岩井建樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
千葉県の三橋雅史さん、37歳。
左側の方から目、おでこ周辺にかけ、赤座があります。単純性血管腫と呼ばれる疾患。
初対面の時、顔の技が相手に違和感を与えるのは仕方ないと考えています。話しかけづらいと思う人もいるでしょう。でも私はこの顔を変えることはできません。私の人間関係は、マイナスから始まるとも言えます。その分どうするか。行動や会話で印象を変えることができます。話しやすい人だなと思ってもらえればありがたい。それでも私への評価がマイナスのまま変わらない人がいるなら仕方がないです。それはもう相手の問題。私が悪いわけではありません。
トリーチャーコリンズ症候群の石田祐貴さん。
26歳の青年。石田さ -
Posted by ブクログ
すごく苦しい。けど、障害のない自分だからこそ読まなくてはと思って手に取った本。
顔に障害がある方は人間関係がマイナスからのスタートになってしまうから会話や行動、内面を努力して磨いている。
それって私たちこそすべきことなのに…と思った。
美容整形や脱毛、加工、なんでも容易くできる時代で
顔については障害がなくとも無限に悩みが出てくるし
コンプレックスは中々消えないけど、まずこの顔に感謝しなくてはと思った。
印象に残った言葉は、『自尊心の貯金』『好意的な無関心』
こういった方に出会った時、好奇の視線を向けない。でも無視はしない を心がけていきたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ表紙にインパクト。
先天的な表情筋の問題で、笑顔が左右非対称な息子を持つ筆者が、外見に症状がある当事者にインタビューを重ねていく話。
トリーチャーコリンズ症候群など、知らない病気や症状がたくさん出てきて、自分の中で新たな発見だった。
実際、他人としてすれ違った時の自分の「視線」がどうかを考えると、やっぱり当事者が嫌だと思う視線を送っているのではないかと…
私が行動として表していくときに今後変わっていけるように、自分の内側に問いかける機会になったと思う。
全体的に優等生な感じの文が続くのがなんだか居心地悪かったのだけれど、おわりに、の文章はすごくよかった。
親としての息子への率直な愛が溢れてい