橋本博のレビュー一覧

  • 教養としてのマンガ

    Posted by ブクログ

    「教養としての○○」という書名から連想する
    のは、教養を高める効果があるマンガを紹介し
    てくれる、と期待するのが自然でしょう。

    しかしそうではなく、本書はマンガという一つ
    の文化を、多くの人が他の教養項目と肩を並べ
    て同等に扱ってほしいと願っています。

    何の迷いもなくマンガを「学ぶ」ための一つの
    手段として選んで欲しい。そんな世の中を目指
    す人々の活動記です。

    実際に活字に触れるようになる前の幼少期に、
    マンガを読むことは大切であるとも言われてい
    ます。

    サブカルチャーであるマンガが真のカルチャー
    =文化へ上り詰める日は、そう遠くないのでは
    と感じる一冊です。

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    2021年03月11日
  • 教養としてのマンガ

    Posted by ブクログ

    映画『ビブリア古書堂の事件手帖』の裏話は興味深く読んだ。あと、「おじいさんのマンガ道」「古書店から見たマンガの歴史」の章のマンガの規制の話はあまり読んだことがない内容で興味深かった。

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    2024年12月07日
  • 教養としてのマンガ

    Posted by ブクログ

    『ONE PIECE』の尾田栄一郎氏、『あさりちゃん』の室山まゆみ氏、『ストップ!! ひばりくん!』の江口寿史……と、熊本県は多数のマンガ家を輩出している。『巨人の星』の川崎のぼる氏は、現在、熊本県に住んでいるようだ。

     マンガの魅力にとりつかれてしまった著者は、その熊本県に「合志マンガミュージアム」を作ってしまう。

     安定した県庁職員の地位を捨てて、興味のある仕事、やってみたい仕事に没頭していく著者。誰もが憧れる生き方だ。が、実際のところ、家族ができたり、組織の中でポジションを得てしまうと、多くの人にとって難しい選択だろう。

     マンガ史や中古マンガの世界は本書で読んでもらうとして、非常

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    2020年05月31日