エイモアトールズのレビュー一覧
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1954年、アメリカ。
18歳のエメットは更生施設を出所し、弟が待つネブラスカの自宅に戻って来たが、そこには施設から逃げ出したダチェスとウーリーもいた。
エメットと弟は、母が暮らしているはずのカリフォルニアに行き、心機一転、新しい生活を始めるはずだった。だが、ダチェスとウーリーに愛車のスチュードベー...続きを読むPosted by ブクログ -
アメリカが誇る実力派SF作家の中編集。
仮想空間内のキャラクターが人格を持ち始める編者クラウチの「夏の霜」から始まり、今や泣く子も黙る、飛ぶ鳥を落とす勢いのアンディ・ウィアーの量子コンピュータでカジノをハックする「乱数ジェネレータ」で締める。どれもモダンでキャッチー。イマドキのSF。退屈な小片などひ...続きを読むPosted by ブクログ -
1930年代後半のニューヨーク。
若いケイトとイヴは、銀行家ティンカーと偶然出会う。仕事と恋と華やかな上流社会との交流。
抑えられない恋心と自尊心の間で、それぞれが自分に正直に生きていこうとしたのかな。Posted by ブクログ -
ロシア革命の後、ホテルに軟禁されてしまった伯爵の半生。
時代に流されながらも、「自らの境遇の主人とならなければ、その人間は一生境遇の奴隷となる。」をモットーに、紳士的で洗練された日々を過ごす。
そこには出会いも別れもあり、幻想的なラストを迎える。Posted by ブクログ -
読みたかった本の中の一冊。 チャーミングな小説でしたが、最後のスリリングな展開には心踊りました。ロシア版『ショーシャンクの空』?。『自分の境遇の主人とならなければ…』は良い言葉でした。 600ページ、大晦日に読み終えて良かった❗映画『カサブランカ』、観てみますPosted by ブクログ