デイヴィッド・デステノのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
モチベーションを高めるためには、理性、グリッド、意志力、実行機能などを活用しようと多くの本やメディアで取り上げられている。しかし、多くの人が、それらを大切だと思いながらモチベーションを長く保てていない。
なぜなのか?
それは、大切なものが欠けているから。
「感情」だ。
通常、感情は目標達成には邪魔な存在だという思い込みがある。感情が衝動性を高めて、目標から私たちを遠ざけると。
だが、感情の有益さに注目がされていない。
確かに、衝動性を高めて目標達成を困難にさせてしまう感情は存在するが、全てではない。
人間は社会的な存在で、だからこそ社会的感情である。感謝、思いやり、誇りの感情がモチベーションを高め私たちにやり抜く力を与えてくれる。
自分の考え方を否定してくれる本はとても面白いと感じた。これでこそ読書。読書が行動を促してくれるのだなと改めてワクワクしながら読めました。この本すごいです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ"信頼はなぜ裏切られるのか"というタイトルだが、日本語訳の問題なのか信頼が裏切られる仕組みを解き明かした本ではなかった。
英語タイトル"The Truth About Trust…略"をGoogle翻訳すると"信頼についての真実"っぽいので、どのように裏切られるかについて書かれていないのは致し方ないだろうと感じた。
訳者もあとがきにて、英語タイトルについて言及していたので何か思うところがあったのかと推測する。
文章は読みにくく感じた。ちょこちょこと説明のために入れている内容が私にはとても読みにくく、著者の感想なのかな?という内容もあって、正直どうでも良い内容が、途中で入ってくるので読みにくく感じた点が私の評価を下げた…
ただ、中身の内容としては信頼に関する実験の説明や信頼のメリット、デメリット、勘違いや信頼の仕組みなどが書かれていて面白かった。
この本の要約に関しては、
訳者のあとがきが秀逸で、以下の通りにまとめられており、最後の振り返りとしても生きる内容なので、訳者後書も読むことを私は勧めます。
①誰かを信頼する際には、「あの人は信頼できるか」ではなく「あの人は、現時点で信頼できるか」と問うべきである。
②評判で人の信頼を予測できるとは限らない。
③信頼は誠実さだけで決まるわけではない。
※相手が信頼すべき能力があるかも重要
④赤ちゃんや幼い子供でも他者の信頼度をチェックしている。
⑤信頼関係ができていると、パートナーの振る舞いは実際以上によく見える。
⑥一時的にでも権力や金を持つ(持ったと感じている)とその人の信頼度は下がる。
⑦人の信頼度は表情だけでは読み取れない。
※行動の組み合わせで信頼度を読み取れそう
⑧人は他者の信頼の裏切りには厳しい目を向けるが、自分の信頼の裏切りには甘い。
これらは各テーマでの要約になっておりよくまとめられている。
⑦に関しては私自身は半信半疑であり、この本から10年ほどたって他の研究から明確には言えないのではと今時点の私は考える。
⑦以外は同意でき、私の直感からもある程度信頼できそうだと感じた。
この本は面白い本であることは認めているが、要所要所での考え方や推察が私にとっては確信を持てなかったことから評価は高くしないようにしたが、テーマである信頼というのはとても面白く、10年経ったいまではどうなっているかが気になるところでした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ自制心だけで頑張ると、失望したときの反動はより大きい。
感謝、思いやり、誇り、という感情を使って忍耐強くする。
アリになるかキリギリスになるか。
9割の人は楽な道を選ぶ。
感謝の念を抱いている人は、未来志向になる=アリを選ぶ。
感謝は健康、精神の安定にも働く。
思いやりのある人は、貯蓄率が倍増する=アリを選ぶ。仏教の僧侶の例。
マインドフルネスの実践は、思いやりが自然に湧いてくる。アリを選びやすくなる。
感謝と思いやりは相性がいい。どちらも美徳でプラスの要素。
誇りとは、自分が何らかの分野で秀でていることを自認していること。自制心を高めるためにも使える。誘惑に直面したとき、長い目で見て利益になることに向かわせる。
賞賛は誇りを生み、誇りは我慢強くする=アリを選ぶ。
これは内発的動機づけとなる。
褒められることは、内発的動機付けになる。
将来、成長の次の段階にいるはずの自分に誇りを感じれば、自制心が高まる。
自分が前進していることを誇りに思えば、忍耐力が高まる。
賞賛は能力にではなく、努力に向けたほうがよい。
夏の電力不足は、顧客の自制心の欠如によって起きる。
自発的に自動で節電する装置をつける人は2割にすぎないが、その装置を付けたことが一目でわかるようにすると、装置をつける人が3倍に増えた。
デンマークでは、思いやりや共感をテーマにした授業が行われている。
道徳心を呼び起こす政策によって、社会的問題を解決できるのではないか。
20250306再読
感謝、思いやり、誇りと忍耐、がやる気を持続させる。
人間は動物の一種でり、眼の前の報酬を重視する性質がある。したがって、9割の人が楽な道を選ぶ。
感謝の念を持っていると、持続力が増す。
思いやりを持っていると、持続力が増す。
誇り=自己効力感を持っていると、持続力が増す。
能力に誇りを持っていると、持続力が増す。
何であれ、成功へのカギは自制心にある。
自制心とは、短期的な快楽を犠牲にして未来の報酬を志向する態度である。しかしストレスがあると無くなりやすい。社会的な感謝、思いやり、自己効力感をもてば、自制心を保ちやすい。