松田珠子のレビュー一覧
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望月将悟さんの生い立ち、人柄、トレランの活動などよくわかる本。
長い距離のトレラン大会では仲間と一緒に励まし合って走ったり、声掛けしたり、決して自分さえ勝てばいい!という考えじゃない思いやりや優しさを学んでいったようだ。
地元への愛、消防士、山岳救助隊としての救助活動への責任感。他者への想いが強い方なのだとわかります。望月さんの魅力を余すところなく伝える素敵な本でした。
TJARそのもののことを知る資料としても秀逸でp91〜に詳しい。考案したのは岩瀬幹生氏。「日本アルプスを通りながら、日本海から太平洋を一気に駆け抜けたい!」という個人の願いから生まれたレースだった。
最初の参加者は考案者 -
Posted by ブクログ
静岡の山村で坂道を駆け回ったり川で素手や銛で魚を捕まえて育った少年は、強い父に憧れて山仕事を手伝い、新聞配達で団地を駆け登ることでさらに鍛えられていく。高校卒業後消防士になり、職場の上司に誘われて行った南アルプスに魅了され、国体の山岳競技を始める。
山岳レースTJARを4連覇した超人トレイルランナー望月将悟がどうやって生まれたか、本人、両親、周囲の人への取材で明かしていく本。
消防士と山岳救助隊員を兼務する望月さんが、他の選手を引き離して自分のホームグラウンドである南アルプスを駆け降りてきて、生まれ育った山村を抜けて、職場である消防署の前を通過して、熱い声援で沸く静岡の大浜海岸にゴールする、 -
Posted by ブクログ
日本海・富山湾から太平洋・駿河湾まで日本アルプスを縦断して行われる山岳レースTJARで4連覇を達成した望月将悟さんについての本。
望月さんの生い立ちや山岳レースとの出会い、TJARとの出会い、レースや山についての思いを知ることができた。
「今は装備やウェアも進化して便利なものがたくさん出ている。でもなるべくそういうものに頼りたくない。楽なほうに進んだら、自分が弱くなってしまうんじゃないかと。」
「トレイルランニングを始めたころは、『速さ』が強さだと思っていた。でも今は、『自然のなかでの強さーどんな状況でも立っていられる、生きていける強さ』を身につけたいと思っています」
「本当の強さとは、優