峯岸博のレビュー一覧

  • 日韓の断層

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    前職で、しばらく韓国株の担当をしていたことがある。
    正確には韓台豪新の担当だったが、豪新なんて特に動きもないので、もっぱら韓台、とりわけ韓国のいくつかの財閥企業の分析が主だった。
    多いときは、ほぼ月イチのペースで訪韓していた。羽田-金浦のアシアナ便で、機内で出るキムチにも自然と慣れた。
    まだアナリストとしても駆け出しのころで、最初にこんな地域を担当したせいか、どうも自分の相場観みたいなものは相当歪んで育ってしまったように思う。
    グローバル株式を見るならまずは米国だろうし、そもそも日本人なのだから日本株から入って良さそうなものだが、新人である自分の人事を自分で決められるわけもなく。
    ただ、日本株

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    2019年09月26日
  • 日韓の断層

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     韓国には「国民情緒法」と呼ばれる法律がある、と言われているらしい。(実際にあるわけではない) 目に見えない「情」が法律や条約を超越する。韓国の大統領がよく口にする「国民感情として受け入れられない」というあれだ。 

     日本人は法律を遵守するのが当たり前だと考えるが、韓国人は法律が間違っていたらどんどん変えて行くべきだと考える。軍事政権の悪弊の記憶がまだ残り、保守と革新の政権交代がよく起こる韓国は、前の政権が結んだ条約は非難の対象となることがある。だから国としての一貫性がない。大統領の権限が大きくて、議会の力が弱い。だから政権交代すると、大統領が自殺したり、投獄されたりする。汚職うんぬんという

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    2019年08月04日
  • 日韓の断層

    Posted by ブクログ

    あまり目新しいことはない。
     が。

    こういう本で、まず日本が知恵を出すべき的な意見になるのは、全く理解できない。

    まず、日本は過去を事実に基づいて検証すべきだし、あらゆることはそれを前提に理解、検討すべきではないのか。

    なんで、厨二病なんだから大人になってあげないとなんて言えるのかさっぱり判らない。
    対等な国としての関係が結べなかったらか、あんなことになったんやろうと。

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    2019年10月09日
  • 日韓の断層

    Posted by ブクログ

    それぞれの国には、違った国民性や文化・習俗がある事は頭ではわかっていたが、本書でお隣の韓国の内情を詳細に知れば知るほどやるせなさを感じる思いを持った。
    政治や外交に「やるせなさ」とは不似合いの感想とは思うが、どうしたらいいのかと途方に暮れる思いを抱いたからだ。
    何事も知ることから始まるわけだから本書の内容が日本で広く知られることが重要とは思うが、しかしなんとも読後感が良くない。根本的な解決策が見つからないことによるものだろう。
    ともあれ、隣国を深く知ることはどんなに異論があろうとも良い事であるし必要な事だと自分に言い聞かせながら読み終えた。

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    2019年09月22日