押谷仁のレビュー一覧

  • パンデミックとたたかう
    [ 内容 ]
    燎原の火のごとく広がる新型インフルエンザ。
    その世界的大流行は我々に何を問いかけているのか。
    小説家の想像力と専門家の洞察力とが切り結ぶ対話篇。
    いま必要なのは、過度に恐れず、適切に恐れることだ。
    根源を見すえた議論が、パンデミックに立ち向かう勇気と、冷静に対処する視座を与えてくれる。...続きを読む
  • パンデミックとたたかう
    最高にすばらしく分かりやすい本でした。
    それは簡単に書いているというわけではなく、「分かりやすく」です。
    やっぱり瀬名秀明さんはものすごく聡明で、頭の良い人だなぁと実感です。

    インフルエンザの新書なのだけれど、的確かつ辛辣なマスコミ(もはやミニコミ)批判や、「私たち」一人一人の想像力の働かせ方につ...続きを読む
  • ウイルスVS人類
    シンパシーとは寄り添うこと、エンパシィは思いやり、他者の気持ちを推し量って配慮し行動すると言う意味、忖度、昨今先回り服従と言う悪いスティグマがついてしまった。
    小説を読んで、主人公に共感しました、本当の読書とは言い難い。自分とは異なる立場の人の心情も理解できて初めて読書体験は豊かになる。
    ジャックア...続きを読む
  • パンデミックとたたかう
    新型インフルエンザ(2009年)の時に発売された本ですが、その後にエボラ出血熱(2014年)、新型コロナウイルス(2020年)のように、パンデミックは周期的に訪れています。その都度、それに対して学び、そして忘れていく...世界はそんな流れになっている感じがします。この本の要は「極端に走らないこと」で...続きを読む
  • パンデミックとたたかう
    適切に怖がることは難しい。震災前に書かれた本だが、震災後にパンデミック対策が進んでいるかといえばストップした感もある。
  • ウイルスVS人類
    これもやっぱ、書店で平積みされている時点で目を通すべき内容だな。今となっては、その後がはっきりと分かっているだけに、目新しい内容はあまり得られない。
  • ウイルスVS人類
    今はもっと世の中に新しい情報があるのだろうが、ウイルスの基礎知識や専門家の意見がわかりやすく書かれている。コロナはRNAの中でも変異しにくいもの。覚えておきたい。
  • パンデミックとたたかう
    2009年に発生した新型インフルエンザの流行を受けて、感染症の専門医師と医学部卒の作家の対談。

    新型コロナウイルスの感染が拡大する今、一人一人が身近な事に気を配り、他者を想像し、適切にウイルスを恐れ、そして決して絶望せずにいつかパンデミックを乗り越える事、それが求められる。

    外出自粛の今、冷静に...続きを読む
  • パンデミックとたたかう
    会社での対策策定や、子供の予防接種など新型インフルには騒がされた。この本も同時進行的な、分からないなりに脅威に向かい合う専門家の対談。新型騒ぎは下火になったが、冷静な視点で振り返るのは必要だろう。

    ・リスクコミュニケーションの難しさが両者の共通意識である。なるほど。
    ・地球温暖化と同じく、正確なと...続きを読む
  • パンデミックとたたかう
    パンデミックって、よく映画であるようなああいうパニックのことと思ってたけど違うんだねえ。
    まあ確かに正しいことを言っても多くの人は聞いてくれないってのはそうなんだろうけど、だからと言って恐怖心をことさらに煽るのもアレだしなあと思う次第。
  • パンデミックとたたかう
    2009年4月にメキシコに始まり世界規模で大流行した新型インフルエンザを中心に、パンデミックとは何かを探る対談集。コンパクトで非常に読みやすい。当時ソウルにある小さな塾で日本語を教えていた。近くの英語スクールが休校になったとの噂を聞き、感染したらどうなるのだろうかとビクビクしながら授業を続けたものだ...続きを読む