「まあまあウィルス」というその場しのぎの言葉を撃退し、自分や友だちを守るために、大人を上手く使う力を身に付けるための一冊。子ども向けと侮ることなかれ、大人が読んでも相談スキルが高まる。
「いつか幸せになる」じゃなくて「今助けてもらう権利がある」。懸命に相談してきた人は、その時点で傷付いている。その気持ちを無視することは傷口を広げることになる。忙しい毎日の中でどれだけ対応できるかは分からないが、この本で子どもと一緒に「助けてくれる大人がいる」ことを確認していきたい。
マンガ形式(+専門家のコラム)で読みやすくなっているので是非。