鈴木翔のレビュー一覧

  • 教室内(スクール)カースト

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    読みやすい。とりあえずまとめだけ読んでいけば趣旨は把握できる本。インタビュー部分は読まなくても、ほぼ同じ内容を著者が代弁。かなりの飛ばし読みができる本。

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    2020年03月15日
  • 教室内(スクール)カースト

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    学生時代になんとなく感じるクラス内での序列。ここまで、研究や考察がされた本はなかったと思う。インタビューなど文字にして改めて見ると、あったあったと思う反面なぜあの頃はそんな事を気にしていたのかと思う。ただ、ここからいじめに発展することは確かだと思うので、こういう序列に本人も教師も保護者も敏感になる必要がある。

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    2019年06月12日
  • 教室内(スクール)カースト

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    評判が良かったため購入。いじめやいじりは区別がつけにくく把握が難しいから、大本となる学校の人間関係、つまりスクールカーストを見てみよう、という話。

    忘れていた自身の学生時代のことを思い出していろいろともやもやした。小学校時代はなぜか足の速い子、運動神経のいい子がもてるよね。そしてクラスに一人くらい嫌われている子がいた。中学時代になるとあからさまなスクールカーストがあった。大人になってから卒業アルバムを見直すとみんなどっこいどっこいの田舎の中学生なのだけれど、あの頃は中学校が世界の全てだったから、クラスや部活であの子より上だ下だと序列を感じていたな。高校時代はスクールカーストの高い子と友達だっ

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    2016年07月09日
  • 教室内(スクール)カースト

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    スクールカーストという言葉をはじめて知ったのは「桐島、部活辞めるってよ」が映画化されてその感想をサカナクションか何らかのバンドマンがTwitterでつぶやいたときである。

    内容の真摯さは伝わる。そして読んでももやもや感は晴れなかった。むしろ余計くもった。
    これを機にスクールカーストの研究がもっと進んでくれないかなぁ、と思った次第。おそらく教育に活かされるほどに進むのはかなり先だと思う。

    それと、自分は亜種だったんだろうな。というか、中間層にいる多様性のある人たちの研究は手をつけられる段階ではないだろうな。

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    2015年11月27日
  • 教室内(スクール)カースト

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    イジメではなく意識上存在する生徒間の上下関係について論じた本。ただし、サンプルが少ないためまだまだ研究の余地あり。ギャルもヤンキーもいない地域、学校はたくさんあるのだからインタビューのサンプリング如何によるかなあ、と。時間はかかると思うが関心は強いため今後に大いに期待☆個人的に学生時代の薄暗い感情といえば格差という感覚よりも劣等感に近い辻村深月氏の小説に描かれる感情に近いかも。

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    2015年09月27日
  • 教室内(スクール)カースト

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    基本構造は、インタビュー内容を掲載して、それを自分なりに咀嚼しながらまとめ直す、っていうのの繰り返し。それがくどく思えることがしばしばで、冗長に感じられたきらいあり。でも最後に、この研究の限界を自分なりに反省して、次への課題として開示していたりとか、インタビュー内容とは違った自分なりの見解を明示していたりとか、最後のまとめの部分はかっちり決まっていたと思います。う~ん、学校って難しいですよね。

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    2015年05月26日
  • 教室内(スクール)カースト

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    ️p.6 同学年の児童や生徒の間で共有されている「地位の差」を、本書では「スクールカースト」と呼びます。

    こう定義される「スクールカースト」。でもよくよく考えてみると、この「スクールカースト」なるものって学校生活の中でごくごく自然にあったことだろう。それに敢えて焦点を当てて論じたという意味で、この本には意義があると言えるだろう。

    スクールカーストが発生する学校の「クラス」とは、全ての生徒がまったく平等であるという建前の下で扱われる集団だ。でもだからこそ、余計に地位の差、ヒエラルキーの差を作りたくなるものなのかもしれない。完全に平等であることに、もしかしたら人は耐えられないものなのかも。

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    2015年01月19日
  • 教室内(スクール)カースト

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    著者は東京大学大学院在学中の学生である。本書は、学校の教室内で見られる生徒同士の明文化されない階層的人間関係について考察したものである。質問紙法とインタビュー形式を取っているせいか、データに対する考察が甘い印象を受けるが、著者はそれを自覚しており、今後の研究課題としている所に好感が持てた。教職を志すものとして、またひとりの人間として、スクールカーストが生徒に与える社会的影響についてとても関心がある。緒についたばかりの研究が今後どのように発展していくか、期待することろだ。

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    2014年08月16日
  • 教室内(スクール)カースト

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    スクールカーストという名前付けはよいが、以前からあったものであり、アメリカなどでは学校で実際にカーストに近いランク付けが存在したりする。それらを、論文形式でまとめたものを新書にまとめなおしたという感じがした。

    内容は、スクールカーストとは、いじめとの関係、小・中・高等学校のそれぞれのカーストと特徴、教師にとってのカースト制度、権力や風土などのまとめをしているが、今まで誰もが気が付いていたが言葉になっていないことを表した本ではないような気がした。

    この手の本の問題は書き方の問題なんだろうか、それとも発想の問題なのか、自分にはわからなかった。

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    2014年08月14日
  • 教室内(スクール)カースト

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    小中高の学校に存在するスクールカーストと最近では呼ばれる、
    生徒間での序列がどういうものかを解き明かそうとする本です。
    前回読んだ、『桐島、部活やめるってよ』でも、生徒間の関係性の「上」「下」
    というものがでてきました。きっと、僕が高校生だった90年代の中頃よりも、
    そういったものがクリアになってより子どもたちをひっ迫しているのかなぁと
    思って読みました。そして、読んでいるうちに、自分が学生だった頃の、
    スクールカースト的な序列というものも思い出してきて、
    今考えればそう分類されるのかなと新たな視点からとらえ直すことになりました。

    きっと、ほとんどの人が感じたことがあると思いますが、
    あの人

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    2025年06月23日