國部克彦のレビュー一覧

  • 創発型責任経営 新しいつながりの経営モデル

    Posted by ブクログ

    CSRのRはresponsibilityであり、これは「応答できる」という意味である。企業のCSR活動をより意味のあるものにするには社会の課題に対し自発的・主体的に応答していく姿勢が大事である。

    そして企業がレスポンシビリティを発揮するためには今までの営利活動に捉われず、社会的課題を解決できる体制にしなければならない。

    その際たる例がティール組織やホラクラシー経営ではあるが、大企業がいきなりそういった体制に変える事は難しい。そこでプロジェクト単位や企業外活動から推進していくのが第一歩。ということを5社の事例を交えながら論じているのが本書。

    創発型責任経営という概念は一読した限りでは全て理解出来たとは思えないが、当社でもCSR活動に限らず社員に求められているのは主体的・自発的行動である。

    自分で課題を見つけて解決していく。決して上から指示があるのではなく自分で探索する。理想として理解はできる。やらなければならない事である事もわかる。では、実際に実践が出来るかが一番の課題である。

    当社でも様々なプロジェクト活動があるが、本業の営利活動と当然並行して進めることになり、どうしても優先順位が下がってしまう。両立が必須ではあるがいわゆるアカウンタビリティーが優先される。

    よっぽどプロジェクトに対するモチベーションが強くないと挫ける。当社でのプロジェクトはその点を考えると完全な社員発信ではなく、上からの指示の要素が強い。この点が本書の事例との大きな相違点である。

    主体的にやれ、というトップダウン。風土や仕組みではなく強制に近い。大きな矛盾を孕んでおり、日々悩ましく感じる事を本書を読んで感じた次第である。

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    2020年07月14日
  • 創発型責任経営 新しいつながりの経営モデル

    Posted by ブクログ

    5社の事例を交えて創造型経営を論じた内容であった。記載されてるのは、未だ創造型経営の定義とまではいかずある意味理想論的な概念が描かれていたようであった。一方、各事例に共通していたのは社員や個人が行動に意義づけをして、企業もフォローすることであった。これまでのCSR的な活動は、個人のみ社外活動→企業主体で強制→個人主体で企業がフォローという流れであり、今後はその活動が価値を生む時代になってくることを予感させる図書であった。

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    2020年03月11日