坪田文のレビュー一覧

ねことじいちゃん 映画版

ねこまき（ミューズワーク） / 坪田文 / 伊豆平成

やばい！ってハプニングはあまりない、ほのぼのストーリー。普通は主人公にハプニングがあるけど、島の他の人にちょっとハプニングが起こるのが他の本とは違うと思った。
ねこの島いきたい。

ＴＶドラマ＆劇場版「美しい彼」公式シナリオブック

坪田文

ドラマからのファンで、1年前にシナリオブックが出ていたことも知っていたのだが、数週間前、急に平良のナレーションやモノローグに触れたくなり、買ってみた。
シナリオブックを読むこと自体、今回が初めてで、シナリオ部分だけでなくプロットや構成の部分まで収録されていることや実際に映像化されたところとの相違点がかなりある事に驚かされた。その為、ドラマや劇場版のセリフやト書き部分がそのまま文字起こしされた状態を想定して買ったので、勝手に期待していた自分が悪いのだが、その点で星4という評価に至った。
しかし、実際に映像化された部分と違うところが沢山あるからこそまた違った楽しみ方があり、映像と見比べるのも楽しそうだと思った。
個人的には、ドラマや映像に使われるサントラも大好きなので、お気に入りのシーンなどはそのシーンの音楽を聴きながら読むのもさらに内容を深められて良いと思った。

ＴＶドラマ＆劇場版「美しい彼」公式シナリオブック

坪田文

テレビドラマ「美しい彼」「美しい彼シーズン２」「劇場版美しい彼～eternal～」の構成、プロット、シナリオ、脚本家坪田文さんのインタビュー。

３作ともセリフを覚えるほど見ているので(笑）違うところはすぐにわかった。
ってか、
かなり変わってるんだな～って思った。どっちがいいかはまあ別として。
特に、２つのドラマの脚本では、放送されたドラマにないシーンがたくさんあるんだけど、それは撮ったけど、３０分ドラマという短い枠に入らなかったのか、
現場で必要ないとなったのか・・・。
前者ならば、見てみたいシーンはたくさんあった。

劇場版は最後、終わり方が全然違うのが印象的！
完成されたもののほうが、スッキリしている。
そこは撮影したときにはすでにそういう風にしましょうと決めて撮影されていたであろう。だとしたら最後のアレを最初のアレにリンクさせたりとかは、どの時点で考え出されたモノだろうと思う。
シナリオのほうが二人のキスシーンがいっぱいあるので、是非見たかったという気持ちはある。結局、ラストしか口にはキスしてないもんな～。
あと、「これは撮影したんじゃないん？」って思うシーンで、実際なかったのが
season２で「キヨイはカズくんのお友達？」って清居が聞かれて返事した部分。
本人の口から言う所のシーン、みたかったなぁ。
逆に、シナリオにはないシーンで、劇場版にあるシーンも多々あって、
それはいわゆる「萌え」的なシーンが多いので、
酒井監督を筆頭にしたスタッフのすばらしさを称えたい。
あと、きっとアドリブでよりよきシーンにした演者さん達もめちゃくちゃ称えたい。

脚本って思っていたよりもセリフ以外書いてないことにびっくりした。
この脚本を渡されて、あの素晴らしい作品にする想像力と実行力と
チームの結束力やらなんやら、とにかくすごいと思った。
間とか、目線とか、とにかく書いていない部分が違うだけで、セリフの重さとか意味とか変わるので、そこを演者たちに任せることができる信頼もあるんだろうな。

season１のDVD＆Blu－rayはすでに販売されているけど、
season２と、劇場版は今年発売されるのですが、
撮ったけど使われなかったシーンを特典にいれてくれませんかねぇ？

season１のシナリオの中に、二人が放課後遊ぶようになってから、学校で目線が合ったら平良は清居にそっとついていって、学校内でも二人の時間を特に何をするでもなく過ごすというのがあり、これは原作にもあるんだけど、残念ながらドラマにはないんですよね。
でも、メイキングにはそれっぽいシーンが映っていたので、きっと撮ってるはずなんです！
メイキングのあの謎シーンはがシナリオにあったので「やっぱあるんじゃん！」って思っていたんですよ。
だから、そ～ゆうのを全部見たいっ！

とりあえず、
「美しい彼」が大好きすぎる人にとっては、この本読むと、
酒井監督、脚本家の坪田文さん、原作者の凪良ゆうさん、平良役の萩原利久くん、清居役の八木勇征くんをはじめ、全キャストの皆さま、そしてスタッフの皆さんに
大、大感謝したくなります。
素敵な作品をありがとうございました～