ロバート・H・ラスティグのレビュー一覧

  • 果糖中毒―――19億人が太り過ぎの世界はどのように生まれたのか?
    果糖の問題点をよく理解できた。筆者は、政府がジュースを低所得者に配り、肥満を招いていたことから活動を始める。肥満の原因は、患者自身にあると考えられがちだが、そうではないと筆者は言う。ホルモンが原因だという。インスリンが多ければ多いほど、脂肪も増える。低糖の食事をとり、食物繊維が豊かな食べ物をとり、同...続きを読む
  • 果糖中毒―――19億人が太り過ぎの世界はどのように生まれたのか?
    今まで読んだ食に関する本の中で一番良かった。内分泌系から見た肥満とメタボの仕組みがよく理解できた。食品の中には本当に沢山のものに果糖や人工甘味料が含まれている。今まで食品表示を必ず見るようにしていたが、食品表示のあるもの全てが加工品という著者の見解に、まさに目からウロコ状態。また、冷凍食品やスムージ...続きを読む
  • 果糖中毒―――19億人が太り過ぎの世界はどのように生まれたのか?
    今の時代、痩せるには、「知識と思考を行動につなげること」
    が最も大事だなと思わせてくれる稀有な書籍です。
    圧倒的な知識量と、エビデンスの豊富さは、○○すれば、痩せられるよと唄う、
    多くのダイエット本とは、一線を画しています。
    今の時代における「健康」とは何かを考える上でも、
    非常に参考になると思いま...続きを読む
  • 果糖中毒―――19億人が太り過ぎの世界はどのように生まれたのか?
    本物の食べ物、即ち腐るものを食べること。
    運動すること。
    食物繊維をとること。

    糖分には中毒性がある。
    糖分の成分である、アミノ酸、エタノール、果糖の中でも最も過剰摂取が有害なのが、果糖である。

    皮下脂肪と内蔵脂肪は別であり、
    皮下脂肪が身体に良く、内蔵脂肪が身体に悪い。
    脂肪の8割は実は皮下脂...続きを読む
  • 果糖中毒―――19億人が太り過ぎの世界はどのように生まれたのか?
    果糖中毒 19億人が太り過ぎの世界はどのように生まれたのか?。ロバート・H・ラスティグ先生の著書。果糖中毒はもしかしたらアルコール中毒や薬物中毒、ギャンブル中毒と同じくらい恐怖に満ちていて依存性も強いのかもしれません。依存性が強いだけではなくて、果糖中毒は人間の健康を着実に蝕んでいく。学校教育でもア...続きを読む
  • 果糖中毒―――19億人が太り過ぎの世界はどのように生まれたのか?
    【感想】
    現代社会に住む私たちは肥満を「暴食」と「怠惰」の結果――つまり自己責任だと感じている。食べ過ぎてしまうのは意志が弱いからであり、いくら食事を気にしても痩せられないのは、運動を続けようとする強い決意が無いからだ、と。
    しかし、果たしてそれは真実なのか?ここ30年の間に体重過多以上の成人男性が...続きを読む
  • 果糖中毒―――19億人が太り過ぎの世界はどのように生まれたのか?
    ……どの食べ物でとろうがカロリーは同じ働きをする、
        と 言うわけではないのだから……
           元米国農務長官、トム・ヴィルサック

    皮下脂肪はok.内臓脂肪は悪

    p169
    空腹、報酬、ストレス。これら3つの脳の経路が高インスリン血症をもたらすと、肥満とメタボ症候群が引き起こされる。
    ...続きを読む
  • 果糖中毒―――19億人が太り過ぎの世界はどのように生まれたのか?
    カバーをとったら、黒い本だった。いいデザインだな。気に入った。

    本文中にも難しいと書いてあったが、体内のエネルギー状態の説明(4章)の部分がとても難しかった。体重を減少させる効果のあるレプチンが十分あっても、インスリンのせいでその効用が阻害されてしまう。またレプチンが十分あって(ほんとはもう十分な...続きを読む
  • 果糖中毒―――19億人が太り過ぎの世界はどのように生まれたのか?
    筆者は米国の小児内分泌障害の専門家。
    体重130キロとか150キロとかの子どもがゴロゴロ出てきて、凄まじい筈なのに感覚がマヒしてくる。食事云々だけでなく、最後はボトムアップで国を動かさねば…ってのが米国的。パンツの上にはみ出た贅肉を「マフィントップ」と呼ぶのが一番衝撃的だった。これから毎日、つまむ度...続きを読む
  • 果糖中毒―――19億人が太り過ぎの世界はどのように生まれたのか?
    普段の食生活においてQCD(栄養(健康 )・コスト・時短 )を最適化するにはどうしたらいいんだろうと思っていた。

    糖への興味だけでなく食べること全般においてインプットしておくべきことが書かれている。

    ・日常的な食事で心がけること。
    お菓子、清涼飲料水、ファストフード、精製した炭水化物、アルコール...続きを読む
  • 果糖中毒―――19億人が太り過ぎの世界はどのように生まれたのか?
    糖分の悪とそれへの対策。ポイントは食物繊維と思う。糖質制限や、原始人食などの各種ダイエット法を分析しているところも面白かった。
  • 果糖中毒―――19億人が太り過ぎの世界はどのように生まれたのか?
    今や全世界的に問題となっている肥満について、最新の研究成果を一般読者向けに解説した一冊。

    一般に肥満は食生活を含めた生活習慣の問題として片付けられることが多いが、実はその生活習慣は身体のホルモン・バランスの影響を強く受けるものであり、単純な「意志の問題」ではないと指摘する。合わせて長年その栄養価が...続きを読む
  • 果糖中毒―――19億人が太り過ぎの世界はどのように生まれたのか?
    身体は脳より賢い=エネルギー消費量は摂取量に合わせて減ってしまう
    炭水化物には、デンプンと糖分がある。デンプンはブドウ糖からできている。当分は、果糖とブドウ糖を合わせたショ糖と異性化糖がある。
    食品の質は、食べる量に影響を与える。

    インスリンが多いほど脂肪が作られる。インスリン抵抗性が高いと、イン...続きを読む
  • 果糖中毒―――19億人が太り過ぎの世界はどのように生まれたのか?
    以前、砂糖の恐ろしさを描いた「あまくない砂糖の話 THAT SUGER FILM」というドキュメンタリーを見たことがある。

    その時にすごく衝撃を受けたのがアメリカ政府と食品業界の関係

    この本にもあるけど低所得者への支給に糖類がたっぷりのジュースやインスタント食品が多いという話がある
    「安いから」...続きを読む
  • 果糖中毒―――19億人が太り過ぎの世界はどのように生まれたのか?
    たった30年で世界に肥満が蔓延した。自己責任じゃないし、運動による消費不足でもない。脂肪悪玉説は素人説、脂肪になるのは果糖。依存症をもたらし、太らせる原因には、ホルモン、脂肪細胞、ストレス、精製糖商品などがある。

    糖と脂肪でできたものは、美味しくて抗えない。でも、世の中の認識は、良いものから悪いも...続きを読む