岩井建樹のレビュー一覧

  • この顔と生きるということ

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    千葉県の三橋雅史さん、37歳。
    左側の方から目、おでこ周辺にかけ、赤座があります。単純性血管腫と呼ばれる疾患。
    初対面の時、顔の技が相手に違和感を与えるのは仕方ないと考えています。話しかけづらいと思う人もいるでしょう。でも私はこの顔を変えることはできません。私の人間関係は、マイナスから始まるとも言えます。その分どうするか。行動や会話で印象を変えることができます。話しやすい人だなと思ってもらえればありがたい。それでも私への評価がマイナスのまま変わらない人がいるなら仕方がないです。それはもう相手の問題。私が悪いわけではありません。

    トリーチャーコリンズ症候群の石田祐貴さん。
    26歳の青年。石田さ

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    2025年11月07日
  • この顔と生きるということ

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    現実は残酷だが、知る必要はある。周りはそう簡単には変わらないし、変えられない。しかし、知ることで、自分の行動は変えられる。

    当事者の並々ならぬ見えない努力に目を向けられる世界が来るといいのだが。

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    2024年10月13日
  • この顔と生きるということ

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    題材としては触れる機会の少ないもので取り上げ方の正否は判断し難い。

    本著で顔をさらけ出すことを選んだ当事者には周囲の支えや自己との向き合い方からの転機が光明として差したという条件が少なからずあるように思える。
    露出以前に他人との接触を閉ざさざるを得ないような境遇も想像に難くはない(自分の身に起こったと考えると)

    こうやってメディアに声をあげてくれる当事者の裏で不可視化されている影の部分にも想像を巡らせる必要は、ルッキズムに果てがない現代の一側面として改めて捉えるべきものとも感じる。

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    2023年08月19日
  • この顔と生きるということ

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    考えさせられる内容だった。他の人はこの本を読んでどういう感想を持つのか疑問に思った。読めて、知れて、良かったと思う。

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    2021年12月29日
  • この顔と生きるということ

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    すごく苦しい。けど、障害のない自分だからこそ読まなくてはと思って手に取った本。
    顔に障害がある方は人間関係がマイナスからのスタートになってしまうから会話や行動、内面を努力して磨いている。
    それって私たちこそすべきことなのに…と思った。
    美容整形や脱毛、加工、なんでも容易くできる時代で
    顔については障害がなくとも無限に悩みが出てくるし
    コンプレックスは中々消えないけど、まずこの顔に感謝しなくてはと思った。
    印象に残った言葉は、『自尊心の貯金』『好意的な無関心』
    こういった方に出会った時、好奇の視線を向けない。でも無視はしない を心がけていきたい。

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    2024年04月20日
  • この顔と生きるということ

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    変に気を遣われるくらいならはっきり聞いて欲しい、出来れば触れないで欲しい、捉え方は人それぞれ違うので正解がないのが難しい…でも世の中正解があることのほうが少ないし、そもそも人間関係に正解なんてないのでは…そう考えると何も難しいことはない。まずジロジロ見ないこと、そんな風に見られたら誰だって嫌な気分になるし、当然だよなぁ…と気づきました。

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    2024年04月06日
  • この顔と生きるということ

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    同じジャーナリストでありながらも当事者と非当事者。言葉の重味が違い、当事者であるジャーナリストの気持ちが鋭かった。
    いろんな人がいていい。
    いろんな病気がある。
    それが当たり前だ。
    という社会になってほしいと願わずにはいられない。

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    2023年07月13日
  • この顔と生きるということ

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    ネタバレ

    表紙にインパクト。
    先天的な表情筋の問題で、笑顔が左右非対称な息子を持つ筆者が、外見に症状がある当事者にインタビューを重ねていく話。
    トリーチャーコリンズ症候群など、知らない病気や症状がたくさん出てきて、自分の中で新たな発見だった。
    実際、他人としてすれ違った時の自分の「視線」がどうかを考えると、やっぱり当事者が嫌だと思う視線を送っているのではないかと…
    私が行動として表していくときに今後変わっていけるように、自分の内側に問いかける機会になったと思う。

    全体的に優等生な感じの文が続くのがなんだか居心地悪かったのだけれど、おわりに、の文章はすごくよかった。
    親としての息子への率直な愛が溢れてい

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    2021年10月01日
  • この顔と生きるということ

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    読んでいて、改めて、色々な人がいたり様々な悩みがあるんだと思った。コンプレックスがあっても、それを受け入れる勇気、周りに認知してもらおうという勇気、この本を読んでたくさんの勇気をもらった気がする。

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    2021年08月20日