約19万年以上は狩猟採集生活を営んでいた訳だ。
    この19万年間のイノベーションは、「火」とか、「猟の道具」程度だったのかもしれない。
    それも数万年に1回表れてという頻度だ。
    この時代に性差があったのかと考えると、存在したかもしれないが、我々現代人が感じる感覚とは相当に異なっていただろうと想像できる。
    現実的に超未熟児で産まれてくる人間の赤ん坊は、当時においては母親が付きっきりで面倒見ることになっただろう。
    しかも、医療が全くない時代であれば、生きるとは常に死と隣り合わせであって、いつ命を落としてもおかしくない状態での生活だった訳だ。
    そこでの生存戦略を考えると、女性が一生を通じて多産になることは必然だろうと思う。
    常に妊娠、出産、子育てを繰り返している状態が普通であれば、男性が担う仕事は、日々の食料調達だったり、身の回りの生活を整えることになるのも必然と言える。
    この役割の違いを考える中で、男性と女性の優劣を考えることも意味をなさないだろう。
    あくまでも男女差は役割としての区別であって、優劣を決める必要がない。
    そもそも女性が子育てしなければ、その一族は滅んでしまう訳なので、役割としても超重要と言える。
    そもそもそういう背景というか、人類の歴史がそうなっている中で、産業革命以後のほんの数百年の間に社会の考え方が変化してきただけじゃないかと感じてしまう。
    男性が上位、さらに言えば白人の男性が最上位とした方が、この工業社会では都合が良く、それに合わせて様々な差別を生み出してきたのではないだろうか。
    スーツケースに車輪を付けた方が便利だと気が付くまでに、何年もかかってしまったという話は非常に印象的だ。
    「だってスーツケースを運ぶのは、力の強い男性の役割だから」
    たったこれだけのことで、車輪をつけて楽することを拒否していたという。
    自動車の普及についての話も非常に興味深い。
    自動車というものが発明された当初は、電気モーターとガソリンエンジンとで競っていたらしい。
    しかし、結果的にマッチョなガソリンエンジン車が世界を制してしまったが、それも男性の考えが影響したという話。
    これも非常に面白い。確かに男性の方がメカニカルなものを好むし、力強いエンジン音が「男のロマン」を感じさせたからというのも理解が出来る。
    そもそもエンジンを始動させる行為が力技だったから、自動車を運転するのが男性の仕事となったという経緯もある。
    こういう文脈で考えると納得できる部分もあるが、これも私自身が男性だからなのだろう。
    そもそも「男のロマン」という言葉自体が時代錯誤的で、これからの時代は間違いなく使われなくなっていくと思う。
    そういうバイアスがかかっていることは間違いない。
    この自動車普及を例に取ってみても、便利な電気自動車が軟弱に見え、ガソリンエンジン車が力強さを感じたことが影響したというのは一定の説得力がある。
    故障の度合いとか、スピードだけではない、そういう一見合理性とは関係ない部分で、社会への浸透度合いが決まってしまうというのは、意外と本質なのかもしれない。
    そういう文脈で見てみると、今後主流になりつつある「ユニバーサルデザイン」という考え方は、これからの時代を考慮しても非常に重要なものだと思う。
    気が付かないバイアスに囚われてないだろうか。
    本当の意味で、誰にとっても機能面として使いやすく、優れたものは何なのだろうか。
    そういうものを追求していく姿勢は、これからの未来社会を生きる中で本当に重要なことだと感じたのだ。
    他に本書で興味深く感じた章は、「肉体」に関することだ。
    脳が人間の意識を支配しているのは、ある意味では正しいとも言える。
    しかし、果たして本当なのだろうか?
    「肉体こそ人間の根幹であり、何なら脳だって肉体の一部のはずだ」という内容の一文で、「その通りだ」と思ってしまった。
    人間は肉体を持つからこそ、イノベーションを起こせるのではないだろうか。
    そんな風に感じたのは、テニスのジョナサン選手姉妹のエピソードが、非常に面白かったからだ。
    二人は、正確にサーブの練習を何時間も行っている。
    何度も何度も飽きずに、打ち続けている。
    しかし、同じ練習をただ漫然と繰り返している訳ではない。
    その1球1球は、ジョナサン姉妹にとっては、それぞれ意味が異なっているということだ。
    体全身で感じて、ラケットをボールにぶつけるが、決して適当に行っている訳ではない。
    コート内での風の状態や、温度湿度、もちろん体の状態。
    それら全てを総動員して、1球1球の軌跡を追っている。
    これは、全く同じ状態を再現する機械とは、実は真逆ではないか。
    全く同じように同じ位置にサーブを打ち込もうとしている1球1球のこの練習こそが、機械の発想とは全く異なっている。
    実際にこの練習が活きるからこそ、試合の中でクリエイティブな展開を生み出して、人々を感動させる。
    どうやらイノベーションの種は我々の身近に転がっているようだ。
    今までの固定観念を振り払って、我々自身がそのことにどうやって気が付くかどうか。
    やはり「気が付かない」ということは、本当に大きな損失なのだと思う。
    常に意識を高めるしかない。
    (2024/2/20火)

