廣木明子のレビュー一覧

  • 10のストーリー・タイプから学ぶ脚本術

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    前作で、映画の脚本は、ストーリーのタイプによって10に分類されると説いた。

    実際にそうなっているのか、どのような工夫がなされているのか、タイプごとに5つずつ取り上げて、ブレイク・スナイダー・ビートシートに当てはめて解説をしていくというもの。

    前作では理論が多く、「そうは言ってもどうやって使ったらいいの?」みたいな実例が頭に思い浮かばなかった。だから、より具体的に解説されているこの本はとても実践的だった。

    フィルムアート社らしく、訳がおかしいのは気になるけれど、それを差し引いても読む価値はある。

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    2024年02月17日
  • 10のストーリー・タイプから学ぶ脚本術

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    10のストーリーの原則はそれぞれシンプルに説明、あとはひたすら作品例の列挙で映画らしい展開というものを叩き込まれる感覚。原文がそうなのか、訳文がいいのか判断できないがリズム感、スピード感のある文章でどんどんサクサク読めた。結構分厚い本なのに、自分は読むのが遅いのに。

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    2025年10月08日
  • 10のストーリー・タイプから学ぶ脚本術

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    ネタバレ

    〝相棒愛〟のストーリーにはさまざまなバリエーションがある。〝ボーイ・ミーツ・ガール〟の昔ながらの恋愛結婚話でも、悪党を追う警官二人組でも、ただつるんでいるのが好きなまぬけな二人組でも、同じ力学が適用できる。こうしたローレル&ハーディ(訳注・サイレンからトーキーの時代にかけて活躍したアメリカのお笑いコンビ。数多くの映画を残し、二本でも〝極楽コンビ〟の名で親しまれた)、ブッチ&サンダース(訳注・映画『明日に向かって撃て』の主人公の強盗コンビ。ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが演じた)、警官相棒映画のすべての表層の下に、『赤ちゃん教育』(38)、『パットとマイク』(52、劇場未公開)、『

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    2025年04月07日
  • 10のストーリー・タイプから学ぶ脚本術

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    【動機】著者の本が読みたくて

    SAVE THE CATの法則、と並行して読んだ。自分の案がどの「10のストーリー・タイプ」に近いかを定められれば、複数の映画の例が楽しく読める。物語の筋をはっきりしていくときに、繰り返し見返したくなるのはやはり1冊目の「SAVE THE CATの法則」だろう。

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    2023年02月18日
  • 10のストーリー・タイプから学ぶ脚本術

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    ①家の中のモンスター
    すべてのモンスター映画を成立させているのは"罪"
    罪悪感は恐怖を格段に濃厚にする
    要素 モンスター、家、罪
    "半人前" 以前にモンスターと遭遇した生き残り、あるいは事前に悪についての知識がある で、その際ダメージを負った。半人前によってモンスターの神話を明かし、モンスターと対決するとどういうことが起こるのか、主人公にヒントを与えることができる。この半人前キャラクターの多くは、"すべてを失って"で死ぬことになり、それぞれのストーリーにおける不完全な指導者として、自らの死によって警告する

    1. モンスター超自然的な

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    2015年01月12日
  • 10のストーリー・タイプから学ぶ脚本術

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    ネタバレ

    ダメ翻訳で悪名たかきフィルムアート社の本。誤植、誤訳は当たり前にある。
    ……あったので、出版社の時点で星1つ減じた。
    DUDE!に『デゥード』なんて読みをあてるとかどこの国の人が翻訳担当したんでしょうか。

    注:DUDE!はデュード!と読みます。
    「 なんてこった!ケニーが殺されちゃった!」
    で有名なアニメ、サウスパーク参照のこと。

    タイトル通り、10のストーリー・タイプに映画を分けて、ストーリー解説を行った本である。
    巻末の用語集を読んでから、本編を読むと頭に入りやすい。

    本編ではストーリー解説を行ってるだけであり、脚本のノウハウとかそういうのは全くない。強いて言えば、巻末の用語集がノウ

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    2021年12月23日