この本はもっと読まれていい本。スピリチュアルの域を超えていて、現実的で深い。自己嫌悪に陥ることが多かったので読んでみたら思わぬ名著だった。自責の念はどんな自己虐待よりひどい、と著者はいう。傷ましい虐待の過去を持つ著者が、困難を乗り越えここまで強い自我の女性へと成長したことに深い尊敬の念を覚える。1年に一度、自分へ自分でラブレターを書いて投函する、というメソッドが興味深い。たったひとりしかいない自分。自分だけでも自分を認め信頼できるようになりたい。装丁がスピリチュアルすぎて勿体無いよ!翻訳も自然でいい。