    0
    2024年03月23日

    Posted by ブクログ

    なぜ、私たちは、車輪をつけたスーツケース、つまりキャスターバッグを5000年間発明できなかったのか。それは、旅行や冒険するのは男性であり、女性は長距離の移動をすることはないと思われていたこと。重たい荷物を持つことは男らしさの象徴であったこと(この鍛え上げられた腕に、こんな小さな荷物が持てないとでも?)。イノベーションの阻害要因の重要な一つとして、ジェンダーバイアスの存在を指摘する一冊。経済成長や技術革新、事業化だけでなく生活とのものまで、ジェンダーの観点で見直してみると、新しい切り口が見い出せる。また、自動化、AI化で奪われる仕事というのも、これまで主に男性が担っていた内容だったりする。これはもうすこし研究してみたい。

    0
    2023年12月02日

    Posted by ブクログ

    少し読み進めてみて感じたウィットに富んだ文体と話題の興趣に、著者略歴を辿ってみれば「アダムスミスのーー」と同作者ということでなるほどとなる。

    副題の「イノベーションとジェンダー」の観点から見つめる歴史上の諸発明という筋書きは、終章に近づく頃には朧気になっている感もあるが
    小気味よい衒学趣味を満たす内容でありながら、発想の転換を促し、無意識裡の価値観に疑義を投げかけるジェンダー論の端緒としては手に取りやすい。

    0
    2023年10月08日

    Posted by ブクログ

    p248
    「母とは、文句をいっさい言わずにすべてを捧げるよう期待されている人であり、自我を必要とせずに完全に他者のために生きる人である」

    それな。

    母として読むと、付箋を貼って某点つけて広げて置いておきたいが、子供として読むと、耳が痛い。

    当たり前だと思ってきた事に、根強いジェンダー思想が入りこんでいた、とか考えた事もなくて衝撃的な本だった。年末に借りすぎて、延長して延滞しても読みきれずリベンジしたが、有意義な一冊だった。後半、ちょっと難しかったけど。

    不都合な真実に、頑なに耳を貸さず、時代に逆行した様な行動をとる大国のトップ達の思考が少し見えた気がした。

    著者はスウェーデンの人らしいが、東洋的な、特に日本的な考えに興味はないかな。繰り返し自然災害に苦しめられる日本人には、自然を支配する、的な考えはあまりないと思うんだけど。どちらかというと諦め、が強い気もしてるから、参考にならないかな。

    0
    2026年01月25日

これまでの経済で無視されてきた数々のアイデアの話 イノベーションとジェンダー の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会学
  • 出版社
    :
    河出書房新社
  • タイトル
    :
    これまでの経済で無視されてきた数々のアイデアの話 イノベーションとジェンダー
  • タイトルID
    :
    1412747
  • ページ数
    :
    304ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年08月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 社会・政治

社会・政治 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す